ひろさちやのレビュー一覧
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ネタバレ[ 内容 ]
釈迦もキリストも、葬儀に格別な意義を持たせてはならない、と戒めた。
しかし、なぜ日本人は、お葬式に宗教的こだわりを持つようになったのか。
戒名、末期の水、年忌法要、墓の問題…。
本書では、習俗であるお葬式が、神道、仏教、儒教の影響を受け、いかに儀式化されてきたかを解説。
特に、現代の「葬式仏教」は江戸時代以降の慣習であり、本来の仏教思想とは無縁であることを指摘。
これからの葬儀がいかにあるべきかを問い直す。
死を迎える側も、弔う側も、今から読んで考えたい「本当のお葬式の話」。
[ 目次 ]
第1章 なぜ日本人は「お葬式」にこだわるのか
第2章 仏教における葬式の起源
第3章 お -
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[ 内容 ]
今の世の中、狂っていると思うことはありませんか。
世間の常識を信用したばかりに悔しい思いをすることもあるでしょう。
そうです、今は社会のほうがちょっとおかしいのです。
当代きっての仏教思想家である著者は、だからこそ「ただ狂え」、狂者の自覚をもって生きなさい、と言います。
そうすれば、かえってまともになれるからです。
人生に意味を求めず、現在の自分をしっかりと肯定し、自分を楽しく生きましょう。
「狂い」と「遊び」、今を生きていくうえで必要な術はここにあるのです。
[ 目次 ]
1 「狂い」のすすめ(「ただ狂え!」 太鼓持になってはいけません ほか)
2 人生は無意味(「生き甲斐」 -
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世間の物差し(=商品価値での判断etc.)だけを使っていると、世間の奴隷になってしまう。でも、この世間に生きている以上、その物差しを捨てて仙人みたいに生きることは出来ない。だからって、この世のどこかにパラダイスがあるわけでもない。
じゃあ、世逃げしちゃおうじゃないか!という、現代を“自分で”生きるための観念論。
「「狂い」のすすめ」の続編に当たる本書。前書が思考改革編だとしたら、今回のが若干実践編に近いのかな?
著者が仏教者なので、ちらちらと仏教の考えが出てくるけど、間違っても宗教本ではない。
「荷物を持たずに歩こう」や、「中道」の感覚、「何だっていいものは、何だっていい」などなど、 -
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人間は皆、老いて死んでいく運命にあります。
誰もこの運命からは逃れられません。
「なのに『老い』も『死』も悪いことだと決めつけて、それらを
考えることを忌避する傾向がある。もっと考えるべきではないか?」
こう考えた著者による、仏教に於ける死後の世界 ー冥途、地獄、
天界、極楽ー を紹介する本です。
死後の世界と仏様に関して大変丁寧に解説してあります。
意外にも「こう生きろ」と示唆することは殆どありません。
死後の世界について学んで、生き方は各々で考えろということでしょうか。
解脱して輪廻から逃れない限りは、天人ですらも老いて次の世に
生まれ変わるというのは衝撃でした。
(因みに、天人 -
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過激なタイトルとは裏腹な、深い本です。さらさらと読めて、するすると頭に入ってきますが、深い。
1章 「狂い」のすすめ
2章 人生は無意味
3章 人間は孤独
4章 「遊び」のすすめ
という4章からなるのですが、第1章が一番本質的に難しいことを書いてあるなぁとしみじみしてしまった。個人的には、2章と4章が今の自分に響きました。
時々読み返したくなるような新書です
それにしても、最近の新書って(昔からかもしれないけれど)過激でキャッチーなタイトルが多いですよね。読んでからタイトルとのギャップに驚くことがあります。ま、それで私も興味を示したのだからこういうものなんでしょうね。 -
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ネタバレ-2007.06.30記
昨夜につづき、ひろさちや氏の近著についての追書きである。
第1章の「狂いのすすめ」から、終りの4章は「遊びのすすめ」へと結ばれ、遊狂の精神こそ世間-縁のうちに生きる人間の最良の智恵と説かれるが、その世間-縁なるものを思量するに引かれる具体的事象がいくつか面白い。
たとえば、動物社会学の知見によれば、アリはそれほど勤勉ではない、という話。
まじめに働くアリは約2割、残りの8割は怠け者。正確にいえば、2:6:2の割合で、ものすごく勤勉なアリが2割、6割が普通、怠け者が2割ということだが、6割の普通のアリを怠け者のグループへ入れれば、先述のようなことになる。
そ