渡瀬悠宇のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
皇帝となったリムドは、国のみんなのために
平和で幸せな国になるよう奔走する日々の中、突如攻め入る倶東軍。
敵も味方もできる限り傷つくことなく収束されようとするリムド。
そこに恐れていた玄武の永久凍土の浸食が始まり、
それを止め人々を守るため、多喜子は玄武召喚の決意を。
愛する人を大切に想いながらも、ただ一人の愛する人だけでなく
みんなの命を平等に守りたいと強い信念の多喜子とリムドが
切ないけどほんとうにステキな物語だった。
朱雀編よりキャラクターは少し薄いけれど、
物語はより深みと重みを増し凛とした愛に包まれたお話で
よりふしぎ遊戯の世界が大好きに。
互いに只一人の相手に捧げた愛とその -
Posted by ブクログ
身も心もボロボロ状態の七星士たちを
森の中の隠れ家ような村に導いてくれたフィルカ。
太一君が休んでいったとの伝説のある"ナサルの森"。
その時の太一君の神力が働いて招かざる者を拒む聖地。
ソルエンの死を悲しみ自分を責めるリムドのために
フィルカに頼んで、お葬式にあたる儀式
"星還り"の儀式をしてくれるナサルの森の人たち。
灯が星のように集う森と清らかな水の景色が
神々しさとともに想いを昇華する。
もう1度会いたいと思うことと、生き返らせてと願うことは
違うのではないかと気づく多喜子。命はもっと尊く重い。
やっと前に向かおうとしたリムドの前に現れ