佐野眞一のレビュー一覧

  • 東電OL殺人事件

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    詳しく調べてあるんだけど、なんだか著者の主観が多くてフラットな気持ちで読めないなと思った。
    昼間は東電のOL、夜は売春。
    事件の犯人もそうだけど、被害者の行動も謎の多い事件。

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    2024年04月29日
  • あんぽん 孫正義伝

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    ソフトバンク前身の日本ソフトバンク立ち上げ時、銀行から融資を拒否された際に、シャープの佐々木氏が自身の退職金額と自宅の評価額を算出した上で孫さんの融資の保証人になったエピソードは、他の優れた経営者を支援する

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    2023年09月26日
  • 東電OL殺人事件

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    被害者の生い立ちや生活ぶりが、当時からとっても興味深かった事件。
    結局真犯人は捕まっていないことを知って読んでいるので、ネパールまで調査に行った旅行記的な箇所や所々にはやや退屈。
    それにしても無罪になってよかったけど、煙が立つのはそこに火があるからだと思わせられる元被疑者の暮らし方。
    読み終わっても、どうして被害者がこんな生活をしていたのかははっきりとはわからない。
    仕方ないことだけどモヤモヤが残る。

    現場の地理が具体的だったのでGoogleマップを見てみたら、今でもアパートも隣のビルも現存していて鳥肌が立った。証言してくれた青果店もあってびっくり。
    渋谷から道玄坂経由してホテル街抜けて神泉

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    2021年07月22日
  • あんぽん 孫正義伝

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    ・父は孫正義を社会の子として扱う
    ・出自からして差別部落で育ち、
    ・あえて周りに隠さず韓国の孫の苗字で勝負し、
    ・病床の頃は3年間で3,000冊の本を読む
    ・全く一般人の手の届かない程の人生を歩んでいる
    ・孫正義は日本の国民以上に日本国民である
    ┗ 東日本大震災での脱原発・自然エネルギーに向けた動き
    ・この本で分かった事は孫正義の出自、特に家族や親族に焦点を当てて、どのような背景で孫正義という人間が生まれたか。

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    2021年03月05日
  • 東電OL殺人事件

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    真犯人が居るのではないか、今捕まっている人を助けねばという立場で書かれている。
    そのせいか、当時流れていた被害者のスキャンダラスな部分にはあまり触れていない。
    被害者の特異性もこの事件の重要な要素なのだが、そこを細かく書くと週刊誌のようにゲスな感じになるからだろう。
    書く人間がいい人と思われようとするとこうなる。

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    2020年12月27日
  • 東電OL殺人事件

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    ネパールの話や、内容は面白かった。
    けど変な言い回しだったりやたら多くてやや疲れ気味に。
    そういうところ少しだけ減らしてくれたら好きでした、個人的には。

    作者との世代が違いすぎて理解できなかっただけかもしれませんが。

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    2020年11月09日
  • 東電OL殺人事件

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    ネタバレ

    高学歴の女性が何故こんな事を?
    と疑問に思っていたが、理由がなんとなく分かった。

    桐野夏生のグロテスクを読んで興味を持った本だったが、被告人側からの取材が多く、冤罪の方が強いテーマだったので、私の望んでいる内容と少し違っていた。

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    2020年06月05日
  • 東電OL殺人事件

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    こんなひどい事件があったのか。
    結果、冤罪ですか。
    これが事実であれば、警察や検察へ不信感を抱きますね。なぜ、そこまで被告人を犯人へ仕立て上げなければならなかったのかなー。
    それと、被害者女性の行動心理が興味深い。一番気になる部分。
    この事件は真犯人の手がかりとか全く分からずじまいの事件?やはり謎ですね。

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    2020年05月16日
  • 沖縄戦いまだ終わらず

    購入済み

    日本人必読の名著

    本土によってあたかも棄民政策を受けてきたような悲惨な沖縄の歴史。それを精緻に奥深く解き明かしている名著である。日本人のみならずアメリカ人にも必読と思う名作である。

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    2020年02月28日
  • 東電OL殺人事件

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    冤罪容疑者や被害者に感情移入しまくって書かれたノンフィクション(?)。「佐野眞一が見た!東電OL殺人事件」にタイトル変えた方がいいと思った。

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    2019年04月29日
  • 枢密院議長の日記

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    ペリーが浦賀に来航した1853年に、久留米藩の漢学者の家に生まれ、司法・宮内省・枢密院議長という職歴を持つ倉富勇三郎の日記を読み解いた本。いや、読み解くにはあまりに膨大で、かいつまんだ本といったほうがただしいかもしれません。
    日記の巻数は、手帳・大学ノート・便箋・半紙などに297冊、執筆期間は大正8年から昭和19年の26年に及びます。1日の執筆量は、多いときには四百字詰め原稿用紙に50枚を超える日もあります。そのほとんどが、ミミズがはったような難解なペン字、文語体で、しかも、会話をそのまま書き写しているような内容なので、読み進むのも困難。以前、倉富氏縁の作家が解読を試みましたが、挫折したという

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    2019年02月05日
  • 唐牛伝~敗者の戦後漂流~

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    ネタバレ

    途中で挫折してしまった。この頃の時代を生きた人には恐らく生々しい記憶を蘇らせるような内容なのであろうが、今を生きる自分にとって、この頃の日本が全く別の世界のようで、思想を持つ事が流行りだった、そういう文化だった、ということなのかもしれないが、たかだか数十年でここまで文化は変わるのかと思う。日本人は変わったのか、劣化したのか。そんなことよく聞く気がするし、日本は終わったということもよく聞くが、そうだとしたら何が原因なんだろう。

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    2018年12月19日
  • 東電OL症候群(シンドローム)

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     毎晩、円山町に立つ東電OLの精神の闇について興味はあるが、殺害した犯人が冤罪であったこと、また新犯人像などには興味がない、読み物として一貫性はあるにしろ、同じことを何度も主張する意味が不明である。最大の読みどころは東電OLに共感する女性たちのインタビュー箇所かな

     以下は同事件を題材にした小説
    鳴海章『鹹湖 彼女が殺された街』(1998年、集英社)
    久間十義『ダブルフェイス』(2000年、幻冬舎)
    桐野夏生『グロテスク』(2003年:文藝春秋、2006年:文春文庫)
    真梨幸子『女ともだち』(2006年、講談社)
    折原一『追悼者』(2010年、文藝春秋)

    追記:『鹹湖 彼女が殺された街』『

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    2017年04月16日
  • 東電OL殺人事件

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    まったくもって興味本位で読んだのだが、いろいろと考えさせる良書。明らかに真犯人とは思えない人を、なぜ検察は真犯人にしようとしたのか。その辺をもっと突っ込んでほしかった。彼女についてはかなり調べ上げているようだが、なぜ娼婦になったのかについては、謎のままである。
    やや気になったのは、無理やり自分の意に沿う展開にもっていこうとする著者の独善性。全然関連性のないことでも、すべてこの事件に絡めていこうとする貪欲さは、私にはやや鼻についた。

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    2015年11月08日
  • あんぽん 孫正義伝

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    孫正義のルーツを探る。
    生臭い話があって、ただの英雄譚ではない。
    こんな人間にはなれないなと。生きてきた人生、ルーツが違いすぎる
    共感できることが少なく、嫌悪感も少しある。

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    2015年10月03日
  • 東電OL症候群(シンドローム)

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    『東電OL殺人事件』の続編。
    無罪判決から一転、有罪無期懲役を言い渡し、迷走を続ける司法。
    そんな中、作者は感想を寄せた読者に会い、話を聞いたりと被害者女性の闇に更に踏み込む。
    そうしていくうちに、社会の闇へ闇へと導かれる。

    2015.2.15

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    2015年02月15日
  • 東電OL殺人事件

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    1997年に何者かによって殺害された、東電OLの事件を追い綴ったもの。
    彼女はエリートの顔を持ちながらも、娼婦という裏の顔も持っていた。
    何が彼女をそうさせたのか。
    そして、逮捕されたネパール人は無罪となった。
    それなら、真犯人は誰なのか。
    ノンフィクションとは思えない彼女の不可解な人生か衝撃的。

    2015.2.11

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    2015年02月11日
  • 渋沢家三代

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    ネタバレ

    初代栄一の幕末の攘夷の志士から将軍・慶喜の家来、大蔵省、民間実業家、実業界の大物という波瀾の生涯。2代篤二の重圧と放蕩、3代敬三の文化人としての歩み、単なる財閥家族でなく、身内(穂積、尾高家他)から文化人を輩出した一族の歴史を教えてくれました。それにしても、栄一と運命を分けた従兄弟の喜作、そして渋沢家に流れる遊楽の血を受け継ぎ、溺れていった篤二と2人に人生の不思議さを見ました。

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    2013年08月24日
  • 沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史 上

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    沖縄の暴力団の歴史、奄美に対する差別、沖縄四天王といった財閥の成り立ち。沖縄のための各種特措。沖縄の戦後サイドストーリーのルポルタージュ。

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    2013年05月15日
  • 東電OL殺人事件

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    興味を持って読み進めたんですけれども、なんというか著者の妄想というのか、とにかく被害女性への感情移入みたいなのが甚だしくて正直レポとしてはちょっと信用に置けぬものがあるなぁ、というのが実感でした。が、まあ、興味深く読めたところも多々あって、たとえば容疑者扱いされたネパール人に対する警察の取調べの様子なんかは割りとリアルで酷いものでしたね。今は少しは改善されてるんでせうか? よく知りませんけれども可視化? みたいなのがされてるんかな? 今でもこんな感じの取調べが続けられているとしたら由々しき事態ですぞ!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    被害女性に対してはなんとなく一風変わった女性、といった印象を抱き

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    2013年03月23日