鈴木貴博のレビュー一覧
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サービス指向アーキテクチャ(Service Oriented Architecture/SOA)と人間主導系の世界、の話が面白い。かなり凝縮されており、記述は短い。
SOAは、あらかじめいくつものサービス単位に全体を切り分けて、サービスコンポーネントの集合体として設計する方法論。SOA思想で作られたシステムであれば、一部は他社のシステムの一部分を利用するのも可能となる。サービス同士を疎にする設計を意識する上で必要不可欠な考え方なので、考えが整理できて良かった。
人間主導系の世界というのはそのまま聞くとなんのことやらだが、特に大企業において、IT活用ではなく、ITの封じ込めに走っている現状か -
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18000円の商品と58000円の商品では、安いほうが売れる。間に38000円を置くと、高いほうが売れる。
ビジネスモデルの本質は、気づかれにくいこと。だから真似されにくいこと。
いつもガラガラに見える吉野家のお店は、実は回転がよくて優良店だった。
ユニクロの製品は、日本からの輸入生地の関税が高いので中国のほうが高い。
俺のフレンチのビジネスモデルは、回転が早いこと、と売り切れが多く食材が無駄にならないこと。
DHCは、全身は大学翻訳センター。
有名ブランドを買収したら、自分が有名ブランドに名前を変える。スターバックスはビーツに、オンザエッジとライブドア。
J3は、東南アジアの選手 -
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欠点を利点ととらえて宣伝する=ハインツのケチャップの例。
スマホに変わる商品=ゲーム機、音楽プレーヤー、カーナビ、情報誌など
非日常になるには、特別な時間を取る必要がある。
商品のポジショニングを考える
MBTは、世界最小のフィットネスジム。高く感じられない。
販売時は買い手が強いが、アフターは売り手が強い。
充電池をタダで新品にする理由=買い替えを防止。
ミシュラン・ガイドに南フランスのお店が多いのは、タイヤを減らせるから。
低価格プリンターは、わざと印刷を遅くしている。
一番安いプリンターはファイアウォール。利益がないか赤字。
現段階で性能が不十分な部品は儲かる。
思考力は知 -
Posted by ブクログ
常識的な行動をとったりとらなかったりする企業は、優位に立てるようだ。
普段は常識的、戦略を考えるときだけ非常識に,「右手にロマン、左手にそろばん、心にジョーダン」・・・ そうあるために”異なるルールや常識で動いているビジネスから学べ”、”少し目先の変わった情報源も意識して” ということのようだ。 あたりまえだが常識だけでは優位に立てないということだ。
このような常識を超える力、論理思考力、柔軟な発想力が高い戦略思考につながると説く。
「性能が不十分で技術に改良の余地がある部分は儲かるけれど、性能が十分になってしまってどの企業が作っても差が出ない部分は儲からない」という内容は、ほんとうにその通 -
Posted by ブクログ
デスノートとはあのデスノートでしょうけど、ノートに書かれた会社の名前ではなく、デスノートにあるルールに焦点を当てています。「所得弾力性」「価格弾力性」と言ったデータに注目して、リーマンショック後の需要について説明されているのは、なかなかおもしろかったです。
トヨタ、JAL、ヨーカ堂が、なぜ? と言うのが副題にあるけど、いずれもピンチになったとはいえ、現に生き続けている企業です。大きな企業はデスノートに書いたくらいでは死ぬことはないのかもね(^^;
一番の注目は、経営者は先に読むことはできるのか、、と言うことが期待する内容でした。説明は分かりやすかったけど、この本が書かれた後のトヨタやJAL -
購入済み
話としては、まあ、面白いけど
フィルムと言われて、消えて久しい写真フィルムが浮かびませんでした。食品向けの包材かと思った。この辺の田舎でもテスラ社の電気自動車見るようになりましたが、電気自動車に対する考察も甘いと思います。バッテリーの性能等がキモなのは事実ですが、バスや大型トラックを電気自動車化することを想像すれば分かります。まあ、お好みで。