【感想・ネタバレ】櫻狩り 上のレビュー

あらすじ

其れは、大正九年。僕が、数えで十七の春だった。
僕を殺して呉れないか
時は大正九年。一高入学を目指して志高く上京した田神正崇(たがみまさたか)が奇しくも出逢ったのは、謎めいた美青年、俟爵家の御曹司・斎木蒼磨(さいきそうま)だった。その時から、正崇の運命が狂おしく迸りはじめる――!!愛憎入り乱れる、美しくも悲痛な大正浪漫幻想譚!!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

時代は大正。人の業や欲が絡まり渦巻くドロドロ耽美な物語。
人を狂わせる程の美しさって不幸だなあ、、はじめは蒼磨のことただの鬼畜な男だと思っていたけれど、、少年時代の彼が不憫すぎる、、
そして健やかに見える正崇も実は暗い過去があり、ずっと心に影を抱えていた。

最後の最後まで新たな真実、怒涛の展開。
2人はどうなるのか?結婚は?そもそも生きてる???と色々気になる終わり方だし、必ずしも“ハッピーエンド”というかたちではないけれど、少なくとも2人の心が救われたことは、本当に良かった。
特に最後の2人が抱き合うシーンは結構長く描かれているけれど、いやらしいという印象より、傷付いた魂が癒されていく様を見てるようで泣ける。
今まで色々なことがあったけれど、まさかこんな2人が見られるとは、、

全体的に重くて闇深い。なかなか濃厚かつ過激なシーンもあるけれど、どんどん引き込まれて、読み進めずにはいられない。一気読みしたし、読み返す度に、またそれぞれの心情が見えてきて構想10余年、というのも納得の緻密さ。

余談だけどこれ「ふしぎ遊戯」描いた人と同じと知って驚き!幅が広い、すごいです、、

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2020年11月26日

購入済み

こりゃぁ凄い作品だぁ❗️

BLじゃないね❗️
学ぶ事がいっぱいある作品でした。

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2019年11月01日

Posted by ブクログ

とにかく大好きです・・・!
切なくて、何度も泣きました。
歪んだ愛だとか、シリアスだとか好きな方にオススメ。

1
2010年01月17日

Posted by ブクログ

「BL」というカテゴリに入れましたが・・・これは「BL」というより「耽美」だと思います。登場人物たちの今後が気になりまくりです。渡瀬先生素晴らしい!!

1
2009年10月04日

購入済み

考えさせられる…

クーポン対象作品でなければ、出会えない種類の作品でした。他のレビューにあるように、あとがきが凄かった✨本編は、耽美的で謎も多く、一気読みしましたが、是非3巻まで読んで欲しい!人間の尊厳とは?ラストは救済か否か?いろいろ切ないです。

#切ない #深い #ダーク

0
2025年06月01日

匿名

ネタバレ 無料版購入済み

渡瀬悠宇さんて、こうゆうのも書いてはったのね!ふしぎ遊戯大好きです。
この作品、ストーリーが重い分、ワクワク。。昼ドラマを思い出す、、

0
2025年04月20日

ネタバレ 無料版購入済み

すごい内容。ずっとドキドキした。
確かに皆を惹きつけるお顔だけど、わかってて行為を写真に撮らせてるのもすごい。
男も女もってのもすごい。

#怖い

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2025年04月10日

購入済み

綺麗

絵が綺麗だなと思って試し読みしたら、見事にはまってしまいました!渡瀬悠宇先生だと途中で気付き、後書きもしっかり書いてあって、感激しました。映画を観てるような満足感があります。続きが気になります!

#切ない #深い #ドロドロ

0
2022年08月31日

購入済み

小説と漫画の境界を超えて

上巻を読むだけで丸1時間以上没頭。
漫画でありながら、一つ一つが私個人の想像の世界に広く深く染み入って来るので、小説を読んでいるかのような錯覚さえ感じた。
多くの謎が散りばめられ、かつ激変への一冊目。
これはかなりの力作に出会ったと心が震える。

0
2020年08月13日

購入済み

BLにおさまるべきではない

ただの「BL」だの「大正浪漫」だので済ませられない傑作でした。
ジャンル分けしなくてはならない時、致し方なく「BL」枠にならざるを得ないですが、人と人が向き合うこと、生きることを描かれたこんな良作はありません。(BLジャンルを軽んじているわけではありませんが、どうしても「BL」一言ではエンターテイメント傾向が強い為)
大正の時代設定ですが、人が難しく、色んなことのぼたんの掛け違いの積み重なりで表面からは分からないほど拗れることは、現代でも全く同様にある。
登場人物達は、大正にどこかで生きていたであろうと思うし、少し環境は違っても同様のことが現代で起こってても不思議じゃない、と思うほど生々しくそこにいました。
読んでいる間は苦しく、「感動」ではとても言い尽くせないものがあります。後からじわじわと生きることへの執着を感じ、悔し涙みたいなのが湧いてきてしまいます。
素敵な作品でした。

0
2018年07月01日

Posted by ブクログ

男同士の同性愛は漫画で読むのはそんなに好きではないけれど
この漫画のはそれが「必要不可欠」な要素に感じられる

愛の行く末は全部悲劇になってしまうそんな感じが
男同士だからこそで感じられる

この先もこのまま悲劇のままなのかなにか希望が見いだせるのか

最終巻まで全て読んで。
あとがきでも描かれてあったけど、この時代、男性同士がそんなに
珍しい(という描き方でいいのかわからないけど)ことでもなく
男尊女卑の時代だからこそ、といういろんな時代背景まで考えられて作られたんだと。

男同士だからこそ、受け入れがたかった。
だけど、男同士でなければここまでわかり合えなかったのかもしれない。

複雑な家族関係や時代、そして感情。
無理なく、自然に泣いた。

BLが無理な方でも読めるかも(嫌悪感がある方には無理かな?)
BLはそんなに好んで読む方ではないけれど、この作品は大好き。

0
2010年11月10日

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まさかの「ふしぎ遊戯」作者がボーイズラブ…!!??
手に取るきっかけだった。

いざ読み始めると、今まで読んだ中でも特に丁寧な描写が目をひいた。
進めていくうちに、ああこれはボーイズラブではないなと思った。
たまたま男に想いが芽生えただけの人間ドラマだと感じた。

0
2010年05月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

僕を殺して呉れないか________


目新しい設定でもないのですが、物語のキャラ達が本当に
自分自身の意思を持ち、迷い悔やみ絶望し、翻弄されながらも
必死に生きているという気がとてもする。
最後は手放しのハッピーエンドでもなく、バッドエンドでもなく、
お互いの人生の中で、道が交わり出逢い、関係を紡ぎ心に遺した
まま、また互いに違う道を歩むというのも確固とした意思を持つ
キャラクターだからこそだと思う。
続編・解説本を切実に希望。

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2011年06月05日

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不思議遊戯時代からこの人知っていたけれど、こういう話も描けるとは驚き。
ボーイズラブというより耽美的な感じ。
和服と主従ものと、時代ものが好きな自分からしたら堪らない作品。また作画がとても綺麗、細かい。

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2009年11月07日

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一言で言ってしまえば同性愛です。
でもそんなもんじゃない。その一言で切って捨てちゃいけない。
そっち系苦手な人はダメだと思いますが、人間の想いとか…そういう内面を描いてる作品だと思います。
『人形』だった蒼磨さんの心情の変化がすごくよくわかる。
話が進むにつれて明らかに表情が増えてるし。
1巻の最後は、あの二人はどこで間違っちゃったんだろう、って切なくなります。
幸せになってもらいたいです。

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

装丁がそれらしい雰囲気を出しているのに、少女マンガ家さんが作者とのことでずっと敬遠していたのですが、食わず嫌いよくないですね。
緻密な世界観にさすが大御所と思いました。
これを読むと何故か森茉莉の「恋人たちの森」が読みたくなる。

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2009年10月04日

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早く続きが読みたいっ・・・!
物凄い好みの本です。大正浪漫が好きな人は是非。
でもホモとかエロ系が駄目な人には厳しいです。
渡瀬先生曰く、15歳以上の読者さん推奨だそうです。

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2009年10月04日

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雑誌掲載決まった時からずっと単行本化を待ちわびていた作品。そんな感じなんだろうなぁ、とはなんとなく思っていたけど想像以上に激しくてびっくり。けどただのBL作品ではなく、この時代設定と渡瀬先生のお上手な絵でとても耽美な夢の中にいるみたいな感じの作品でした。もともとこんな作品も個人的には描かれていたのだろうとは思いますが長年のファンとしてみてはかなりの新境地のように思えます。下が早く読みたい。

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2009年10月04日

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やっぱりこの人の世界観やお話が好きなんだなぁ・・・と再認識。
でも、ハードカバーは重いよ・・・ううっもうちょっと軽ければなぁ・・・

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

ハードカバーの漫画。表紙カバー捲っても綺麗です。
予想以上の内容の濃さに驚きつつも、期待を裏切らない面白さでした。登場キャラたちの感情の変化のやりとりとか……どれも印象的。帯の台詞や「愛憎劇」という時点でアレな感じなので、先を知るのが少し怖い感じもしますが(笑)……BL苦手な人はご注意あれ。

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2009年10月04日

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待ちわびた!!! さっそくゲットですぜ。いやー渡瀬 悠宇って子供の頃、思春期未満を読んで以来(禁書扱いだったなー)だったんですが、凛花ではまりにはまりまして。いいよ、これ。もっと狙ってもっとやってくれって思う。次は下巻かー。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

『凛花』創刊号から眼をつけ、単行本が出るのをほんっとうに楽しみに待っていました。
最後、フンフンフンー♪なシーンで終わってますが、これからどうなるんでしょうか(笑)。渡瀬さんの耽美系作品と言うこともあり、期待も大きいです。
ハードカバーで重さも大きさもバッチリ、カバーを取れば学校図書にしても良いくらいの、凝った装丁が素敵です。
【2010.6.10追記】下巻まで購入済み。大変感動しました。番外編が出ることを切実に祈っております。

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2010年06月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

すご、ハードカバー上中下だよ。その重量感に見合う重い内容である。少女漫画界で確たる地位をお持ちの渡瀬センセなので、BLと言うても精神的だけのもんやろと侮っていたら…。

下世話な言い方かもだけど、こういう性的虐待を受けてきた美青年が、自ら人を愛し性行為に及ぶのはなんだか「尊い」と感じる。

愛憎、救いと赦し、結末は…死には死をもって、ということか。

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2014年08月11日

Posted by ブクログ

どう昇華させればよいのか悩む作品。
『セレス』あたりから描かれる『愛』が凄すぎて、ここにきてさらに…何処へ…といった感じです。
正直、描かれていているのが『愛』なのかも不明なのですが…(汗)

三島由紀夫?的な耽美さや純文学的な要素を感じつつも、どこかに違和感がある…そんな感じです。
ストーリー展開や描写力以外に「読ませる力」が半端なくある作品です。

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2013年11月26日

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最初淡くて、期待させて落とし、中盤どろどろ、後半は激しく、最後は切ない。好み分かれるかなと★よっつ。

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2011年05月09日

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BLという言葉ではくくれない、人間と人間の心の成長の物語。全3巻、全てを読んだ後、あとがきで泣きました。ぜひ、あとがきを読んでください。たぶんそれが、一番大事なこと。

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2011年02月06日

Posted by ブクログ

表紙の美しさとふしぎ遊戯でハマってた渡瀬さんの漫画…ということで購入。下巻まで読完。
凄まじかったです。
BLというより、男・女では描けない深いドラマ。

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2010年05月04日

Posted by ブクログ

なんていうか、凄いんだけど、どことなく私が今まで読んできたBLの設定とかの良い部分が総結集された印象を受けた。
あーこの設定はあの作品で、この設定はあの作品だーみたいな。

それでも、漫画でここまで読ませてしまうのは圧倒的な技量のお陰かと。面白かった。

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2010年12月26日

Posted by ブクログ

渡瀬さんの作品はこれが初です。しかも借物…
画が好みではないので今まで読んだことがなかったのですが、面白いですね。
レーベルは少女コミックなんですが中身はBL。
心情的ではなく画で思いっきりBL。なのでカテゴライズはなしで。
BLというより耽美が合ってますね、確実に。

大正時代?時代劇モノも好きではないけど、思わず自分で買ってしまおうか考え中。
痛い愛ってのが好きならオススメですね。

最初は反抗していても惹かれてゆき、最後は堕ちる。
体だけの関係が、そのうち心まで~~~~
予想はさておき早く中、下が読みたいですね。

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2009年10月25日

Posted by ブクログ

(ili゚Д゚)
↑みたいな感想しか出てこない漫画です。

お話の方は、大河ロマン(?)。
話の内容は、どろっどろ!の人間関係が大変面白いです。
オチが気になってしょうがない。

ジャンルとしては、BLに分類される作品なんですが、あれはBLじゃないです…個人的に。
BLって少女漫画を男同士に置き換えたみたいな、何といかシチュエーション萌えとか恋愛模様のドキドキ感が醍醐味として必要ですよね?
あれにBL萌えは一切無いわ(ノ∀`)
あとがきで渡瀬先生本人が言ってるとおりな感じ。
主人公ふたりの関係に萌えはある。でも違う。
戦う!セバスチャンとか、BLぽいネタのギャグ漫画なら沢山あるけど(GLはギャグにならないのに、BLってギャグになる。不思議)、またそれとも違う…。

作品紹介が書きにくいー('A`)


果たして結末はどうなっちゃうんでしょうね…。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

BLっぽいな、と思って「でも渡瀬さんだし」と買ってみればBLでした。でも、BLでもないような。乱歩世界みたいなイメージ。(時代の所為?)
この時代ならではというか、煌びやかさと貧しさのごちゃ混ぜ感がすごくよく分かるというか。ちょっと最初は絵が見づらいかな、と思ったけれど、どんどん話に引き込まれて気にならなくなりました。というか、あの絵だからいい、というか。
早く下巻を読みたい。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

衝撃でした…。

渡瀬先生、昔から大好きで、姉と合わせれば全作品持ってる程なんです。

んで、どうやら禁断の話題作、渡瀬先生初のボーイズラブといいますか…男性同士の耽美愛。

めちゃくちゃ衝撃。
BL、と一言で片付けられないし、現段階で・渡瀬先生の作品のトップに位置するんじゃないかなと…。

ただ、下手なBL漫画より濃厚かつ淫靡なセックスシーンがあるのに少女漫画(フラワー)から出版されているのは…ちょっと…いいのかな?!と逆に心配してみたり。(笑)

すっごい綺麗です。
表情のひとつひとつに感情があり、早くページを捲りたい衝動と・その美しい表情を観ていたい・・・そんな衝動に苛まれてしまう程です^^
愛憎と親愛が絡んだ時代モノの作品が好きな方は是非。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

カテゴリ…BLでいいんだよね?;;

渡瀬悠宇が好きだからという安易な理由で読んだら驚いた作品。
まぢですか。
続きが気になるけど凛花は買えない(高いよ!)

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

作者さんは本当はこういうのが描きたかったのか、と驚きました。
商業誌で描きたいものを描くというのはたくさんのしがらみがあるのだろうなあと思いをはせつつ、もっとこういうギュウっと詰まった作品が他の作者さんからも出てくる世界になると好き。誰かが面白いと思って作ったものは面白いの法則を信じてます。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

『ふしぎ遊戯』『妖しのセレス』等超人気作をもつ渡瀬悠宇が満を持して放つ!これまでの渡瀬作品とは一線を画す記念碑的作品。其れは、大正九年。僕が、数えで十七の春だった。僕を殺して呉れないか。時は大正九年。一高入学を目指して志高く上京した田神正崇(たがみまさたか)が奇しくも出逢ったのは、謎めいた美青年、俟爵家の御曹司・斎木蒼磨(さいきそうま)だった。その時から、正崇の運命が狂おしく迸りはじめる――。 愛憎入り乱れる、美しくも悲痛な大正浪漫幻想譚!
出版社より

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2013年05月05日

Posted by ブクログ

時代物が好きなのと、漫画家さんが結構好きなので購入したのですが…あらすじをよく読まなかったのがいけなかった。この方こういった話も描けるんだ、というのが正直な感想です。

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2009年10月16日

Posted by ブクログ

男と男の愛憎劇?
これまでの渡瀬作品とは一線を画す記念碑的作品。
愛憎入り乱れる、美しくも悲痛な大正浪漫幻想譚。

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2009年10月07日

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