渡瀬悠宇のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
なぜか?の画像が無い。(?〜?を読んだ時点での感想)
昔、読んでいた無印の『ふしぎ遊戯』への愛が突如として再燃して(10年ぶりくらいに)、新作の「玄武開伝」にまで手を出してしまいました。
こんなにいかにもな少女まんがを読むのは久しぶりです。
長らく眠っていた少女まんが脳を呼び起こすのに時間がかかりました…
でも、やっぱり面白いです。
前作でもそうでしたが、沢山の登場人物と広い大陸を舞台にしているので、ファンタジーというよりは大河ドラマのようなノリで楽しめます。
あと、渡良瀬さんの書くおなごは何かを選び取る強さを持っているので、ピンチでヒーローに助けられていたとしても受け身な感じがしなくて -
Posted by ブクログ
大正12年。17歳の女学生・奥田多喜子は、母の結核療養のため東京から母の実家の岩手県盛岡市に越してきていた。好奇の目で見る地元の人々にも負けない快活な彼女であるが、仕事ひとすじの小説家の父・永之介を嫌っている。そんな父がある日、中国から持ち帰ったのが後々まで引き継がれる「四神天地書」。
余命いくばくもない母をかえりみず、翻訳を進める父に嫌気がさす多喜子。しかし看病の甲斐もなく母はそれから間もなく亡くなってしまう。悲しむ多喜子は父の友人であり、幼いころから慕っていた大杉高雄に思いを打ち明けるが、すでに妻子持ちの彼には受け入れてもらえなかった。そして、父には「お前が息子だったら…もっとお前とも…