ジョンスコルジーのレビュー一覧

  • 老人と宇宙
     久々にがっつりSFを読んだ……! 老人だけしか入隊できないという発想もさることながら、スマートブラッドやブレインパルなど作中に登場するアイデアが面白いです。あとは、向こうの作品らしいジョークに失笑したりとか(笑)
  • 遠すぎた星 老人と宇宙2
    『老人と宇宙』の第2弾。狂った世界の中で光るヒューマニティ。過去の名SF作家たちへのオマージュを感じます。面白かったです。
  • ゾーイの物語 老人と宇宙4
    シリーズ4作(この作品はちょっと位置づけが違うけど)の中で一番感動したかも。特にラスト近くのゾーイの演説が。
    望んだわけじゃないのに他民族の精神的アイドルに祭り上げられる立場がどんなものか想像するしかないんだけれど、ゾーイはいろいろ葛藤しながらもよくやってるんじゃないかしらん。ジュブナイル的内容なん...続きを読む
  • ゾーイの物語 老人と宇宙4
    『老人と宇宙』は前作で完結したはずなのに(ええ、完璧な完結でしたよ)、『ゾーイの物語』を読み終わってみれば『ゾーイの物語』のない『老人と宇宙』なんて考えられない。SFの良いところをとことん盛り込んで、しかもうまくて、爽快で、そしてちょっと泣かせる(朝の通勤電車のなかで泣けて困った)。また1冊目から読...続きを読む
  • 最後の星戦 老人と宇宙3
    3 部作の完結編。
    ジョン・ペリー再登場。
    今回は兵士としてではなく、コロニー行政官として。
    ちょっと弄れてはいるが、ユーモアのある愛すべきキャラ。
    本作で、シリーズ全体が上手くまとめられ、
    本当に楽しめる良作品群であった。
    先住知的生命体の事とか、
    いくつかもっと掘り下げて欲しい点もあったのがやや...続きを読む
  • 遠すぎた星 老人と宇宙2
    「老人と宇宙」シリーズの第 2 作目。
    相変わらず良いね、このシリーズ。
    前作主人公のジョン・ペリーが登場しないのは、
    ちょっと寂しかったけれども・・・。
    コロニー防衛軍と多種族間の立ち位置の違いや、
    地球の現状、ゾーイの登場等、引き込まれるねぇ。
    安心して楽しめるエンターテインメント SF。
    3 ...続きを読む
  • 最後の星戦 老人と宇宙3
    既読でしたが、先日「ゾーイの物語」を読んでもう一度読みたくなり、本棚をひっくり返してようやく見つけ、再読しました。
    異世界での一般の生活描写から、徐々に人類を巻き込んだ大きな話しにシフトし、最後は三部作をきっちりまとめたストーリー。大河ドラマとでもいうべき内容を一冊にまとめているせいか、語っていない...続きを読む
  • 最後の星戦 老人と宇宙3
    シリーズ最終巻。
    一作目同様、年寄りなのに若いジョン・ペリーが主人公。
    愛するジェーン、養女とともに、植民惑星で退役後の生活をのんびりと送っていたペリーだが、またぞろコロニー連合に振り回されるはめに。

    それにしても、前作では3つのエイリアン同盟軍との戦争を避けようと、あれほど必死になっていたコロニ...続きを読む
  • 遠すぎた星 老人と宇宙2
    前作『老人と宇宙』では、神秘のベールに包まれていたゴースト部隊の活躍がメイン。新兵たちの軽妙なやりとりが楽しい。
    ララエィ族の科学者カイネンも印象に残るキャラクターだ。
    その口から“セップク”なんて言葉が出てきたときには、ちょっと笑った。
    しんみりしたシーンだったのに・・・・・。

      The G...続きを読む
  • 最後の星戦 老人と宇宙3
    んーっ!!読み終えてこんなに気持ちの良い本は久しぶり。また「老人と宇宙」から読み返したくなるように、うまーく作りこまれていて、うん、脱帽。人種や文化が違うだけで他者を排除し戦い続けてきた”人間”に対する大きな大きなメッセージを感じます。
  • 最後の星戦 老人と宇宙3
    「老人と宇宙」の3作目。一応これでシリーズは完結らしいけど、義理の娘の視点で描いたスピンオフがあるらしいので、シリーズは続くのかも。やっぱり映画向きですね。
  • 遠すぎた星 老人と宇宙2
    「老人と宇宙」の続編。前作の主人公は登場せず、別のキャラクターがメイン。展開のわかり易さとテンポの良さは前作同様かと
  • 遠すぎた星 老人と宇宙2
    『老人と宇宙』の続編。だけど、前作のストーリーがそのまま続いていくわけではないのだ。前作の主人公のことが大好きなだけに、読むのをためらっていたけれど、なーんだ早く読めば良かった。とにかく、この作者の姿勢っつーかなあ、物語をつらぬく前向きオーラがすごい。大好きですこうゆうの。他者を認める、愛するものを...続きを読む
  • 老人と宇宙
    主人公が75歳にして新しい環境へ飛び込んでいき、なんだかんだ苦労しながらもそこで自分の居場所を見つけていくっていう物語。もともとこの手の話にはすごーく弱いんだが、(しかも舞台が宇宙ときてる!!)ラスト近くではなんと「リセット(北村薫)」ばりのエピソードが現れ、もうメロメロ。人生は何歳になろうとも色あ...続きを読む
  • 怪獣保護協会
    2024-04-15
    いやあ、楽しい。モンスターでも恐竜でもなく、まさに怪獣小説。過去作への言及などそのスジの人向けのネタも多いが、それが分からなくても問題なく楽しめるだろう。
    しかし、アメリカ人ってこういう粗野なジョークが好きだよね。ずーっと悪口言い合ってる。それが許される関係性なんだろうな。
  • 怪獣保護協会
    次元の裂け目から怪獣のいる世界へと行く事が出来る。そして怪獣は保護されるべき貴重な生き物という設定。
  • 怪獣保護協会
    怪獣保護協会、というタイトルから「保護する理由」にすごく期待していたのだけれど、そう来たかあ(落胆)。
    そもそも怪獣が並行世界の住人で、双方の世界を行き来できてしまうというアイデアは良かったのだけど、なんというか、サンダースの小物感がその壮大な設定と乖離している気がしてしまった。
  • レッドスーツ
    久しぶりのSF。
    なのに、なんだか凡庸なお話だなー、と思っていたら、ふむふむ、そういうことだったのね。
    で、最終的には、バカバカしさと甘さが程よく楽しいお話でしたとさ。
  • 怪獣保護協会
    スコルジー氏は老人と宇宙が大好きでその後の作品は うん、まあって感じだけどこれもそんな感じ。

    怪獣の体内には原子炉がありそのエネルギーで活動する って50年ほど前幼年雑誌の特集かなんかで読んで いや生物の体内にそれは変だろ!って幼児ながらに思い、 でもそのあまりの無茶苦茶設定にそのことは今でもワシ...続きを読む
  • アンドロイドの夢の羊
    フィリップKディックの作品へのオマージュある小説。最初は映画のメンインブラックやマーズアタックのようなパロディ、ユーモア小説かと思ったが、話がどんどん膨らんで、マトリックスの世界に変わった。
    考え方、社会形態が違う異星人との交流世界で人類が如何に生きるのか。著者の作品に共通するテーマなのかもしれない...続きを読む