秋谷りんこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
出だしから恋人が浮気して逃げるなんて不穏な雰囲気でしたが、駅で偶然出会ったもう一人の主人公とも言える乃果がごはんに連れて行き立ち直る所からスタートし、終始ほっこりしたストーリーが展開されて行きました。
どれも美味しそうで食べると元気になれそうな品々です。
食べる事は生きる事、そして美味しいごはんは人を幸せにする…そんなシンプルながら間違い無い事を思い出させます。
身体が元気なら心も元気になる筈、だからこそツライ時こそ美味しいごはんを食べて身体、そして心を労るってのが大事なんでしょうね。
確かに身体がツライ時は心も気落ちしますし、逆に心がツライ時は身体も不調になりますもんね。
そんな時 -
Posted by ブクログ
前作・「こころのカルテ」に続くシリーズ2作目
物語は前作から2年の月日が流れた所から始まります。
2年間の潜入診療中止期間に
新たな学びを得て成長した主人公
そんな主人公と一緒に組む事になった新人潜入師の
心の葛藤など
様々な形の希死念慮に立ち向かって行く医療チームの物語です。
死にたいと思う気持ちにも
追い詰められた被害者だけではなく
他者を追い詰め傷付けたが故
結果的追い詰められて死ぬ事に逃げ道を求める人の心
など
また新たな視点での診療行為が描かれています。
人の心の闇を可視化して診療して行くと言う視点が
とても興味深い作品です。
主人公の気持ちの葛藤や成長など
気付くと自分自身も気持 -
Posted by ブクログ
「希死念慮」所謂”自殺願望”、これはれっきとした精神の病
そんな精神疾患を抱えた患者を救うべく
新たに実践され始めた診療行為・潜入診療
そして疾患のある患者の心に潜り
診療行為を行う潜入師の活動と
患者達の心の中の問題との向き合い方
また潜入師自身が抱える心の闇
そんな見えない心の中を可視化して描かれた
医療ファンタジーです。
現実に毎年2万人を超える自殺者がいる日本
どのようにしていけば
自らの命を絶とうとする人を
一人でも多く救えるか
そんな儚い思いを
元・精神科看護師だった作者が
この作品に込めていると思います。
好きな一冊になりました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレいつも通り悲しい話が多かった。
藤久保さんの楓堂先生との最後のデートは読んでいて辛い。近藤先生の最後の合唱コンクールでの指揮は良かったなあと泣きそうになる。
それぞれのすれ違いから、疎遠になっていた学生時代からの親友に声をかけたら、すぐに駆けつけてきて全く昔と変わらない楽しい時間が過ごせた話を読んで、元気なうちに声をかけていたらなあと思った。会いたい人には会いたい時に会おうと思える話だった。
それと楓堂先生のいちごオレにも悲しい思い出があるとは思わなかった。
卯月と樹の中がこんな状態になっているとは思わなかったが、お互いの気持ちが確かめ合えてホッとする。