ジョンスコルジーのレビュー一覧

  • アンドロイドの夢の羊
    タイトルはディックの名作から、ということで多少身構えて読んだが冒頭からしてアレ、いや冒頭のアレがアレなのに、その後の展開もめちゃくちゃ面白かった。

    特殊な羊をめぐるスペースオペラ。
    ボーイミーツガール。

    羊の正体も良いけど、わたしはブライアンちょう好き。大好き。

    ラストの畳み掛けと、明朗快活に...続きを読む
  • アンドロイドの夢の羊
    久々に出会ったスカッとする冒険SF! 現代的なユーモアと古典のエッセンス、映画のようなスピード感と無茶苦茶な展開なのに、きちんと納得させてしまう理論。とにかく、最高! 宇宙には600以上の知的種族がいて、更にそこに『人工的に作り出された知的種族』が加わった! あぁ、こういうSFとの出会いこそ、至福と...続きを読む
  • アンドロイドの夢の羊
    タイトルだけ見れば、ただのパロディ。しかも低レベルな。

    でも内容は、色んなパロディも散見されつつ
    オリジナルで面白い世界。この作家の次作が読みたい。
  • アンドロイドの夢の羊
    ジョン・スコルジー初読み!面白いです。コンピューターネットワークに存在する知性。大銀河連合。スペーヴウォーズ。宇宙人。宗教と国家。政治と法律。権力の委譲とその統治。戦争の悲惨さを権力と理性の使い方で回避するところ。最後の幕切れがなんとも爽快。純粋にSFを楽しめます。楽しかった^^間違いなく個人的な今...続きを読む
  • ゾーイの物語 老人と宇宙4
    この感動が得られるまでに、3冊読まなければいけないのだけど、まさにあっという間でした。いわゆるミリタリーSFに分類される「老人と宇宙(そら)」シリーズだが、実際の戦争(ベトナム戦争とか)を背景にした他の作品とは異質な感じがした。もちろんドンパチ・流血あり、ミリタリーというだけで敬遠する人は多いと思う...続きを読む
  • ゾーイの物語 老人と宇宙4
     最後の星戦読み直してから読めばよかった
    オービン族への演説とその後の展開はきゅんときた
    圧勝の中身を知りたいが、まぁさっぱりと片付けたくらいに圧勝なんだろうな
  • 最後の星戦 老人と宇宙3
    で、一作目で出会った二人が
    二作目の事件もあり、ようやく共に平和な
    移民として生活を共にできた。。。とおもったら
    なんか思いっきり巻き込まれてんじゃん!?
    旦那さんのほうは人の体にもどっているが
    戦闘センスや戦略はやはり経験者。
    嫁さんは軍の策略により、人造人間の
    体にもどされてしまう。。。が
    嫁さ...続きを読む
  • 遠すぎた星 老人と宇宙2
    前作の主人公の恋人が主人公になった。
    超美人の人造人間(この表現は必ずしも正しくない)
    がその人並み外れた身体能力と戦闘センスで
    しなやかに鮮やかに戦い抜いてみせてくれる。
    挿絵なんか一個もないのに、その光景をみせてくれる。
  • 遠すぎた星 老人と宇宙2
    The Ghost Brigades by John Scalzi:
    ジェーン・セーガン
    ジェレド・ディラック
  • 怪獣保護協会
    ヒデミス! で気になって買った本。
    主人公が友人から紹介された驚きの仕事とは?

    映画のように頭の中に次々と映像が浮かんでくるようなハラハラドキドキのあるエキサイティングで楽しい作品だった!

    『トワイライト』を読んだばかりだったのでエドワードとベラと名付けられた怪獣が出てきた時には笑った。読んでる...続きを読む
  • 老人と宇宙
    ジョン・スコルジーは、ブログやノンフィクションでの鋭い洞察力でも知られるアメリカのSF作家です。彼の代表作である『老人と宇宙』は、2005年に刊行された後、その斬新さでヒューゴー賞の候補に上がるほどの注目を集めました。この作品の魅力は、宇宙という無限の舞台上で繰り広げられる、人間ドラマの深さにありま...続きを読む
  • 老人と宇宙
    ローカス誌が選ぶ21世紀SF小説オールタイムベスト第1位。

    一言で言うと、小説の要素をすべて、バランスよく詰め込んだ佳作。

    理論はあるがSFにありがちなしつこくなりすぎることはなく、恋愛も深くなりすぎず、エロや暴力の描写も不快にならない程度にまとめられていると言う印象。

    最後が少し駆け足でわか...続きを読む
  • 怪獣保護協会
    怪獣がマルチバースの地球にいて、壁の薄くなったところから人間が行き来している設定。それってよく考えると『ゴジラSP』とも似てるんじゃ? もっともあちらはゴジラがこの世界にやってきてしまう終末SFだったわけだけど。

    こちらの怪獣は、ヒヤリハットはありつつも、そんなに大暴れするわけじゃなく、人間のほう...続きを読む
  • 老人と宇宙
    SF作品。人類が他の星系の惑星に植民した時代が舞台である。人類は文明を持った異星人を戦争をしていた。老人はコロニー防衛軍に志願すれば、若返った体に転移することができる。

    末期について含蓄のある台詞がある。「"末期"というのはいささか不明確な表現ですね。長い目で見れば、われわれはみんな末期の患者とい...続きを読む
  • 老人と宇宙
    面白かった。
    21世紀版宇宙の戦士とあるが当にそのとおり。
    続編があるのかと思ったらそうでもないみたい。
    ちゃんと終わってるのでこの一冊で十分でしょう。
  • レッドスーツ
    抱腹絶倒。ジャケ買いでこんなおもしろいものに巡り合えるとは。スコルジー知らなくてゴメンなさい。
    宇宙艦隊の旗艦に配属された新任少尉が、遠征のたびに起きる不自然に気づき…って、なにも知らないで読み始めて、「えっ、これ50年代とかの小説!?」と古くさい設定に驚いてたらまさかの…
    【ブラック・ミラー』にも...続きを読む
  • 星間帝国の皇女-ラスト・エンペロー-
    宇宙に広がる星系が一つの帝国を築いている。皇帝の地位を継ぐ兄が亡くなり、皇帝も亡くなり。その状況で長女が皇位を継ぐところから物語が始まる。皇帝を暗殺しようとする動きや、帝国を支配しようとしている家が暗躍する。宇宙の摂理なのか知らないが、帝国を破滅に向かわせる現象が観測され、新たな支配者となる野望を持...続きを読む
  • 星間帝国の皇女-ラスト・エンペロー-
    原題は”The Collapsing Empire”であり、こちらの方が内容を的確に表しているのに、どうして邦題を変えてしまったのだろうか。未来、他の星々へ到達するのに利用可能なフローというものを発見し、人類の帝国が広範囲に及んだ世界では、交易の中心となるハブを支配するのが皇帝である。ハブを含めたほ...続きを読む
  • 星間帝国の皇女-ラスト・エンペロー-
    みんな大好きジョンスコルジーですよー宇宙を舞台にスケール大きいわりに親近感もなぜか沸き起こる展開。なんとなく古き良きスペースオペラの香りもするなあ。
  • 戦いの虚空 老人と宇宙5
    老人と宇宙シリーズの第5巻。コロニー連合とコンクラーベといった大規模な連合で外交問題の解決をベースに、話が進む。外交といってっも宇宙を舞台にするので星間外交といったところだろうか。最初は派手な戦闘などはなく、どちらかというとスパイ小説のようだ。

    主人公のハリー・ウィルスン(CDFの兵士)は、年齢は...続きを読む