虚淵玄(ニトロプラス)のレビュー一覧

  • ファントム アイン

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     PCゲーム『Phantom』のノベライズ。ストーリーは基本的にゲームのものをなぞっている……と思う(うろ覚え)。
     作中に出てくる銃器の解説もある(ゲームの方にも同様にあったはず)ので、色々参考になる。銃器萌え。

     偶然暗殺者『ファントム』の姿を見てしまった主人公吾妻玲二は、彼らに拉致され、ファントムの下で、同じく暗殺者として犯罪結社『インフェルノ』のために仕事をするよう強いられる。
     二人目のファントム、ツヴァイとして。
     ツヴァイは過去の自分についての記憶を組織に奪われていた。しかしとあるきっかけで自分の名前や生まれた土地のことを知り、自分と同じファントム――アインにもまた、組織に奪わ

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    2011年06月21日
  • ブラック・ラグーン2 罪深き魔術師の哀歌

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     お待ちかね、ブラクラノベライズ第二巻。ロットンさん、ウィザードカコイイですね(それほどでもない)。
     カカッと書いてしまうと、今回はロットン回と言っても過言ではない。虚淵玄は本当に常日頃からロアナプラでのこういう話を考えているのではないかと勘繰りたくなるほどに見事なキャラクター描写とストーリー展開を……(以下略)
     そしてやはり、ロックは今回もキレ者だったとさ。

     ……まあその、なんだ。
     そんなことより、生きているのなら神様だって殺してみせるソーヤー嬢の話をしようぜ!!

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    2011年06月21日
  • ブラック・ラグーン シェイターネ・バーディ

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     漫画『BLACK LAGOON』の外伝小説。イラストは勿論広江礼威さんが担当。
     もう、虚淵玄はずっとこんな話を考えていたのではないかと勘繰りたくなるくらい、二人の作風はマッチしている。なるほどこの人以外のブラクラノベライズは考えられないなということを、読み終わった後で確信するのは間違いない。
     汚いなさすがニンジャきたない(特に意味はない)。

     ……というか。レベッカ姉さんのボンデージ姿を見られるだけで十分購入する価値があると思うのだがどうか。

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    2011年06月21日
  • アイゼンフリューゲル2

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     アイフル(大手消費者金融ではない)、堂々完結。
     愚直なまでに空への挑戦をし続けた男を待つ、その景色とは――それは君の目で確かみてみろ!

     ちなみに、イラストを担当されているのは中央東口さん。虚淵玄の相方といえばこの人!……と、個人的には思っていたり。
     しかし改めて、この作者の途方もない知識(飛行機の設計から軍事関係、科学まで)には驚かされる。何と言っても、作中の説得力が尋常じゃない。作品の方向性が方向性だけに、生半可な知識では物語として成立させることすら難しいはず……本当に、凄いとしか言いようがない。

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    2011年06月21日
  • アイゼンフリューゲル

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     天地が別れた始まりの時代より、大空は龍たちのものだった。
     それから暫くしてヒトが現れ、やがて空へと恋い焦がれる……だがヒトは翼を持たぬ生き物だった。当然、天の覇者から覇権を奪うことなど出来ず、しかしそれでもヒトは、大空への憧れから、さながらひな鳥のように弱々しく空への挑戦を続けることとなる。
     重い鉄で武装した、人工の翼で。

     最初の2ページ。最初の2ページだと思う。
     これを読んで、胸に僅かでも熱いものが灯るのを感じたなら、是非読んでもらいたい。
     天翔る支配者達に挑む、英雄達の物語――本当、こういう話は虚淵玄にしか描けないだろうなあと心底思うのであった。まる。

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    2011年06月21日
  • アイゼンフリューゲル

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    ネタバレ

    虚淵玄×中央東口ですよ.

    それだけで内容も知らずに買ったわけですが面白かった!

    これは,龍が空を支配する世界において

    ひとつのチームが

    龍よりもただ速く飛ぶことの出来る飛行機を製作するために

    持てる限りの情熱と科学技術を終結する物語である.

    わけですが,そのときの主流はレシプロ機,つまりはプロペラ機なわけで

    それでは亜音速・超音速で飛ぶ龍には勝てるわけも無く

    それまでに無いエンジンの開発とか….


    いやー,良いね!

    どんどんページが進むね.

    5点あげちゃう.

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    2011年06月11日
  • ブラック・ラグーン2 罪深き魔術師の哀歌

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    ネタバレ

     今回は群像劇でした。誰もが語り部でありながら断片的にしか物語に参加しておらず、読者のみが全体像を理解できる「観客」でいられ、そして主役が脇役を、脇役が主役を演じる一風変わった大活劇。
     劇がどれだけ面白かったか、についてはぜひ本編を読んでもらうとして、CIAが立てた計画の顛末というメインデッシュに添えられる、登場人物それぞれが語るロックに対する感想もまた面白かったです。

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    2011年06月10日
  • ブラック・ラグーン2 罪深き魔術師の哀歌

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    これはいい! Fate/Zeroもそうだが虚淵さんの原作者を超えんばかりの擬態能力は目を見張るものがある。今巻での各キャラの活き活きとしたふざけっぷりや思考は全く違和感を感じずに最後まで濃厚な物語を楽しめた。
    物語自体の発端はギャグだが、マジが入り組んで、みんなが真剣に絡んでく様は原作の雰囲気をうまく捉えて盛り込みまくった感じ。しかもマンガであればアッサリと進んでしまいそうなところをガッツリとマジな語りで補強して見せてくれた。素晴らしい。
    そしてオチもいい具合の緩さで締めてくれた。これも原作者が脚本したんじゃないかって思いたくなるほど。
    原作好きにこそ読んで欲しい一品。

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    2011年02月03日
  • ブラック・ラグーン2 罪深き魔術師の哀歌

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    前情報ではロットン主役かと思ってたけど、コレはエダが主役かな?
    ストーリーがいろんな人の一人称で展開していくので普段の言動からどんなこと考えてるのかわからない面々の頭の中がわかって面白かった。
    特に「ですだよ」さんの場合が言動とギャップがあってイイ!

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    2011年01月23日
  • アイゼンフリューゲル2

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    星つけすぎかなと思いつつ、面白かったんだからいいのだ。
    上巻は起でしかなかったんですね。バランスが悪いけど、もとは一巻の予定だったのを二冊に分けたんだからしようがない。
    2巻は1/4を過ぎたあたりからフルスロットルで話が展開していきます。
    戦局がにらみ合いから戦闘へ突入する辺りからもうページを捲る手がとまりませんでした。
    読み終わった後に、カールの葛藤や逃げへの決着の付け方はこれしかないと思えました。
    残された者はたまったもんじゃありませんが。
    特にあの人のカールに対する責任感の重さは、ひとりで背負うには大きすぎる。
    プロポーズの言葉はらしくて笑っちゃいましたが、もう少し彼自身の考え方が変わら

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    2010年07月10日
  • ブラック・ラグーン シェイターネ・バーディ

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    原作が好きならまず買って損はなし。
    単なる「ノベライズ」の域を超えた、二人の著者――この凶悪タッグがかます硝煙ジャズに酔うべし。

    張さんがお茶目すぎていい……。

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    2009年10月07日
  • 鬼哭街 鬼眼麗人

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    これだから虚淵は!!

    美少女そっちのけで繰り広げられる戦い。
    男同士のガチンコバトルは「あれ、これってキラルのだったっけ?」と思わせるくらい男祭り。女?なにそれ。
    ラストは涙鈴〜を聞きながら読ませていただきました。
    片岡先生はゲーム文体からのシフトがうまくありませんでしたが、これはもはやうまいとかのレベルじゃなく、むしろゲームのときから小説文体だったのかなぁ。と。
    とにかく小説としての完成度もピカイチ。私が虚淵信者でなくてもこれは面白いと言わざる負えない。
    人を選ぶ作品ですけどね。
    ルイリこわいよー

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    2009年10月04日
  • ブラック・ラグーン シェイターネ・バーディ

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    小説です。
    漫画だけにしておこうかと思いましたが、
    小説とかも含めて本全般にしようかしら。


    ブラックラグーン×虚淵玄!
    この組み合わせで買わない奴は只のもぐりだ。
    何も知らない糞餓鬼。帰ってママの乳でも吸ってろってこった。

    というかけで、ニトロプラスのライターさんが書いた本です。
    文体の雰囲気が最高ですわ。この人にしかこの世界観は書けねぇわ。
    張さんがサイコウです。

    アニメ化してくれねーかなぁ

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    2009年10月04日
  • ブラック・ラグーン2 罪深き魔術師の哀歌

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    面白かったなー!前回の続き的な部分もあり、原作を保管するものでもあり。
    エダの正体としては漫画よりこっちのほうが解釈一致ではあるなー。時代の違いとはいえ

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    2024年03月26日
  • ブラック・ラグーン シェイターネ・バーディ

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    良かった!あとがき読むと、なるほどという相性の良さよ。原作の世界観をここまで損ねずにノベライズできるのすごいな、さすがや!
    バラライカも張もかっこよすぎるぜ・・・どうしてもラグーンの活躍が減るけど、むしろこの辺見れたの最高すぎる

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    2024年02月12日
  • 監視官 常守朱 2

    購入済み

    清く強かに健やかに

    生きていく主人公。少しずつ話が核心に近付いています。
    執行官と交流しながらチームを作り上げていく過程が良いです。

    主人公は主人公で良いですが、狡噛や征陸の昔ながらの刑事力が魅力的です。狡噛は若いのにかっこいいなぁ。

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    2021年12月30日
  • 監視官 常守朱 1

    購入済み

    懐かしい

    リアルタイムでアニメを観て、コミカライズで久しぶりにサイコパスの世界を読みました。

    作画の方がアニメを忠実に再現されていて、キャラクターの表情も豊かで楽しめました。

    アニメのときは内容が難しくて流し観していた部分が多かったのですが、せっかくコミカライズを買ったので、しっかりサイコパスの世界を理解して読みたいと思います。

    それにしても、まだまだ新人の朱ちゃんが初々しいですね。この先の展開を知らずに朱ちゃんを見ていたら平和ボケがすごい子だと思ってしまったでしょうが、それだけじゃなく強さもある子なので、これからの成長が楽しみです。

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    2021年12月30日
  • Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀(4)

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    連載当初は少々弱いと感じていたアクションの決めシーンなんかも抜群にカッコよくなり、キャラの表情も深みを増した。ラストの巨大モンスターとのバトルも存外カッコよく、わりとキャリアの浅い作家さんの伸びしろは凄いなぁと思った次第。面白かった!

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    2017年10月15日
  • Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀(3)

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    リョナ巻。

    ショウおじさん虐めとか、原作でもひでーと思ったシーンが本当ひどく描かれていて面白い。

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    2017年10月15日
  • Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀(2)

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    布袋劇では絶対描けないもの…それは温泉回。

    漫画的にも作者なりの表現をつかんで、いい感じにノッてきたよう見えます。オリジナルが丹精な顔から動かないものだった(人形だから当然だ)ので、柔らかな筆致で感情に歪む表情を描く作風は新鮮に見える。

    レンキ先生の描写など、原作ではもったいないくらいアッサリ飛ばした所を膨らませるのも良いですな(それでもリョウミの扱いは酷いw

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    2016年12月29日