ジョンスコルジーのレビュー一覧

  • 老人と宇宙

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    主人公が75歳にして新しい環境へ飛び込んでいき、なんだかんだ苦労しながらもそこで自分の居場所を見つけていくっていう物語。もともとこの手の話にはすごーく弱いんだが、(しかも舞台が宇宙ときてる!!)ラスト近くではなんと「リセット(北村薫)」ばりのエピソードが現れ、もうメロメロ。人生は何歳になろうとも色あせることがないんだっていう希望を持たせてくれる一方で、だけどそれは毎日を無駄遣いせず、本当に大切なものを持つことができた人にだけ訪れる未来なんだよ、って諭されるみたいな…いい話です。

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    2011年08月06日
  • アンドロイドの夢の羊

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    タイトルに惹かれ、読むも、登場人物がコロコロ変わる展開についていけず、ディック感を期待していただけにかなり期待外れ。

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    2025年10月16日
  • レッドスーツ

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    プロットはなるほど〜と思い、前半は面白く読んでいたが後半は長いと感じた。アメリカンジョーク的(?)なやり取りもくどい。ただ最終章の最後のエピソードがよくて全体的な印象度アップ。

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    2024年08月11日
  • レッドスーツ

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    久しぶりのSF。
    なのに、なんだか凡庸なお話だなー、と思っていたら、ふむふむ、そういうことだったのね。
    で、最終的には、バカバカしさと甘さが程よく楽しいお話でしたとさ。

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    2024年03月03日
  • アンドロイドの夢の羊

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    ネタバレ

    フィリップKディックの作品へのオマージュある小説。最初は映画のメンインブラックやマーズアタックのようなパロディ、ユーモア小説かと思ったが、話がどんどん膨らんで、マトリックスの世界に変わった。
    考え方、社会形態が違う異星人との交流世界で人類が如何に生きるのか。著者の作品に共通するテーマなのかもしれない。
    登場人物の入退場や入れ替わりが激しいのが難点だが、ラストのスピーディーな展開と終幕に爽快感を感じる。

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    2022年11月09日
  • ロックイン-統合捜査-

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    ロボットや能力者に実際に誰が乗っていたのか、そこを見つけるのがこの話の面白さです。だんだん混乱してわけが分からなくなってくるのですが、途中で主人公が情報整理をしてくれるたので助かりました。

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    2021年11月18日
  • 終わりなき戦火 老人と宇宙6

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    老人と宇宙の続編ですが、今回は、派手な展開はなく、政治的な展開が主ですが、それは、それで、楽しめました。

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    2019年01月12日
  • ゾーイの物語 老人と宇宙4

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    最後の星戦の裏話というよりは、少女の成長物語。

    見た目は不気味なんでしょうが、名前はかわいい、オービン族のヒッコリーとディッコリーが歌っているところを想像して萌えました。

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    2018年12月09日
  • レッドスーツ

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    やー、久々のバリバリSF。
    しかもベースにスタートレックが。

    現実とTV番組がクロスするメタな作品、
    TV番組はもちろんスタートレック、のようなもの、
    しかも冒険しちゃ危機一髪で帰還、のオリジナル(宇宙大作戦)、のようなもの。

    まぁトレッカー(トレッキー?)のほうが楽しめるだろう、
    ただTOSやTNGが楽しめない冒険NGトレッカーには、本作品もややダレて感じるだろう。

    いやトレッカーじゃなくてもまったく大丈夫、
    終章なんてちょっと感激したりして。

    ちなみにわたしはDS9の大ファンだす。

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    2018年11月14日
  • ゾーイの物語 老人と宇宙4

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    ゾーイの視点で、ロアノーク編の謎の部分を解き明かしてくれる。最初の部分が少々かったるいのがご愛敬だが、そこを我慢して読み進められれば、おいしい果実が待っていることは間違いない。ヒューゴー賞候補となったことも分かる。

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    2018年11月12日
  • ロックイン-統合捜査-

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    【由来】
    ・確か早川書房のfacebook

    【要約】


    【ノート】
    ・洒脱な都会派の装いの近未来SF。スコルジー、初体験。ドローンランドとのシンクロ率高し。同じ世界の話と言われても通じそうな匂い感。

    ・総じてイマイチ。いや、楽しくは読ませて もらったけど、例えばハイペリオンの時のような圧倒的な読後感ではないという。

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    2021年01月10日
  • レッドスーツ

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    ジョン・スコルジーのヒューゴー賞、ローカス賞受賞の本書は、奇抜な設定で楽しませてくれる異質のスペース・オペラ。

    銀河連邦の新任少尉ダールは、旗艦イントレピッド号に配属される。憧れの宇宙艦隊に勤しむダールは配属されて間もなく、奇妙なことに気付く。彼の上司や先輩は、艦長アバナーシーをはじめとする上級仕官に会おうとせず、彼らから常に身を隠すのだ。次第に明らかになるクルーの死亡率の高さと絶対に死なない上級士官…ダールとその新人仲間は得体の知れないミステリーを解き明かそうとするが…

    ということで、本書は「スター・トレック」を題材とした作品のようで、物語の様々な箇所でネタが散りばめられているとか。そも

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    2018年07月16日
  • ゾーイの物語 老人と宇宙4

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    『最後の星戦』を娘のゾーイの視点から描いたもの。『最後の星戦』では描かれていない部分があり、ぼやけていた部分が鮮明に見えるようになる感じで、これはこれでおもしろい。
    ゾーイは遺伝子的にも生育環境的にもエリートで、パワフルでたくましい。だけどこれだとワンダーウーマンなんだよね。出来過ぎちゃん大活躍の話になっていて、ティーンの女の子視点のおもしろさはあまり感じられませんでした。
    本編には関係ないけど表紙イラストも話のイメージと違う。『老人と宇宙』の緑色の皮膚の人間のイラストは説得力があるんだけど、こちらはあまりにも不自然な格好で萎える。象のペンダントをしているとか、ペットの犬を一緒に描くとか、もう

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    2018年05月17日
  • 遠すぎた星 老人と宇宙2

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    ネタバレ

    時系列的には1の続きだが、1の登場人物の続きの物語は3なので先に3を読んで次にこれを読んだ。3を読むのに2は不要だが、3への伏線は2に描かれている。
    話はおもしろいんですけどね。死人の遺伝子利用でよみがえらせたボディに意識を入れ込むってどうなんだか。最後は本人が望んだこととはいえ、そんなに簡単にポイできるのだろうか。その責任をたらい回しにして結果そうなったんだけど、どこか浅いんだよね。ということで星は3つ。
    話とは関係ないけど、この内容でこの表紙は変だし、タイトルも、直訳だと魅力ないけど内容とも合ってない。

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    2018年04月10日
  • レッドスーツ

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    もし、自分がSFアクション大作の脇役だったら?
    主人公たちが巻き込まれる危機的状況で、何のドラマもなく場面に刺激を与えるためだけにその身を散らすなんて、脚本家に文句の一つも言いたくなるのも納得です。
    スター・トレックを彷彿させる世界で、無駄死にすることを避けるために脇役たちが奮闘する姿は、抱腹絶倒でした。
    個人的には、最終章なくあの結末でもよかったかな。

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    2017年11月29日
  • 老人と宇宙

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    読み易いがもう少しミステリアスな部分が欲しい、次作に期待したい
    表紙   6点前嶋 重機  内田 昌之訳
    展開   6点2005年著作
    文章   7点
    内容 585点
    合計 604点

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    2017年10月18日
  • 戦いの虚空 老人と宇宙5

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    ジョン・ペリーの活躍により地球への横暴を暴露されたコロニー連合。兵力と植民者の重要な供給元である地球との関係を失い、窮地に立たされた連合は外交により、他星との関係維持、地球との関係回復に努めようとしていた。ランクBの外交団に所属するハリー・ウィルソンもまたそんな任務を命ぜられる。ときにろくでもない任務をこなしつつ、ようやく地球との関係回復に希望が見え始めたところで、予期せぬ勢力が攻撃を仕掛けてき…

    本書はジョン・スコルジーの大人気SFミリタリーシリーズ「老人と宇宙」の第5弾です。技術兵ハリー・ウィルソンを中心に、彼が所属する外交団の活躍を連作短篇集としてまとめたもので、相変わらずジョークの利

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    2017年06月25日
  • 遠すぎた星 老人と宇宙2

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    突飛な設定で楽しく読めた「老人と宇宙」の続篇。主人公が変わるので、物語としてはほぼ独立しているので本書から読んでもいいのだが、突飛な設定を理解しておくために前作を読んでおいた方が良い。本作品は宇宙全体の政治的勢力争いを描く。最初は小さな世界を描いているかのようだか、だんだんと世界が広がり、なぜ人類が戦争をしているのかその理由が明らかになっていく。キーワードとしては“コンクラーベ”について前知識を得ておくべきだ。本作で用いられる“コンクラーベ”と私たちの現実世界で使われる“コンクラーベ”と厳密な意味は違うけれど、その概念が戦争をする理由になるので知っておいた方がラストをより楽しめる。

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    2016年07月26日
  • ロックイン-統合捜査-

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    アメリカの作家ジョン・スコルジー 2014年発表の小説。近未来のアメリカを舞台にしたSFミステリー。

    新種の難病のパンデミックが収まったあとの世界の物語り。といっても世界の様子は現在とほとんど変わってはいません。難病から生還したものの脳に変異をもたらす後遺症のため全身麻痺(ロックイン)となった人々のために脳に回路を埋め込み、それによってロボットを操作し社会生活を送ることが可能になる、という技術が普及しています。また全身麻痺にはならなかったものの、脳の変異の結果、麻痺した人の意識を自身の脳に載せて体を貸すことが出来るようになった「統合者」と呼ばれる人々もいます。「ヘイデン」と呼ばれるこの難病か

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    2016年03月11日
  • 老人と宇宙

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    ネタバレです。
    老人が全てを捨てて宇宙に行くということを選べる時代。妻に先立たれた老人が全てを捨てて宇宙に行くという話。
    若くなった体で一週間楽しんだあとのシリアスな現場。そして死んだ筈の…
    SFという舞台での恋愛話だと思えばむしろ納得の内容でした。
    話の内容がご都合主義でもいいという方には向いているかも?

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    2016年01月24日