ひろさちやのレビュー一覧
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仏教は4章から。釈尊は全てのものは自分が愛しいと説いた。現代でも実際そう。仕事があってお金を稼げているから募金できる。状態が安定していて自分への愛が確保されているから他者に優しくできる。自己愛が前提になっている。けどこの自己愛をつきつめると、各人が自分自身を愛しているのだから、それを害してはならない...続きを読むPosted by ブクログ
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がんばらない生き方について考えさせられる。
日本はがんばりすぎる人が多く、結果を出しても更なる要求がなされていることに共感する。
欲を少なくするよう努めること、
自分にとっての幸せの軸を考えて生きることにしたいと思わせられた。
がんばりすぎた自分に疲れた時、
読み返して自分の羅針盤をリセットしたい本...続きを読むPosted by ブクログ -
『正法眼蔵』道元著 新訳
1.購読動機
僕は無宗教です。しかしながら、人間だから身体と心の修養が必要と考えています。
心については2020年からインプットを増やしています。
目的は、外界と自己の内部を対比したいためです。
2.学び
鎌倉時代の原書です。
貴族出身の道元が庶民に仏道を伝える目的の本書...続きを読むPosted by ブクログ -
『狂う』とはなんだろうか。
少なくとも常識的なことではないと思う。
しかし、そんな常識は普遍的かというと、時代に左右されていくらでも変わってしまうものだったりする。
そんなコトを教えてくれた1冊。ちゃんと理解できたかというと、たぶんできていない。難解でもある内容だった。
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宗教の入門書としては最適
高度な宗教学を学んでいない方が各国の宗教をあっさり学ぶのには最適。
神道と仏教と日本の政治の関連などは実にスッキリ明確に述べられている。
神仏習合から国家神道、そして神仏分離令の流れから靖国参拝の是非まで、実にクリアに論が進められます。
ただ終盤著者の主観にまみれた人生観...続きを読むPosted by ブクログ -
伝来〜現代における宗教としての仏教のあり方をわかりやすく教えてくれている。
各時代、権力に使われてきた宗教、それに抗った高僧、修行僧。どの開祖もそれぞれテーマを持って時代の権力と戦い、従わざるえなかった…
人間界でこの状況、なんとなく日蓮の考えに惹かれてしまう。Posted by ブクログ -
歯に衣着せぬ論調が小気味よく、それでいていちいち真理をついているところが凄い。
宗教学者として、高所から諭したり、達観していて雲の上の人的発言ではなく、あくまでも泥臭く、言いにくいことをスパッと言い切ることで、人生の難問に対する答えが凡人にも見えてくる。Posted by ブクログ -
著名な仏教哲学者によるエッセイ。地位・カネ・名誉にこだわらず、のんびり生きましょうということが書かれている。私もいいかげん疲れたんで、そろそろペースダウンしようかと。Posted by ブクログ
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教員免許更新講習で紹介された本。宗教家の本なんて初めて読んだ。本題の哲学的な部分よりも墓参りの起源とか年中行事の意味とか民俗的な解説の方が面白かった。でも中々深い事も書いてありタメになった。Posted by ブクログ
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プロローグで激流のニジマス、淀みのニジマスという例を出して、競争社会に出るとエネルギー効率が悪いという話をしている。
そこで著者はゆったり生きる生き方を全編を通して提案する。
前篇では仏教に基づく著者の労働観や身分観の話を海外の例とも対比しながら説明している。
日本は労働神事説だという点は興味深いの...続きを読むPosted by ブクログ -
終活のテーマとなる葬儀、位牌、墓、法事etcが、実は仏教のあるべき姿とはかけ離れたものであり、基本的には宗政複合体の利益維持のために「つくられた」後付けのならわしにしか過ぎないということを、軽妙な語り口で解説されていく。
死後のことにあれこれ悩んで少なくない金銭を費やすより、生きているうちに家族と、...続きを読むPosted by ブクログ -
分かりやすい文調で宗教とはどんなものなのかを説明してくれている。
ユダヤ教が親で、その子供がキリスト教とイスラム教なんだけど、派生した順で言えばキリスト教がお兄さん。
簡単に言うと、ユダヤ教の教えを柔らかくしたのがキリスト教で、その柔らかくし過ぎだと言うことで出てきたのがイスラム教と言うこと。
そ...続きを読むPosted by ブクログ -
如来とは何か? 菩薩とは何か? 極楽浄土とは? 実はよく知らなかった仏教の意味をていねいに解説してくれる、すばらしい本。
仏教に対する理解も深まるし、仏像を見るときにも助けになる。
日本仏教の展開についてやや駆け足に感じるが、紙数の都合もありこれは仕方がないと思う。著者の他の本も読んでみたい。Posted by ブクログ