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Posted by ブクログ 2015年07月10日
著者の佐野眞一氏の作品は前作の「沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史(上)(下)」をも読んだが、この作品もノンフィクション作家である佐野氏の真骨頂の一冊である。
第1章から第5章までは戦中から戦後の詳細な調査とインタビュー等をとおして孤児たちのその後から集団自決の真実などを細かく調査し、最後の第6...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月18日
日本にとってアメリカは「宗主国」、沖縄は「植民地」、この言葉が深く頭に残る。まもなく沖縄戦が終結した6月23日を迎えることもあって読み直した。
本書を読まずとも沖縄が太平洋戦争終結後も基地問題や在日米軍による集団レイプ事件、そしてオスプレイ大学校内への墜落事故など沖縄には真の戦後が訪れていない状況を...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年09月15日
沖縄戦そして集団自決から続く沖縄の現在。戦争孤児の悲劇から援護法の欺瞞、沖縄保守本流であった翁長知事が何故辺野古移設に反対するのかまでを、個々人を浮き彫りにしながら語る。
日本人は沖縄の意思に対して意見を言えるのか?言える立場にあるのか?
野中、小渕亡き後(野中さんは生きてるか)、日本と沖縄をつなぐ...続きを読む
本土によってあたかも棄民政策を受けてきたような悲惨な沖縄の歴史。それを精緻に奥深く解き明かしている名著である。日本人のみならずアメリカ人にも必読と思う名作である。
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