秋谷りんこのレビュー一覧

  • ナースの卯月に視えるもの2 絆をつなぐ

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    病院ということでやはり人が亡くなってしまうシーンは多いけれど暗さがなく、
    むしろ心が温かくなり、人のやさしさを感じる作品でした。
    いつか人には終わりがくる、そのとき自分はどうするか。
    自分だけではなく、周りの親しい人が亡くなってしまうとき自分はどうすべきなのか…決して暗い気持ちではなく前向きに考えさせてくれました。

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    2025年04月24日
  • ナースの卯月に視えるもの

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    看護師のお仕事小説

    こんなに丁寧にわかりやすく看護師の仕事が書かれている本は初めて読んだと思います

    看護師の仕事って
    大変だし、辛いし、報われないことも多い
    無力感に苛まれることもある
    それでも
    あなたがいてくれて良かった
    ありがとうございます
    そう言われることで、この仕事をやっていて良かったってそう思えるんだよなって思い起こされることが多かったです

    看護の仕事は素晴らしい

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    2025年04月05日
  • こころのカルテ 潜入心理師・月野ゆん

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    ネタバレ

    あとがきや物語にも書いていましたが、役に立たなくても生きているだけで良い。ということは今まで思ったことがなかったので別に辛いわけではなかったけど励まされました。あと、少し月野ゆんに共感するところがありました。あまり医者などの本は読んだことがなかったけど面白かったです。

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    2025年03月22日
  • こころのカルテ 潜入心理師・月野ゆん

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    私も同じような仕事しています。患者さんの面接が終わるたびにどっと疲れが出るのも、それだけエネルギー使っていると再確認しました。私も患者さんに潜入して核を取るなんてできたらいいけど、そんなことはできない。だからじっくりと話を聞いて寄り添いながら外側からできる限り近づいていくしかないかそれでもできることがあると信じてやっている。
    この作品を読んで多くの人が自分が存在していること自体が素晴らしいと気づけますように。

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    2025年03月16日
  • こころのカルテ 潜入心理師・月野ゆん

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    ネタバレ

    「役に立つとか立たないとか、そんなこと関係なく生きていればいい」

    「人の役に立つとか立たないとか関係なく、人には命の尊厳がある」

    今のわたしにとても心強い言葉だった。

    著者の秋谷さんは精神科の看護師をされていたそう。そのご経験もこの小説の説得力につながっていると思った。
    長編でもいいなぁ。もう少し長く読みたいなぁと思う!

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    2025年03月16日
  • ナースの卯月に視えるもの

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    元看護師が書いた医療系のミステリー(?)。
    死に近づいた患者が「思い残し」があると、病床の側に人が出てくるようになり、あるきっかけで見えるようになった看護師の卯月がその思い残しを解消しようと助けて行く。それが事件、事故を見つけることになる。最初のうちは、そこまで立ち入って行くのか、探偵まがいかと思ってしまう。やはり熱中し過ぎて医療ミス寸前まで行き、徐々にフェードアウトして行く。
    同性との恋愛、結婚が何度も出てくる。帯に号泣とあったが、あまり泣けない。過酷な医療現場の状況に大変さを強く感じる。
    長期療養病床で終末期医療なので死の様相が濃い。自分も辿る道と思うと、できる限り家族や医療関係者の手を煩

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    2025年03月11日
  • ナースの卯月に視えるもの2 絆をつなぐ

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    ネタバレ

    ☆4

    シリーズ第2弾

    前作から少し時間が経過し、8年目を迎えた主人公の卯月。
    看護師の仕事をパートに変えて、専門看護師の資格を取得するために大学院に通っている。

    大学院で親しくなった友人・晴菜に「思い残し」が視えることを相談したり、卯月に思いを寄せる男性(橘さん)が現れたり…とこれからが気になる展開だったので、第3弾も期待して待っていたいと思います❁⃘*.゚

    今回の表紙に卯月と一緒に猫が描かれていたので、猫ちゃんが登場するお話があるのかなぁと思っていたら…まさかの卯月が飼うことに!
    この猫のアンちゃんがとっても可愛いので、引き続き登場してもらいたいです♡


    〈印象に残った言葉〉
    *医

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    2025年02月01日
  • ナースの卯月に視えるもの2 絆をつなぐ

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    卯月さんがとても頼りがいのある看護師さんになっていた。しかし自分の家族が病気になり、色々悩んだりあたってしまったり…中々難しい。

    前回は1人で思い残しを解消しようと奮闘していたけど、今回は任せてみるということをとっていたのでそこも成長でした。

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    2025年01月22日
  • ナースの卯月に視えるもの

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    長期療養病棟に勤める看護師卯月。卯月が特殊な能力を持ってしまい、患者が気になっている「思い残し」を見ることができる。最初はその「思い残し」を解決したい気持ちに従って動くのだけれど、ナースとして毎日丁寧に仕事をしていくうちに、患者さんやその家族に丁寧に寄り添っていくことの大切さに気がついていく。そして自分の専門性をどのようにしていくかも見つけていく。看護師が成長するためにプリセプターという仕組みで少し先輩の看護師が新人看護師に寄り添って成長の見守りをするということや、看護師さんたちが何を考えたり、ミスを犯さないようにどう気をつけているかなど、現場の様子がとてもわかりやすく描かれていて、最後まで一

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    2025年01月16日
  • ナースの卯月に視えるもの

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    患者の思い残しが見えてしまうという、少し不思議な出来事を解決するために奔走してしまうナース卯月。
    体も動けない患者、それぞれが抱えている思い。日々お世話していると、それを何とかしてあげたいという優しい気持ちになるのでしょうか。
    それにしてもナースの仕事は大変だと、感謝の念を感じます。
    実体験に基づく描写がリアルで、話に入り込みやすい本でした。

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    2025年01月09日
  • ナースの卯月に視えるもの

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    ☆4

    以前タイムラインでフォロワーさんの感想をお見掛けして気になっていた作品です。

    長期療養型病棟に勤める看護師が主人公の物語。
    お仕事小説ということで、普段はなかなか知る機会の少ない医療現場の裏側を知ることが出来て、とても興味深く読ませて頂きました。
    専門用語もたくさん出てきたのですが、分かりやすく丁寧に説明してくださっているので勉強になりました!

    どのお話も良かったのですが、6章のお話がとても感動的で思わず泣いてしまいました…(っ ̫ ; ˘)
    続編も出ているとのことなので、今から読むのが楽しみです❁⃘*.゚


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    2025年01月07日
  • ナースの卯月に視えるもの2 絆をつなぐ

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    「ナースの卯月に視えるもの」の続編。
    死を意識した患者さんの「思い残し」が視える、看護師卯月の成長物語。
    前作は、思い残しを解決するという、ある種ミステリ的要素も強くあったように思うが、今回は卯月が思い残しの解決に尽力するというよりは、患者さんや仲間に寄り添っていった結果、思い残しの意味が分かってくるという、より生と死、人としての成長とかに重きが置かれているような、より深い話になっているように感じた。前作もよかったが、「病院」が舞台になっている意義を今回の方が生かせているような気がして、良かったと思う。

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    2024年12月18日
  • ナースの卯月に視えるもの2 絆をつなぐ

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    ネタバレ

     シリーズ第2弾なのだが、前作と変わってミステリ色はあまりない。また、卯月に視える「思い残し」は、患者が死を意識した時に現れるのだが、今作では必ずしも死ぬことまでを意識はしていないが、大きな不安を抱えた患者にも現れている。死にそうな人の話ばかりでは、読者が辛くなるからだろうか。
     
     しかし、幼い娘を持つ若い母親のエピソードは、涙なしには読むことができなかった。どこかで聞いたような話だと思ったら、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のアンと母親のエピソードと同じなのだ。アニメ版では確か第10話で、神回といわれるエピソードだ。そう言えば、卯月が飼うことになったネコの名前もアンだ。

     前作から2

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    2024年11月18日
  • ナースの卯月に視えるもの

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    人生で初めて20日間入院し、看護師さんにお世話になったため、読んでみようと思った。主人公には病人の想いが視え、その想いが果たされるような行動をする。
    最後は一気に読み終えた。次作も読んでみたいと思った。

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    2025年12月03日
  • 桃井ナースがお邪魔します

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    今作は訪問看護師の物語。
    看護師の仕事はとても大変だけど、それが訪問看護師となると別の苦労もありそう。
    他人の家庭に入っていき、その場で様々な判断をしなくてはいけない。私が知っている訪問看護は2人1組でされていたけど、一人で…は怖いなと思った。

    主人公の由乃は「家の怪異」が見える能力をもっている。患者さんの身体状態だけでなく、メンタルも含めて見抜けるのだからすごい。
    患者さん本人はもちろん、介護者も由乃みたいな看護師が救ってくれたらいいなと思う。

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    2025年11月17日
  • 桃井ナースがお邪魔します

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    訪問介護士ですかぁ。今度は家の怪異が見える。
    主人公自身の父親の介護に関わるところとか、母親・姉との関係性は何か参考になる、という訳ではないけど、遠くない将来に自分にも知恵として残りました。合コンの相手とのデートで何かありそうなことを匂わしてましたね。最初からシリーズ化構想?

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    2025年11月13日
  • ナースの卯月に視えるもの2 絆をつなぐ

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    シリーズ2作目

    桃ちゃんから言われた言葉、
    「大ばあばにもしものことがあっても何しないって決めたって。そんなのひどいじゃないですか。どうして助けようとしてくれないんですか!」

    延命措置はしないと本人、家族、医師で決めたことに対して、真っ直ぐな反論。どう答えたらいいのか悩む。
    でも桃ちゃんは自分で結論を出しました。自分で考える事が一番大事だなと思いました

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    2025年10月18日
  • 命の交差点 ナースの卯月に視えるもの

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    患者さんの「思い残し」たものが視える力のある看護師の卯月。長期療養型病棟で様々な患者さんを対応している。
    海外留学している息子を「思い残し」ている女性や、生まれてくる孫を「思い残し」ているパーキンソン病の女性、大空を「思い残し」ている麻痺のある男性、疎遠になった旧友を「思い残し」ている女性など、様々な患者さんと関わり、それぞれの思い残しを解き放つ。
    患者さんや病と真剣に向き合う卯月の姿が清々しくて読んでいて気持ちがいい。こんな人に看護されたいと思う。

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    2025年10月17日
  • 命の交差点 ナースの卯月に視えるもの

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    「ナースの卯月に視えるもの」3冊目。

    前巻で通っていた大学院での専門看護師になるための勉強も修了し、常勤に戻って勤務する卯月。相変わらず「思い残し」は視えるが、過剰に語られることがないのは前巻に引き続き。
    患者との交流、新人の育成、ペイハラへの対応、噂話や恋バナで盛り上がる同僚とのささやかな息抜きなどなど、看護師たちの日常が描かれる。
    いちどきに突発的なことが重なる夜勤の描写や、放置されたあげく転院してきた1か月以上も排便がなかった患者、脳を損傷し植物状態で1年以上眠り続ける患者など結構強烈な症例もあったりするが、あまり深刻ならず淡々と描かれることに救われる。
    加納さん夫婦の「タイタニック」

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    2025年10月12日
  • こころのカルテ 潜入心理師・月野ゆん

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    希死念慮のある患者の記憶の中に潜入し、死にたい気持ちの解消に努める潜入心理師たちのお話。
    「絡み」と呼ばれる死にたい気持ちの根源を解くことで、希死念慮を軽減することができる夢のような架空のお仕事だった。

    患者の死にたくなるまでの背景が分からなくても、「絡み」が非常にリアルで、どんな経験に苦しめられているのか具体的にわかってしまう。
    できれば「絡み」が解けた後の患者についても知りたかった。
    夢のような治療法にも欠陥があって、最後の方は少し恐ろしい展開があったが、こんな風に死にたい気持ちが目に見えて治療できるように実際になって欲しい。

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    2025年08月17日