虚淵玄(ニトロプラス)のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ブラックラグーンを虚淵玄(ニトロプラスのシナリオライター)がオリジナルストーリーで小説化。
ちょっ!何と言う最強タッグですか…!
レヴィもバラライカ姐さんも漫画のイメージそのままです。
漫画と小説の媒体転換の違和感をほとんど感じませんでした。
原作の雰囲気を第一にしながらも、虚淵節(話をすとんとまとめる爽快感とか爽快なのに残る切なさとかニンジャとかニンジャとか)も全開な訳で。
原作ファンとしても虚淵ファンとしても面白かったです。
ところでニトロプラスの虚淵シナリオはまだですか…!
巻末の作者対談は…広江さんの力説に苦笑してしまった。
女性差別観は全然ありません!とそんなに強調しなくても -
Posted by ブクログ
「戦争で殺しすぎたトップエースは、龍との競争を目標に抱くことで人生を取り戻したが、また大切な物を守るために戦場の空に赴き、最後に全ての生きる意味を達成する」と、おおざっぱにまとめるとこのような。
主人公カールの生き方、悩み、そしてその解決はそれはそれで熱くて良いのですが、あえて王道を行ったような感じで、
本当に熱いのはそのガジェット。
レースで決闘する竜。
最初のジェット機にして最初の超音速航空機の開発。
奇天烈飛空母艦。空中補給。
2次大戦機の無茶な夢です。
そして最後は主人公の思いを継いだ少年が、最初の宇宙飛行士になるとか、すげぇ趣味です。
本当に、格好良い話でした。
ちなみにこれ、飛行 -
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Posted by ブクログ
Fate/zeroでもそうでしたが、虚淵さんの「他者の世界観での立ち回りの上手さ」はかなりのものだと思います。
ブラックラグーンといえばならず者達の繰り広げる裏社会の物語。
しかしながら、そこにも秩序は存在しており、その複雑さはかなりのもの。
それを把握しなければ、まず書く事は出来なかった筈。
また、広江さんとの価値観の相性も功を奏したのでしょうか。
ブラックラグーンを書くのにあたって、虚淵さんは適任だったと思います。
ただ、今回の登場人物の一人に、少々現実離れし過ぎたのが居た事が、ブラックラグーンの世界観に合わなかった気がします。
現実的とは言わないまでも、まだ有り得るレベルの現実感がブラッ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ相変わらず、主人公の朱は、何の問題もなく色相も濁らず、綺麗なままだったのにもかかわらず、職場の人間関係では悩み続けている。
いや、そもそもにして色相をチェックして犯罪者予備軍を見つけ出す、とか、こんな世界は異常だろう……と思ったりもするのですが、まあそれはそれ。
さすが虚淵作品……としか言いようがないですね。
とはいえ、そのまっさらで直球な(ある意味空気読めないともいう)、朱が今まで出会ったこともないような心の闇を抱えた人と触れ合っていく……という感じの話です(大雑把)。
ここで「成長していく」と言い切れないあたりが、虚淵原作の恐ろしさですねー……。
このまま朱堕ちちゃうかも -
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Posted by ブクログ
ネタバレ読む機会がありましたので。
前髪パッツンの女の子はどっかで見たことるような気がしていましたが、アニメだったらしいです。
さて、犯罪者の一歩手前の執行官と呼ばれるメンツが、犯罪者らしい思考と行動で実害のある犯罪者を裁き、監査官というものがそれを監視すると言う感じです。
設定と言うか、キャラの性格はありふれてます。
正義感が強く、人に優し言わば甘ちゃんな人が、甘くない世界に足を踏み入れ、挫折しそうになりながらも自分の信念をなんとか貫くことで結果、なぜか上手く行く感じのやつです。
登場キャラも濃いようで濃くないので、王道として読むならいいと思います。
先の展開はまだ、書かれてませんが。
ああ、ど