浅見茉莉のレビュー一覧
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購入済み
設定もメイン二人のキャラも魅力的で、二人の会話が楽しく、その場の空気感をうまく伝えてくれて、話にすんなり入り込めます。ただ他の方も言ってるように、事件解決後のページが長過ぎて、逆に間延びしてしまった感じかあります。せっかくのストーリーの印象はどこへいった…もったいなかったです。
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ネタバレ 購入済み
予想通りの展開です
あらすじを読んだら、誰もが「実はこうなんでしょ…?」と思う通りの展開です。
便利屋のバイトしてる受が、攻の死んでしまった(?)恋人の身代わりを第三者から依頼され、攻と暮らし始めたものの、ほんとに好きになってしまい…もだもだします。
まぁ、実際のところ記憶を無くしてたのは受のほうで…記憶が戻ってハッピーエンドなんですが。
それ以外の秘密も隠されてたり、出会った頃のエピソードなんかも織り混ぜられてて、展開読めてても楽しく読めました。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ流浪の民であるロマの技芸集団の一員のマリカが偶然助けたのは、伯爵のオスカー。このオスカーは最初、どうしようもない放蕩伯爵で書かれていて、マリカでなくても幻滅しちゃいましたけど、そのあと、お互いを知る内に好意を寄せるようになっていく過程が丁寧に書かれています。
オスカー側の視点もところどころありますし、マリカの出生に絡む陰謀話も出ていて、エロシーンは少なめですが、エロシーンばかりのものよりはいいと思いました。
それにしてもマリカを誘拐したり、マリカの両親を葬ったりと、叔父さんはえげつないです。この親にしてこの子ありで、娘も最低ですけど。彼らが叩きつぶされたのはスッキリしました。
惜しいのは -
Posted by ブクログ
新人で賞を取りデビューした新人作家がプレッシャーで同じジャンルが書けなくなり、エロ路線で書くことになったが、実体験がなく想像力もわかず、体験してみることに…それのお手伝いをしたのが編集者の攻め。
う~ん、エロくて可愛いんだけど、内容だけにプレイしている感じが強いかな~好きでHよりは、仕事の延長でムラっとキて…毎回こんな感じで普通の恋人同士のHはしてるみたいだけど、書いてはないですね。
今回の当て馬は同じ編集者の女性。受けに会ってH指導する前はその女の人がいいなとも思っていた攻め。
う~ん微妙。深く考えずあっさりと読めば結構面白いと思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレこの手のお話だと、無理遣りだったとしても、最中はヒーローはヒロインに優しかったりするんですけど、最初のヴォルフラムは鬼畜です。
妹を殺した相手の婚約者であるというだけで、幸せの絶頂にいたエミーリアを掠ってきて、レイプして、その上身体は奪われたけど、無理遣りだったからと自分を納得させていたエミーリアを今度は感じさせて、心も砕く。
相手憎しは分かるけど、妹の親友だったのにここまでできる?って感じでした。
絶望するエミーリアが、ヴォルフラムの事情を知り、ヴォルフラムが垣間見せる優しさに戸惑い、だんだん愛していくのは、なんとか症候群のようなものかも・・って思いましたけど、まあ最後はハッピーエンドだ -
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Posted by ブクログ
浅見センセといえば、王道シリアス路線がぱっと頭に思い浮かぶのですが、これはほのぼのラブコメディ。楽しかったです。
ものすごく浮世離れした箱入りお坊ちゃんの英は、ごく普通の生活を送りたいと切望して、一人暮らしとアルバイトをはじめます。
選んだのはちっちゃなアパートとコンビニの仕事。慣れないことが連続のコンビニで、根気よく英に一から仕事を教えてくれたのは店長の志賀。
とにかく箱入り息子で深窓の令息だった英の無知っぷりがかわいいんです。執事までいて、家には専属シェフがいるような暮らしぶりだったので、当然家事能力はゼロ!ふつうだったら、何の疑問も抱かずどっぷり楽チンな生活に浸ってしまうところなのに、 -
Posted by ブクログ
ネタバレかなり期待して読んだのに、思っていたよりも普通で残念。
変人な大学教授と教授に振り回される教授秘書のロマンス。
単なる雇用主から公私共にパートナーになるまでを描いてるんだけど、
なんでそういう意味での「パートナー」だって受ったら気づかないんだよと
ヘンなところで鈍い受のことが歯痒かった。
天体観測できる屋根裏部屋がある家が素敵すぎる。
恋愛うんぬんに雪崩れ込む前の、洋服のセンスが悪すぎるからと
洋服の買出しに行ったり、お弁当作ったりして
甲斐甲斐しく攻のお世話をする受の様子がすごく好きだった。
攻が受に惚れたという映像……「はやぶさ」だよねえ。じんわり。 -
Posted by ブクログ
893ものですが、表題作は厳密に言えば幼なじみの悲恋がメインです。シリアスでどんより暗いので、好き嫌いは分かれそう。題材のせいもあるけど、全体的にJUNEっぽいですね。
893、陵辱、刺青、復讐。
そういうの、苦手な人には不向きですが、久々にベタな893もの読んで、正統派意識を自分の中に感じてしまいました。陳腐でも何でも、分かっていても萌えツボにはまるんです。
「知身雨」はショコラWEBに掲載されたもので、表題作より新しい作なのですが、時系列としては「誓約の傷」の前の物語になっています。
高校生の鬱屈した復讐心と、痛々しい恋心がメインで、極道の家に育ちながら、攻受ともに極道嫌悪の立場です。