秋谷りんこのレビュー一覧

  • ナースの卯月に視えるもの2 絆をつなぐ

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    【収録作品】
    1 会いたい人がいる夜に
    2 手と手を取り合って
    3 人生は長いから
    4 あたらしいスタートへ
    5 未来へとつながる想い

    卯月は専門看護師になるため、パート勤務の傍ら大学院に通っている。
    病棟には、看取り期の繁森、骨折で入院している高齢の佐藤、事故で後遺症が残ったが対話もリハビリも拒否している大学生の高橋、病室で仕事をし、リハビリに励む剛力、認知症の藍川、ALSで死期が迫っている吉沢らがいる。
    一方、看護師側も、プリセプターの遠野が新人の北口の指導に悩んだり、看護師長の香坂が病気で入院したり、主任の御子柴が家庭の事情で疲弊したり。卯月の母も転倒して入院し、卯月は患者家族としての

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    2025年01月21日
  • ナースの卯月に視えるもの

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    人の最期と向き合うことに対するやるせなさはもちろんあるのだろうけど、卯月を含め看護師たちみんながそれを消化している。その潔さが、ものすごく温かい眼差しで描かれていると思った。
    やはり悲しみはそこにある。だがそれは、負けではないのだ。

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    2025年01月19日
  • ナースの卯月に視えるもの2 絆をつなぐ

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    長期療養病棟で働くナース・卯月咲笑を描いたシリーズ第二弾。卯月は死の近づいた患者が思い残している人を霊のように見ることができる。前作ではその思い残しを解決しようとするのがお節介に思えたが、本先は自然に解決していくようで、お節介感はなかった。元看護師らしく、医療の現場がリアル。卯月に新しい恋か?次作が楽しみ。

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    2025年01月19日
  • ナースの卯月に視えるもの2 絆をつなぐ

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    ネタバレ

    1冊目より、思い残しへの対応方法が変わっている。
    まあ、それは、新しくできた友人の助言があったからこそ。なのかもしれないが。

    1冊目を読んでしばらく間が空いていたので、見えるのが「思い残し」であることを忘れていて、「おばけ」かと思ってヒッ。。。と最初思った(笑)
    でも、すぐに思い出したので大丈夫。

    今回、卯月のお母さんが病気になる。
    その時、冷静な対応ができなくなる卯月。
    読みながら、「わかるよ、わかる。元気のないお母さんなんて認めたくないよね。、よしよし。。。」と、心の中で軽く傾聴しながら読んでた。
    家族の中にいる病人。という形は、家族もまた患者である。
    それをリアルに書きしめられていて

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    2024年11月11日