秋谷りんこのレビュー一覧

  • 天国への道草 ナースの卯月に視えるもの

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    シリーズ、第4弾。
    『思い残し』の描写は少ないものの、卯月の仕事に対する思いは変わりませんね。

    新設されたホスピスで働き始めた卯月。
    そこは、人生最後の場所。
    もう一度恋がしたかった、旧友に会いたい、教え子たちともう一度合唱コンクールに出たい、などなど。

    同僚の様々な意見の対立もあり、迷いながらも、一歩一歩患者に寄り添う卯月。
    生きる意味を問う一冊です。

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    2025年12月07日
  • ナースの卯月に視えるもの

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    ナースの卯月咲笑にはときどき視えてしまうものがあるようだ。どうやらそれは患者の「思い残し」のようで、死を意識したいときに現れる。
    思い残しが成仏?消える?患者が思い残すことがなくなるように卯月は動いてしまう。時には危ない目にあうことも。

    さて、卯月が視えるようになったきっかけとは?

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    2025年12月06日
  • 天国への道草 ナースの卯月に視えるもの

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    新人から働いていた病棟は急性期病棟だったけど
    緩和ケアの患者もいたから
    この本を読みながら共感したこともあるし
    改めて自分の看護を振り返って
    足りてなかったと気づかされたこともあった。

    今は緩和ケアから少し離れた病棟にいるけど
    これまでの緩和ケアの経験を振り返り
    思い出すきっかけになったし
    いつかまた緩和ケアに携わりたいと思った。

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    2025年12月01日
  • 命の交差点 ナースの卯月に視えるもの

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    シリーズ、3作目。
    がんの専門家として成長した看護師・卯月 咲笑。
    患者の『思い残し』が見える彼女は、本作では、自身の検診で再検査が発覚。
    果たして、どうなるのか?

    青い空が見たいと願う患者、孫に会いたい患者、そして、結婚式の直前に交通事故に会い、意識のない彼女を待ち続ける彼。などなど

    一年ぶりに植物状態から回復した彼女に、それを見つめる婚約者やご両親の姿。
    この奇跡のシーンにウルウルです。
    本当に、こんなことが起きると良いですね。

    最後、卯月さんに異動の話が、、、
    果たして、どうなるの?

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    2025年11月23日
  • ナースの卯月に視えるもの

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    一人の女性ナースの成長譚です。
    彼女とは全く違いますが私は持病を持っています。
    その持病に囚われすぎると生活が困難になることを
    実感しているので、最終的に彼女が出した答えは
    私にとって同じ答えとして持っていてもいいかもしれない。
    と感じました。

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    2025年11月18日
  • 天国への道草 ナースの卯月に視えるもの

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    「死」を感じる小説は「生」がくっきりと浮かんでくる。

    看護師の卯月咲笑には不思議な能力がある。
    それは患者の「思い残していること」が視えること。
    思い残しを解消するために色々奔走するお仕事小説。

    第4弾の今作は新設されたホスピスに異動。
    最期の時が迫る患者のい何ができるのか、寄り沿っていく。

    1巻では少し無茶をしても患者の「思い残し」を解決よしようとしている卯月が
    自分の出来ることの範囲で解決しようとしている姿に成長を感じた。

    そして青葉総合病院はあの横浜の青葉区がモデルなのか?(青葉区の近くに住んでいるので勝手に親近感)
    これは第5弾もあるのでしょうか?
    すごく気になります。

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    2025年11月13日
  • 桃井ナースがお邪魔します

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    『ナースの卯月に視えるもの』でデビューした秋谷りんこさんの作品。
    訪問看護師2年目の桃井 由乃は、利用者さんの家にある怪異を見つける力がある。それは人の心が怪異として現れるという。

    外見からは分かりづらい利用者さんの異変に気付き、そこで、、、
    病院勤務の看護師とは、また異なる対応が求められるなど、難しい所も多いですね。

    ・心の穴を埋めるには
    ・一緒にいるために
    ・たとえ忘れてしまっても
    ・家族だけど
    ・明日へつなぐ

    家族は、必ず親の介護をしなければならないのか?
    訪問看護師としても、人としても、思い悩む日々。

    でも、少しづつ前を向いて一歩一歩進んでいくのが、大切なんですね。

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    2025年11月08日
  • ナースの卯月に視えるもの2 絆をつなぐ

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    シリーズ、第二弾。
    看護師・卯月 咲笑は、患者が死を意識した時『思い残し』が見える。

    今回は、看護師長のの背中に浮かぶ男性の姿が,,,
    果たして、彼は誰なのか?

    そして、実の母がパーキンソン病が発見され、卯月はどうする?
    そんなつもりはないのに、つい母と喧嘩してしまう。やがて、、、

    患者同士の高橋さんと剛力さんの関係も、良いですね。
    命の尊さを見つめるシリーズです◎。

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    2025年10月25日
  • 命の交差点 ナースの卯月に視えるもの

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    ネタバレ

    シリーズ3作目!
    前作で後輩だった看護師たちが、一回りも二回りも大きくなってバリバリ働いていますね!成長してる!
    主人公の卯月も成長していますが、今回は自分自身に病気の疑いがあって、自分を見つめ直す回になってます。卯月に限らず、誰でもいつでもその可能性がありますよね。その際、どうやって向き合えばよいのか?難しいです。でも、ちゃんと考えなければ!と思いました。
    卯月シリーズは医療ものによく見られる(?)スタッフ間のギクシャクした関係とかがなく、優しくてあたたかい世界というのも好きな点です。また、著者の看護に対する志や熱量が作品からひしひしと伝わってきます。普段医療現場にあまり携わらない方ほど読ん

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    2025年10月08日
  • 桃井ナースがお邪魔します

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    ネタバレ

    『問題点にはすぐに目がいく。良くない検査値、改善すべき生活習慣、不安定な人間関係、処置や手技の方法••••••できていないことはすぐに気がつく。
    だからこそ、意識して利用者さんやご家族がちゃんとできているところ、頑張っているところをしっかり見つけて、プラスのフィードバックをし、信頼関係を作っていかなければならないのだ。』

    この言葉にはっとした。

    異常の早期発見は
    助けられる命が増えるかもしれないし
    障害や後遺症を残す可能性を減らせるから
    医療知識や経験が増える程
    最悪の可能性を考えながら看護師してる。

    でもそれだけじゃ駄目だと思う。

    こんな時に看護学生の時の
    看護学概論の授業を思い出す

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    2025年10月04日
  • こころのカルテ 潜入心理師・月野ゆん

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    ちょっとした絡まりで人って死にたいと感じてしまう、それこそ生と死はいつでも隣り合わせなのかなと思ってしまった。

    潜入心理士という架空の職業のお話し。
    ほかの作品よりもSF感があった。

    希死念慮がある人の心の中に飛び込み絡まりをほぐしていく、映像化できそう。

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    2025年09月28日
  • 桃井ナースがお邪魔します

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    ネタバレ

    「ナースの卯月に視えるもの」の作者の最新作。

    元看護士の描く物語は面白いだけではなく、訪問介護について勉強にもなる。
    そしてこの物語を通して誰かに頼ることは悪くないと思えるようになった。

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    2025年09月28日
  • こころのカルテ 潜入心理師・月野ゆん

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    自身も精神科の看護師として働いていた秋谷さんの経験から生み出された医療フィクション。

    死にたいと思う希死念慮を如何にほどくのか、患者の心に潜入し、その『絡み』をほぐす潜入心理師(通称ダイバー)の月野ゆんは、自身もつらい過去を抱えていた。

    様々な患者の心の奥深くにダイブし、絡みをほどく治療を行う月野。
    その心の有り様は人それぞれ、まさに臨機応変の対応に迫られる。

    様々な障害に、ダイバーの道を諦めかける月野。しかし、思わぬ命の恩人に出会い、考え方が変わっていく。

    本当に、人の心を癒してくれるダイバーが居ると良いですね。(^o^)

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    2025年09月25日
  • ナースの卯月に視えるもの

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    患者の「思い残し」が視える看護師の卯月。

    完治が望めない長期療養型病棟なので、話の内容は自然と重い物になる。
    自分が死ぬ時も周りの人とお別れの時間を持てる病気が理想だと思う

    最後の透子さんの送迎会での挨拶にジンときた

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    2025年09月22日
  • 桃井ナースがお邪魔します

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    すごくいい本でした。
    訪問看護のことが少し知りたいと思って読み始めましたが、まさか家族との関係を改めて考えさせられる深い一冊だとは思いませんでした。
    私はこの本にこのタイミングで出会えてたことに感謝をしています。
    私自身の生き方を見つめ直すきっかけになりました。

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    2025年09月21日
  • 命の交差点 ナースの卯月に視えるもの

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    シリーズ第3弾。
    卯月さんもしっかり成長していて読み進めるのが楽しいです。
    看護師を舞台にしたお話が好きなので、
    めちゃくちゃ秋谷さんが好きになりましたꉂ

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    2025年08月23日
  • こころのカルテ 潜入心理師・月野ゆん

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    こころの中が可視化できたら
    どれだけの命を助け守れるだろうか。

    希死念慮とかって
    採血とかレントゲンみたいに
    異常を目で見れないから
    患者さんが「大丈夫です」と言ったら
    信じるしかなかったりする。

    本当は全然大丈夫じゃないのに
    助けたいのに
    本心を隠されたらどうしたらいいんだろう。

    そんな時にこの本を読んで
    いつか潜入治療が現実になったら良いのにって
    本当に必要な時だけ
    心の中を可視化できるようになったらいいのにって
    心の底から思った。

    心の病(=精神疾患)は本当に難しいなぁ。

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    2025年07月10日
  • こころのカルテ 潜入心理師・月野ゆん

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    精神疾患をかかえた人の心の「核」に潜入し、治療をおこなう潜入心理師。日本で初めて人の心に潜入した潜入師で、主人公の憧れの先輩である本城京と、精神科の看護師経験を持つ、同じく潜入師の先輩・蓮まこととともに、今日も患者の記憶のなかへと潜っていく。主人公がこの仕事を志したのには、実は理由があって──。
    「ナースの卯月に視えるもの」シリーズが、とても面白かったので、こちらも購入して読んでみました。心の核に触れること、作品の中でもリスクを考えて研究をし直す(その間は心の核に触れて治療に繋げることを一旦止めざるを得なくなる)ことになるんだけど、いつか現実世界でもこんな治療法が出来るようになったりするのかな

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    2025年07月06日
  • ナースの卯月に視えるもの

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    新川帆立さんが言われるように、とても優しい作品でした。
    主人公の卯月が真面目過ぎて、時にやり過ぎる、いや、生き急ぐようなところも見受けられ、ハラハラしながら読み進めました。
    卯月が視えるようになった思い残し、そのきっかけは衝撃的ではありましたが、もう完全に吹っ切れたと思ってもいいのでしょうか。

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    2025年07月01日
  • ナースの卯月に視えるもの2 絆をつなぐ

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    ネタバレ

    シリーズ2巻は新たな後輩達が加わり、先輩の思い残しや母の病気、今回の方が医療小説として深い印象です。
    総合病院の看護師、医療従事者となるとやはり異動や別れが多いようで、新たな後輩達が隙間を埋めてくれます。
    個人的に3章の、とある患者の座右の銘が胸に響きました。

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    2025年06月22日