ひろさちやのレビュー一覧
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ネタバレがんばるのではなく、あきらめるとうまくいく。
がんばった先にはさらに上をめざそうとなる。
いつまでたってもゴールは見えず苦しくなる。
常識を捨て、自分はこんなものだとあきらめる。自分を許す。
幸せを求めるなら、小欲知足。足るを知る。欲は常に増えていく。少し少なくする。
ぶつ強敵問題解決法のすすめ
生活の危機か、人生の危機か切りわける。
いじめ、病気、貧乏などは生活の危機(病気は一部人生の危機)
人生の危機は四苦八苦から生じる。
フレーズ参照
四苦の生の意味を新たにした。過去の苦しみなんだ・・・。
ここ8年ぐらい求不得苦、五陰盛苦に苦しんだ。最近あきらめて、愛別離苦、怨憎会苦を体感した。それも -
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入門書として、わかりやすいというか、平易な文で書かれているのは良い。理解を深める為には、他にも読むべき本はあるけれど、入門書としてはとても良いと思います。
身心脱落、行住坐臥、分からないことが分かるということが悟り。四摂法(布施、愛語、利行、同事)、八大人覚(少欲、知足、楽寂静、勤精進、不忘念、修禅定、修智慧、不戯論)などがキーワード。
利行〜自利も利他もない
同事〜自分も他人もない、皆同じ、私だったらしないとは限らない。
不忘念〜常に仏法を思っていること。
修禅定〜心静かに心理を観察する。
修智慧〜智慧を修得する(ものをあるがままに見る眼=智慧、を養うこと)
不戯論〜無駄な議論はしな -
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先に読んだ岩波ジュニア新書の『仏教入門』も仏教の概略を分かりやすく解説してくれましたが、こちらの方が素人にはより納得しやすいものになっているように思います。
というのは、ジュニア新書の『仏教入門』は本当に歴史的な変遷をたどっている感じ。その分思想的には中立的で、あまり深くは突っ込まない印象(まあジュニア新書だし)。
一方本書は思想的な部分まで著者の解説が入って分かりやすい。とくに比喩が卓抜で納得しやすいです。
ただ逆に言えば著者の解釈が多分に含まれるので、気に入らない人は気に入らないかもしれません。ただ本当に初めて仏教についての学ぼうとする一歩目としては最適な本ではないでしょうか。 -
購入済み
漠然としたお寺への不満を解く
作者様。仏教徒としての有り様、お寺の有り様を批判と励ましの言葉で説いていただきありがとうございます、私にとって最良の書になりました。読んでみようかとお考えに皆さん、般若心経の空についての解説、あの世は有るのかなど文章は容易ですし批判のための批判になることなくまた感情的な表現もないのでとても読みやすいです。ただ新興宗教の方にはつらいでしょうからお勧めいたしません。
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ネタバレ正論。その通り。ブッダの教えとは、別離の苦しみ・悲しみのために、心を覆われたままでいることを執着であると悟ること、過去ではなく今を生きること=故人を早く忘れること。
葬式仏教と檀家制度による民衆の管理は、はキリシタンの葬儀を禁じた徳川幕府の指示。奈良南都六宗は、葬式を行わない。戒名は、在家者ではなく、出家者=僧侶の葬儀のみ行っていた僧侶が、在家者を出家者として弔うためつけるようになった。葬儀の読経も、出家者となった故人のため。位牌は、中国儒教の伝統。墓石は、アニミズム・神道的な、死人が化けて出ないための重石。ホトケとは、カミになる前の鎮められない霊。香典とは、親族が嫡子=喪主に渡すもの。他人は -
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感動した。何度も読み返すことになるだろう。
読後、2007年のひろさちや著「すらすら読める正法眼蔵」と比べてみた。とりあげられている、本書で取り上げられている8巻のうち、現成公案、生死、仏性、唯物与仏、菩提薩埵四摂法の5巻が「すらすら」と被っている。
が、同じではない。かなり言葉を補ったりして、全体に訳だけで意味が(すくなくとも ひろ さんの解釈が)とりやすくなっている。上下二段に原文現代語訳で一巻分が一続きの「すらすら」に対して、「新訳」は段落ごとに解説が入って、解釈が取りやすくなっている。全体に哲学としての側面を強めに出した正法眼蔵入門としているので、在家の私などには大変とっつきやすい。菩