鈴木貴博のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
サービス指向アーキテクチャ(Service Oriented Architecture/SOA)と人間主導系の世界、の話が面白い。かなり凝縮されており、記述は短い。
SOAは、あらかじめいくつものサービス単位に全体を切り分けて、サービスコンポーネントの集合体として設計する方法論。SOA思想で作られたシステムであれば、一部は他社のシステムの一部分を利用するのも可能となる。サービス同士を疎にする設計を意識する上で必要不可欠な考え方なので、考えが整理できて良かった。
人間主導系の世界というのはそのまま聞くとなんのことやらだが、特に大企業において、IT活用ではなく、ITの封じ込めに走っている現状からの脱却のことである。企業の情報防衛とネットワークを通じて社内外の人とコラボするという理想が新しいITにより実現すると説く。企業経営者が技術の潮目を理解し、原則禁止から原則OKへと切り替えるタイミングを見極める必要がある。2007年の本で、現状ではまだまだ原則OKの潮流は来ていないが、方向性としてはIT業界に生きるものとしてありがたいもの。人間行動の優位性の違いにより差が開く時代が来るか。 -
Posted by ブクログ
18000円の商品と58000円の商品では、安いほうが売れる。間に38000円を置くと、高いほうが売れる。
ビジネスモデルの本質は、気づかれにくいこと。だから真似されにくいこと。
いつもガラガラに見える吉野家のお店は、実は回転がよくて優良店だった。
ユニクロの製品は、日本からの輸入生地の関税が高いので中国のほうが高い。
俺のフレンチのビジネスモデルは、回転が早いこと、と売り切れが多く食材が無駄にならないこと。
DHCは、全身は大学翻訳センター。
有名ブランドを買収したら、自分が有名ブランドに名前を変える。スターバックスはビーツに、オンザエッジとライブドア。
J3は、東南アジアの選手を入れて放映権料を得た。
電気自動車は、軽いので車体が樹脂でもよい。金型も不要になるかも。
白い車をはやらせたのはメーカー。町中白の車が多く、下取りが高い。人気が一色に集中することで作り置きが可能になる。その後、いろいろな色の車が増えた。
ステーキのケンは、カレーを無料にすることで子供のお気に入りになった。
八味地黄丸は、効能を絞り込んで宣伝して成功した。なんにでも効く、というのは逆効果。
オバマ大統領の選挙戦は、WEBに支持者を運動員に変える仕組みがあった。
ミトゥンバ=アフリカの縫製工場の脅威=先進国のリサイクルされたシャツのこと。
現代では、長期的に優位性を維持できる企業はない。常に新しい戦略を打ち出している。
たくさん商品を売るためには、山積みにしたり、何箇所にもおくことで、10倍も売れることがわかっている。
空いた棚には、新しい商品よりも、すでに売れ行きのいい商品、2,3番手の商品を置く。
本業は売却できない。ダイエーはローソンを売却した。フォード自動車は、ハーツレンタカーを売却した。逆のほうが、ほんとうは効率がいいはず。歴史ある本業を売却できる経営者はいない。
抵抗勢力とは、イノベーションによって職を失う人。教育改革に反対するのは教師。 -
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欠点を利点ととらえて宣伝する=ハインツのケチャップの例。
スマホに変わる商品=ゲーム機、音楽プレーヤー、カーナビ、情報誌など
非日常になるには、特別な時間を取る必要がある。
商品のポジショニングを考える
MBTは、世界最小のフィットネスジム。高く感じられない。
販売時は買い手が強いが、アフターは売り手が強い。
充電池をタダで新品にする理由=買い替えを防止。
ミシュラン・ガイドに南フランスのお店が多いのは、タイヤを減らせるから。
低価格プリンターは、わざと印刷を遅くしている。
一番安いプリンターはファイアウォール。利益がないか赤字。
現段階で性能が不十分な部品は儲かる。
思考力は知識の積み重ねが基礎になる。
検討の最初に、仮説をたてる。それを検証する。
合理的には判断をさせない料金設定。プラン内容。
値段に端数を付けたのは、レジを開ける必要をつくるため。店員が売上をポケットに入れないように。 -
Posted by ブクログ
常識的な行動をとったりとらなかったりする企業は、優位に立てるようだ。
普段は常識的、戦略を考えるときだけ非常識に,「右手にロマン、左手にそろばん、心にジョーダン」・・・ そうあるために”異なるルールや常識で動いているビジネスから学べ”、”少し目先の変わった情報源も意識して” ということのようだ。 あたりまえだが常識だけでは優位に立てないということだ。
このような常識を超える力、論理思考力、柔軟な発想力が高い戦略思考につながると説く。
「性能が不十分で技術に改良の余地がある部分は儲かるけれど、性能が十分になってしまってどの企業が作っても差が出ない部分は儲からない」という内容は、ほんとうにその通りだ!と思った。 -
Posted by ブクログ
デスノートとはあのデスノートでしょうけど、ノートに書かれた会社の名前ではなく、デスノートにあるルールに焦点を当てています。「所得弾力性」「価格弾力性」と言ったデータに注目して、リーマンショック後の需要について説明されているのは、なかなかおもしろかったです。
トヨタ、JAL、ヨーカ堂が、なぜ? と言うのが副題にあるけど、いずれもピンチになったとはいえ、現に生き続けている企業です。大きな企業はデスノートに書いたくらいでは死ぬことはないのかもね(^^;
一番の注目は、経営者は先に読むことはできるのか、、と言うことが期待する内容でした。説明は分かりやすかったけど、この本が書かれた後のトヨタやJALの状況までは・・・。先が読めても何があるか分からないのが経営でしょう。でも、100年に1度の危機と言うのは、これからも当然起きると言うのは納得。そもそもグローバル化した経済では、従来の地域に閉じた経済とは違った波が来るのは当然で、100年に1度なんて言うのはネットの世界で言えば、常に起きちゃうほどの激変の時代がこれからリアルで来るのでしょう。 -
購入済み
話としては、まあ、面白いけど
フィルムと言われて、消えて久しい写真フィルムが浮かびませんでした。食品向けの包材かと思った。この辺の田舎でもテスラ社の電気自動車見るようになりましたが、電気自動車に対する考察も甘いと思います。バッテリーの性能等がキモなのは事実ですが、バスや大型トラックを電気自動車化することを想像すれば分かります。まあ、お好みで。