あらすじ
「世間」の言うことは嘘ばかり。人生の問題は気づいたときには遅すぎます。世間の目など相手せず、自分のための人生を送る方法を、西洋文学や仏教を題材にわかりやすく解説します。
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Posted by ブクログ
■見方
1.人生は無意味である:無意味というのは人生に価値がないというのではありません。
価値はあります。生きる意味はあります。また生きる目的もあります。けれども、それは各自が勝手に決めればいいことです。
つまり、それぞれの人がそれぞれの好きなように人生を生きればよいのです。したがって、人生はこれこれこのように生きなければならない。
人生の意味はこういうものだから、おまえはその人生の意味に応えるように人生を生きねばならない。そいう意味での「意味」なんてない。
それが、モームの言う「人生は無意味」です。
2.世間という怪物が敷いた成功という名の幻想のレールの上を走る。そう生き方が最善だと思っています。
もはや体制側が期待される人間像を宣伝する必要もない。国民の方で勝手に体制側が望んでいるレールの上に乗っかってくれています。
要するに、いま日本人は、世間の奴隷に成り下がっているのです。
3.生活の危機に対するハウツー本を読めば読むほど、ますます人生の危機を深める結果になります。
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対話風。人間は善人になれないという考え方で、「偽善者のやめ方」と題するほうが内容的に近い気がする。原罪とも通じる。一見、関係なさそうなサマセット・モームと仏教が同時に語られているのが面白い。人生は無意味というメッセージは、「生きる意味も価値もある」という前提で、それらは世間に決められるものではないから、各自が好きなように生きればよいと伝えている。賛否両論ありそうな本だが、私は気に入った。
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悪人正機説 世界で一番有名な犯罪者はキリスト
イエスは悪人でしょうか?
善人、偽善者
異常、正常 数が多いのが正常とされる、
少数異常、価値異常、虫歯
モーム 人間の絆 善人になろうとすれば人生がしんどくなる、善人というのは偽善者、事前社であることを辞める、
人生に意味はない、人生に目的はない、人生に意義はない、 有意義な人生、自由に生きる、
人は生まれ、苦しみ、そして死ぬ、 空
人生には失敗もなければ成功もない、
絆 連帯、束縛、しがらみ、世間の奴隷、評判、善悪の判断、イエスの評価、世間は嘘偽り、
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人生はあなたのものだ。周りの眼など気にするな。やりたいことをとことんやれ!社会の評価、見方が正しいとは限らない。そんなのは常に時代と共に変化していく。踊らされるな自ら踊れ!…的な感じだな。
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変わったタイトルですね。ちょっと気になったので手に取ってみました。ひろさちやさんの本は初めてです。
「人生は無意味だ」とか「もっと怠けて生きよう」とか、かなり刺激的な言葉が踊りますが、これも「ひろさちやさん流」の語り口のようです。
仏教とキリスト教、そしてサマセット・モームの作品から読み解かれた彼の主張を引き比べて、「善人ぶるのはやめよう」と説く著者の主張には、なかなか面白いものがありました。
Posted by ブクログ
世間と求められる日本人像に凝り固まって生きづらい世の中だが、モームの著作から怠けて生きていいという著者のメッセージに、力を抜いていいんだという安心感と救われる気がした。