秋谷りんこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
経験を積んで成長した月野ゆんが
次は新人の綾川と希死念慮が強い患者に潜入して
心の絡みをほどいて治療していく。
今回は患者が加害者だった場合の葛藤が印象だった。
医療を受ける権利は誰にもあるけど
医療従事者だって心がある人間だから
救うべき命かで葛藤することもあるし
災害時は選択しないといけないときもある。
だから
救いたくないっていう綾川の気持ちは理解できて
読みながら各々の葛藤に心がぎゅっとなった。
医療現場に被害者も加害者もないし
貧富の差関係なく平等に
医療を提供しないといけないけど
医療従事者にも生命を前に葛藤してるって
もっと多くの人に理解してもらいたいって思った。 -
Posted by ブクログ
皮肉にも自分自身入院する事になっていたので
入院のお供に病院に持っていき
病院のベッドの上で読み始めました。
お陰で看護師さん達の状況が
リアルに感じられました。
また、この物語の舞台でもある長期療養型病棟
つい先日亡くなった母親も
最期は同じ様な病棟に居たので
またその雰囲気も手に取る様に感じられたので
尚更読み進めていて
色々な思いが気持ちに刺さって来ました。
物語ではありますが
終末期医療に携わる
看護師さんの思いやご苦労
そして死という事への対峙の仕方など
切実に感じられました。
全編、主人公の患者や同僚達への優しい眼差し
そして、仕事に対する苦悩や
大切な人への想いなど
読ん -
Posted by ブクログ
秋谷りんこさんのこのシリーズが大好きです。
今作は読みながらボロボロと涙が止まらなくなりました。
ビデオレターのエピソードは、幸い自分はそういう境遇にはないものの、なぜか自分の身に置き換えて読んでしまい、患者さんの無念の思いや家族への愛情が、自分の中に流れ込んでくるように思えました。
また、著者の実体験に基づいて書かれたエピソードにも考えさせられました。
自分の両親は幸いにも健在ですが、いつか…と思わずにはいられません。
最後に、あまりお世話にはなりたくないですが、日夜激務の中、チームで患者の安全に気を配ってくださっている医療関係者の方々には感謝しかありません。