浅見茉莉のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ面白く、すらすら読めて、しかも読後感も良いお話です。
特に、ヒロインの性格がとても良く、好感が持てます。
ヒロインのジョアンナはイギリスの男爵令嬢でありながら、母親を失い不遇に育ちました。新天地を求めて、海を渡った砂漠の王国の幼い王女の教育係としての仕事を得て、故国を離れます。
そこでめぐり逢った国王のスワダーオは彼女が仕えることになる王女の兄でもありました。
初対面の彼女に王は「側室になれ」とからかいの言葉とも取れないセリフを投げてきて―。
表面的には国を閉ざし諸外国との交流を絶っているかのように見えるスワダーオですが、実はその裏には彼なりの深い読みと計画があります。
若いながらも果断に富み知略に長けたスワダーオはまさに、魅力的な男性といえるでしょう。また、彼に次第に惹かれつつも、王の真意を測りかねて翻弄されるジョアンナの心の揺れもよく描かれています。
ジョアンナのいつも前向きで勇気と優しさ、何より誠実さを失わない人柄もまたとても魅力的で、実は私がこの物語りでいちばん魅力を感じたところでもありました。
ただスワダーオの心理についてはやや読んでいて伝わりにくい部分がありました。ただ、その伝わってこないところが彼の「謎めいたキャラ」なのかもしれません。
また、挿絵イラストがとても美しく、書店で手に取ったて購入を決めた大きな理由だと思います。中の挿絵もどれも惹かれましたが、私的には好みでない絵柄も幾つかありました。
ただ、これはあくまでも自分の好みです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ内容(「BOOK」データベースより)
美大でヌードモデルをしながらその日暮らしをする真柴遼は、大学の先輩・棚倉の陰謀でスランプ中の人気彫刻家・影森瞳のもとへ潜入取材をすることに。謎が多く黒い噂の絶えない瞳に怯える遼だが、実際の瞳は美少年と見まごうほどの綺麗な顔立ち。安心したのも束の間、制作中の瞳は没頭するが故に超サディストに変貌して…!?オカン系ヌードモデル×引きこもり彫刻家、制作もシモのお世話もどんと来いな押しかけ同居ラブ!
才能に秀でている、ちょっとコミュ障気味だったりひきこもり系だったりする人と、それをものともせず踏み込んでいく人とのお話は、かなり好き。なので、これも相当楽しんだ。
ただ、Hについては、特殊な趣味に萌ないので、もっと普通でかまわないんだけど。
挿絵については、悪くはないけれど、好みの絵柄ではないので、少し残念。
あとがき後のイラストの目の付け所が良かった。賢い子は絶対王者ですね。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ攻め:実業家・仙堂
受け:オーナーシェフ・透也
ある理由から山奥のそのまた奥でひっそりとアルコールを使わない料理を出すレストランを営む透也。
ある日、一度あったらどうしようもなく気になる存在になってしまった仙堂が食べに来て。美味しいと褒められるのが嬉しかった。そして出張を受け入れたその日、仙堂から誘われてベッドを共にすることに。
仙堂とのエッチはすこぶるよく、そのまま朝まで寝入ってしまう。本来なら朝まで寝てしまうようなのは猫系の透也にとっては招待がばれるかもしれないので危うくて。
透也が受けなんだけど能動的なのがいいです。
一旦離れるも、やっぱり欲しいとなって欲しがる透也は全部自分の意志でことに及ぶ。
猫系なのでひっそりと生きることを望むのかと思いきや、全く暗くならずに相手を欲し自分で自ら行動する。
そこが、すごくいいです。
「つがいになる、離さない」という意志の強さは良いと思います。
声は仙堂を安元氏、透也を立花さんでCD化希望です。 -
Posted by ブクログ
カップリングがツボの年下攻めでした。カメラマンの卵×ツンデレドクターw
そうとは見せない、年の差cpというのは好物です。
そしてまた、みずかねりょうセンセのイラストが美麗でぴったりで、ものすごくストーリーの格上げになっています。
前半は青磁と天根の出会いから交際に至るまでが中心。眼科医の天根は元カレを断ち切るために引越しした先で隣人の青磁と出会います。
その青磁に元カレとの修羅場から救われて、その成り行きで“恋人同士”という設定で付き合うことに。
天根は見た目を裏切る?びっちなところもあったりして魅力的です。年相応にしっかりしたところもあります。
なので、好みのタイプの青磁とそういう関係になっても、ノーマルな年下男に真剣にはならない!と自戒してクールにふるまっていたりします。
一方の青磁は男っぽくて元カレから天根を護ろうとする気概もあって、カッコいい攻です。ザ・年下攻めというかんじ。
年齢知ってビックリしたのは天根だけではありませんでした…!
二人の関係はやがてかけがえのないものとなっていくのですが。
後半は青磁が天根に告げていなかった秘密が、最悪の展開へとなってしまってちょっとうるっとしてしまいました。
だからこその青磁の態度だったのかなと思い返せばいろいろ思い当たるフシが。
青磁の兄ちゃんがなんともイラッとさせるのですが、天根の尽力でその気持ちが変わっていくところは青磁への想いの深さをひしひしと感じさせられました。
とても青磁を大事に想っているがゆえにあえて身を引こうと考える、とても健気な天根。
でも、意外に心の広い青磁の父親と兄でよかった…安堵です。
どんよりするかと思ったら、とてもポジティブで後味の良いストーリーで満足しました!
書き下ろしペーパーは、元気になった青磁とラブラブ半同棲生活している天根が、彼の部屋で壁に飾られていたパネルを見て不思議に思う話。
モノクロで砂丘みたいな写真なのですが…
大爆笑。アホらしくてやってられませんwww -
Posted by ブクログ
学生時代から起業している、有能でとてもツンな女王様受と、そんな彼の才能と魅力に身も心も奪われて、一生ついていこうと決意している、こちらもデキる男の攻。
でも、二人は恋人関係というわけじゃなく。
仕事が間にあることにより、ちょっとビターで、でも実はメロメロな二人の関係に、( ̄ー ̄)ニヤリとさせられました。
著者の「SIDE BY SIDE 」も、セフレっぽい関係だと思いきや、実は必死な愛が存在していたのが超ツボのアダルトラブでしたが、この話もその流れと類似しています。「SIDE BY SIDE 」が面白かったならば、この話もツボにヒットするかと思います。
12年に及ぶパートナーである由利と高瀬。しかし、あくまでも仕事とSEXのみの関係です。高瀬は美人で相手に不自由したことなく、目的のためならば寝るのも厭わないような性格。そんなセックスフレンドと同等になりたくない由利は、仕事のパートナーという立ち位置に徹しようとします。ところが、一流企業に就職が決まっていた由利は、高瀬から自分の会社へ強引に引っ張られることに。
困惑しながらも、高瀬から「欲しい」と言われたことで、由利は彼の側から離れまいと執着にも似た決意をするのです。
そんなわけで由利は女王様な高瀬に対してとても忠実で、仕事も精力的にこなし、非の打ち所がない男です。料理もすれば、高瀬を風呂に入れて髪や爪のお手入れまでしてあげちゃう尽くしっぷりなのです。
かといって、女々しかったりヘタレているわけじゃなく、あくまでもはっきり男らしいところがいいんです。
公私ともどもベッタリな二人。なのに微妙なんですよね。相手を独り占めしたいと思っているのか、いないのか?嫉妬してるくせに遠慮しているのか意地を張っているのか?面白かったです。
由利がまっとうすぎて、ちょっと鈍感なのかも…そこがいいんですけどね。ずっと唯一無二の存在になることを目指していた由利ですが、突然新会社の社長に任命されたことで、高瀬から切られたと思い込んでしまうあたり、思い込みから暴走するタイプです。
高瀬が女王様すぎて、わかりにくいってのもあるんですけどね。
ただ、Hの相性度はバツグンのようです。ベッドでは対等な力関係で、わかりやすいくらい二人のラブがダダ漏れなんです。ごちそうさまなかんじ。
いかにも♂×♂らしい30過ぎのアダルトな二人が、デレるとすっごくかわいくて、萌えました。
甘い言葉は一切なかったけど、互いに相手へ全てを捧げているのがわかるんです。二人の間にある強い絆がうらやましいほどの気持ちにさせられました。
続編か、皆川のスピンオフが読みたいです。 -
Posted by ブクログ
雑誌掲載時にも感想書きましたが、書下ろしもついていたので購入して再読しました。
脅迫されて体を奪われて、という好物な王道モノです。
年下攻。塾講師の誠は10も年下の18才の甥に秘密を暴かれ、無理矢理体まで奪われてしまいます。甥と言っても血の繋がりはないので禁忌感は薄く、どちらかと言うとそんな若造にいいように体を弄ばれてしまう誠の心の揺れやオトナの男としての矜持がどうなるのか見極めたくなるストーリーです。
年下の海渡の方がガタイがよくてリードするだけのテクもあって、そんな相手に喘がされて快楽を感じてしまい、誠は屈辱感を味わいます。でも、体から始まった関係なのに誠はだんだん海渡に情を感じてしまうようになるのです…
海渡の強気で傲慢な態度とか、Sな言葉責めに煽られます。憎んでるんじゃなくて愛しているというのが丸わかりなところがかわいい。
やっぱり18らしく幼いところや甘えん坊なところも見えてくすぐられます。
全体的にくせがなくて、二人の心情の移り変わりも納得して読み進められます。
書き下ろしは誠の昔の男が登場。追いかけてきた高校生も絡んでハラハラさせる展開です。当然、海渡の嫉妬と怒りもハンパなく誠はお仕置きを受けるハメに!剃毛萌え。エロかった…
小山田あみセンセの大胆なエロさ炸裂のイラストにも萌え。キスのイラストが何度見てもいいです。