鈴木貴博のレビュー一覧
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大小のビジネス改善・飛躍事例には、ちょっと常識”外”の考え方や打ち手があり、それを読者に考えさせるように1問1答形式で問題が出されていきます。
ビジネスたくさんの面白い事例集を使った頭の体操、有意義な暇つぶし。
筆者の前書きには「戦略的思想を身に着けてほしい」とありますが、「1冊ばっちり読んで力がつく!」というような教科書的なものにはなっていません。もしそういう力をつけたい方であれば、経営戦略、事業戦略の基礎的な内容を勉強する合間に、この本を読む、という使い方がいいと思います。
とはいえ本の厚さ、タイトルや売り方の気軽さ(ちょっとしたクイズ感覚)などを考えると、看板に偽りなし、面白い本でし -
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ネタバレ現場仕事がこれからはいい、というのは何となく私の感覚とも一致する。そして、大量調理の仕事、介護、清掃、倉庫の仕事より電気工事、測量技術、造園、配管、鉄筋、型枠、建築塗装の仕事のほうが同じ頭も体も動かし手先が必要な仕事の割には給料がいいのは確か。
2025年ごろの、スマートスピーカー、スマホ、そこに搭載されたアプリが十分に賢く、人工知能が提示してくれる情報に囲まれて暮らす日常。自分で気づき、判断し、決定するにあたって提供される情報はAIのアルゴリズムに従って提供されている、居心地はよい(「けれども」と著者は入れてる)、誰かに設計された通りの生活にどっぷりとつかっていく未来。竹宮恵子の「地球へ」を -
Posted by ブクログ
ネタバレ半端なくショックでかいです。2014年にオックスフォードやマッキンゼーが「遠くない未来(少なくとも私はまだ存命。下手すると就労が必要な時代)に、半分以上の職業がAIとロボットに奪われて消滅する」というレポートを出しました。その時点では、消滅する職業は、職業運転手やパラリーガルなど、言葉は失礼ながら高額所得者でない職種が多かったです。
ところが2016年を皮切りにAIが予想を超える速度で発展しているため、その予想が大きく知的労働者の失業に針路を変えているようです。
例えば2035年には絵や音楽を書くアーティスト・デイトレーダー・弁護士・学者・診察と処方を中心にする臨床医、さらには勤務評定を