あらすじ
虚淵玄×中央東口! オリジナル新作!
大空の覇権が人の手になく、まだドラゴンのものだった頃……これは、そんな時代の物語。『鬼哭街』『沙耶の唄』で知られるニトロプラスの「伝説のコンビ」が完全オリジナル新作をひっさげて堂々復活!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ドイツ語ってやっぱりかっこいいな、と思わされた一冊。固有名詞が多くて読みにくいラノベとは違い、スラスラと読めて物語に集中できました。
このお話に出てくるドラゴンがすごいかっこよくて、イニシャルD的な走りの魂を感じました。
面白かったです。
Posted by ブクログ
天地が別れた始まりの時代より、大空は龍たちのものだった。
それから暫くしてヒトが現れ、やがて空へと恋い焦がれる……だがヒトは翼を持たぬ生き物だった。当然、天の覇者から覇権を奪うことなど出来ず、しかしそれでもヒトは、大空への憧れから、さながらひな鳥のように弱々しく空への挑戦を続けることとなる。
重い鉄で武装した、人工の翼で。
最初の2ページ。最初の2ページだと思う。
これを読んで、胸に僅かでも熱いものが灯るのを感じたなら、是非読んでもらいたい。
天翔る支配者達に挑む、英雄達の物語――本当、こういう話は虚淵玄にしか描けないだろうなあと心底思うのであった。まる。
Posted by ブクログ
虚淵玄×中央東口ですよ.
それだけで内容も知らずに買ったわけですが面白かった!
これは,龍が空を支配する世界において
ひとつのチームが
龍よりもただ速く飛ぶことの出来る飛行機を製作するために
持てる限りの情熱と科学技術を終結する物語である.
わけですが,そのときの主流はレシプロ機,つまりはプロペラ機なわけで
それでは亜音速・超音速で飛ぶ龍には勝てるわけも無く
それまでに無いエンジンの開発とか….
いやー,良いね!
どんどんページが進むね.
5点あげちゃう.
Posted by ブクログ
空を愛し、ただ飛ぶことを夢見た男が
腕利きの飛行機乗りとなりその腕を買われ戦場へと駆り出される。
しかしそこは、自分の焦がれた空ではなくて……。
というのはよくある話だけども
その先が変わってるかなと思って購入。
軍を抜けた主人公は、それでも空を飛ぶことを捨てられず
やがてあることに心血を注ぐことになる。
それは、
太古から空の覇者として君臨していた「龍」。
彼らに、空の上で、「ただ飛ぶこと」において勝負を挑み
勝つことだったーー。
攻撃したり、駆逐したりするのでなく
ただ大空でタイマンで挑むスピード勝負。
それが良かった。
龍の方も、絶対的な力を持っているにも関わらず
無闇に人間の乗る飛行機を攻撃したりしない。
空において重要なのは速さのみ。
速さでもって空を制したものが、空の王者なのだ。
とりあえず速いものを見ると勝負を挑みたくなっちゃう龍がかわいいw
そんな彼らに勝利すべく、主人公はとある博士の工房で
テストパイロットとしてその技術を活かしている。
しかし戦時中の国勢において、ただの道楽で飛行機の製造など出来るわけもなく
彼らが蓄積させたデータはやがて、新たな戦闘機を設計するために使われるさだめなのだ・・・
「空」買い
Posted by ブクログ
虚淵玄というと「魔法少女まどか☆マギカ」や「沙耶の唄」に代表されるような重い感じの作品に定評ある方という認識なもんだから、内心ビクビクしながら読んだのだが、普通におもしろかった。
主人公が純粋に空を求めて戦争に身を投じ、戦争に穢されたけど、また空を飛ぶが・・・ってところで今回は終わってる。
絵はあるけど、女子はヒロインオンリーだし、文章的にもラノベらしくないどちらかと言えば一般文芸な感じ。
次巻で再び戦争に巻き込まれそうな雰囲気だが・・・続きが気になる。
Posted by ブクログ
【再読】虚淵玄のオリジナル作品。
空に龍、それに挑む航空機、そのテストパイロット。
飛ぶことに魅せられた青年のお話。
最初と最後でミュラーの印象が180度変わる。
ミュラーいいよミュラー。
Posted by ブクログ
竜と飛行機と戦争の話。
虚淵はエロゲライターなのに女の子が萌えないことで有名ですが、今回も主人公の彼女空気。
そして相変わらず主人公と親友の関係が愛憎にまみれてます。