櫻狩り 中

渡瀬悠宇

櫻子（さくらこ）の策略に嵌り、蒼磨（そうま）の懊悩に踏み入ってしまった正崇（まさたか）。無条件の信頼を自分に寄せていた正崇に特別な情愛を抱き始めていた蒼磨は、正崇の激しい拒絶に遭い、遂に彼を蹂躙してしまう。蒼磨の元から、そして斎木家からもなんとか逃げようとする正崇だが、境遇が、そして運命がそれを許さず――！？

• カテゴリ: BL
• ジャンル: BLマンガ
• 出版社: 小学館
• 掲載誌・レーベル: 月刊ｆｌｏｗｅｒｓ
• 電子版発売日: 2013年05月28日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 55MB

[真名兎 · ★★★★★]

底知れぬ渦中に吸い込まれていく

初めて触れた温かさを繋ぎ止めようとするあまり、身体を蹂躙する心が切なく痛い。
その想いを受け止めるには若過ぎる主人公の苦悩も辛い。
どんな結末が待っているのか、次巻が恋しくもあり怖くもある。

[ブクログ · ★★★★★]

もう★5個じゃ足りない！
突っ切っちゃう勢いで最高に面白い!!
あまりにも愛憎劇すぎて胃が痛くなったりするんだけど、さすが渡瀬さんが長年温めてきただけあるなぁと思える作品でした。
脳内では蒼磨は櫻井です。
いつかCD化してくれるのをずっとずっと待ってます＾＾
ほんと蒼磨になら弄ばれてもいい^q^

[ブクログ · ★★★★★]

上にまして内容が重くなった。正に愛憎劇。思うがゆえに傷つけてしまう。近づきたいのに、遠ざかっていくかれを必死に繋ぎ止める。自分が相手に恨まれようとも。
相変わらずのクオリティーの高さ。下は来年の春発売らしいがとても待てない。

[ブクログ · ★★★★★]

反動なのでしょうかね。
怖いほどの執着。
どっちも可哀想。

下巻は来春とのこと。
読みたいけど読みたくない。
でも待ってます。

[ブクログ · ★★★★☆]

一高入学を目指して、志高く上京した田神正崇が奇しくも出遭ったのは、謎めいた美青年、侯爵家の御曹司・斎木蒼磨だった。
しかし、正崇が美しい櫻の咲く洋館に足を踏み入れたその瞬間から、運命は愛憎に引き裂かれ始める...。

[ブクログ · ★★★★☆]

友人宅にて。

切ない。
ただそれに尽きると思う。

想うほどに遠ざかって、
大切にしたいのに傷付けてる。

[ブクログ · ★★★★☆]

上巻を読んだ時にすごく興奮した

渡瀬悠宇が今までの作風と全く違うものを描いてる
それが全くの愛や憎悪、劣情や嫉妬など様々　

作品に合わせて絵柄を変えることができるのは
力量の違いだと思った

しかし本当に絵が上手い

[ブクログ · ★★★★☆]

　愛憎大好き。なのですが、んー。ミラージュをＢＬ愛憎作品の神と思い、残酷な神に同性愛の深淵を見た私にとっては、どこかパンチに欠けるというか…途中、先が見えてしまいました。
　そして、そーまと櫻子が時代背景に合っていない容姿を持つことがプラスに思えなかったり…。純・和の美少年＆美少女でよかったのにー。完全に私の好みだけど。笑
　まさたかのお兄さんのくだりが一番グっときました。そーまの愛はなんか…くどい。どうも切なさとか遣り切れなさが足りない気がするのは…なんでだろう。
　でもやはり美しい絵には惹かれるし、話としては好きな部類。下巻、どう終わるのか期待。

[匿名 · ★★★☆☆]

第1巻が無料で手に入ったので読みました。
あ、BL…と気付いたけど、飲み込まれるように貪り読んで2巻まできました。
東洋とも西洋とも男とも女とも言えない魔性の美貌の坊ちゃんが、
貧しい家の出で、それなりの苦悩を抱えながらも真っ白で清廉な書生に恋する。
暴力的な愛情表現にドン引きしながらも、ストーリーがしっかりしてるので読ませる。見事にしてやられた。
ただ、ほとんどの登場人物に狂気みたいなのがあって、続きを読むのが怖い。
一旦お休みして、爽やかーなラブストーリーが読みたいw

[ブクログ · ★★★☆☆]

なんというテンプレ!!だがそれが良い。読んだことない方に、少しだけ御説明すると
舞台は戦争の影がちらついてる大正時代。
攻→混血のぼっちゃん。美形　受→そこの書生　
しかし、やはり普通のBL漫画家さんのレベルをはるかに超えるクオリティの物を描いてます。流石です。
近代日本と美人攻と愛憎という言葉に弱いマチコは、ホイホイついていきましたよ。正解でした…(　´∀｀)bｸﾞｯ!
１年に１冊のペースなので来年に完結ですが、これを機にBL界に転身…！はしないで頂きたい。ええ。少年マンガは描いても、あさぎり夕さんのようにBLには行かないでぇぇぇぇぇ!!