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Posted by ブクログ
893ものですが、表題作は厳密に言えば幼なじみの悲恋がメインです。シリアスでどんより暗いので、好き嫌いは分かれそう。題材のせいもあるけど、全体的にJUNEっぽいですね。
893、陵辱、刺青、復讐。
そういうの、苦手な人には不向きですが、久々にベタな893もの読んで、正統派意識を自分の中に感じてしまいました。陳腐でも何でも、分かっていても萌えツボにはまるんです。
「知身雨」はショコラWEBに掲載されたもので、表題作より新しい作なのですが、時系列としては「誓約の傷」の前の物語になっています。
高校生の鬱屈した復讐心と、痛々しい恋心がメインで、極道の家に育ちながら、攻受ともに極道嫌悪の立場です。
攻以外に陵辱される受に拒絶反応ある人には不向き。愛があればまだしも、ただの独占欲としか受取れないので。
でも、ここに愛情が感じられたらそれはそれでもっと残酷な展開になったと思うので、却下ですよね…
「誓約の傷」は、年月が経ち大人になった二人が本意ではない立場で再会するところから始まります。
耿輔は組長の妾腹で、跡目を継ぐことになるのですが、仕方なく受け入れたというのがよくわかります。すごく普通の男。893ぽいところは皆無。
いい男なのですが、そのせいで極道ものの迫力に欠けるんです。まあ、急に凶暴な男に豹変してもイヤだけど。
逆に「守りたい相手」だった蓮の方が根性座ってる。
刺青の話はツボでした。吉祥天女、よかったです。自分の感情を押し殺して、それでも一途に想っているのが垣間見えて、健気です。
封入ペーパーは、その刺青に関するエピ。蓮の深い想いをかみしめている、耿輔です。
組長としてひとまわり大きく成長した耿輔の姿も見てみたいですね。まだまだ、過渡期という感じがするので。
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