あらすじ
100年に1度といわれるグローバル経済ルールの激変と、大恐慌とも言うべき世界的な経済後退の中で、大企業が進むべき道は、右なのか左なのか。間違ったほうを選べば「会社は死ぬ」。正しいほうを選べば会社は生き残るばかりか、さらなる成長のチャンスともなる。企業の生死を分ける要因は一体なんなのか。元BCG(ボストンコンサルティンググループ)NO.1アナリストが決定的診断を下す!
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Posted by ブクログ
2011/08/09
興味深い。
著者がいうようにいろいろ省いて簡略化しているから、もう少し複雑系の話もぜひ知りたいな。
長期所得弾力性はビジネスにおいて超重要ですね。
「カーライル」の時もそうだったけどこの方の著書はすごく面白い。知識?経験?から裏打ちされた話術なのか。
Posted by ブクログ
間違った戦略を書き込んだ企業は死にいたるデスノートをコンセプトに、死にいたる戦略とは何か、つまり企業が企業が死なないためにどのような戦略を練っていけばいいのか、ということを提言されています。
所得弾力性やら、価格弾力性といった経済用語も分かりやすく解説されていて、経済学のこととか全く知らない私でもちゃんと理解できたし、提言される戦略についても非常に分かりやすく納得感のある内容でした。
Posted by ブクログ
読みやすい!分かりやすい!!
一気に読める!!!
現況の経済を知るには、
うってつけの書籍だなーと思いました。
「原典回帰」。
著者の造語のようですが、
なんだか分からなくなったときこそ、
一番根っこの部分に立ち戻る・・・
まさに、これだと同感いたしました。
サブプライムショックのトヨタの状況
もう一つのリーバイス
セブンイレブン エフェクト
などの項目が勉強になりました。
また、その他にも・・・。
今後、手元においておきたい
辞書のような書籍でした。
2010年6月1日
Posted by ブクログ
本が発売されたのがちょうど、サブプライム問題が落ち着いてきたころ。2014年度末になってみて、予想通りなのか自動車業界はトヨタを筆頭に株価はV字回復を実現している。著者は、日本が今後繁栄するには、サービス業(どのようなものかは、本書参考)が発展する以外には無いと宣言している。早めに先行投資しておきましょうか…
Posted by ブクログ
経済成長のために必要なことというマクロな視点と、ビジネスの生き残りの方程式という2つの切り口を平易な文章で解説。特に、価格弾力性について考えるうえで一読の価値あり。
Posted by ブクログ
実際の存在する会社とその経営状況をあげつつ、企業の戦略や戦術を解説しています。キーワードは「価格弾力性」ですね。ほかの見方も解説していましたが、基本的には「価格弾力性」をベースに話が展開されます。
あるいみ、顕著な例を取り上げて説明されているので、わかりやすい内容になっていると思います。
Posted by ブクログ
タイトルはやや釣り。売る気なくつけるなら、「はじめてのマクロ経済」。それでも良書。わかりやすくも大胆に簡略化したトヨタ・JALなどの実例を交えてのマクロ経済解説本。ブルーオーシャンだのイノベーションのジレンマだの言う前に、こういう基礎を身につけなきゃだね。
Posted by ブクログ
労働集約的な「軽サービス業」ではなく、資本投下(ITシステムも含む)が必要な「重サービス業」を日本は目指すべき、というのが興味深い。問題は「重サービス」にきちんと金を払う人がいるかどうかという気もする。
Posted by ブクログ
成長に必要な意思決定は?
→コモディティ商品は、どうすれば付加価値を上げられるか、そしてその結果価格を上げられるかを考えることが必要
価格決定において、価格弾力性が1より大きいか小さいかが重要
Posted by ブクログ
デスノートとはあのデスノートでしょうけど、ノートに書かれた会社の名前ではなく、デスノートにあるルールに焦点を当てています。「所得弾力性」「価格弾力性」と言ったデータに注目して、リーマンショック後の需要について説明されているのは、なかなかおもしろかったです。
トヨタ、JAL、ヨーカ堂が、なぜ? と言うのが副題にあるけど、いずれもピンチになったとはいえ、現に生き続けている企業です。大きな企業はデスノートに書いたくらいでは死ぬことはないのかもね(^^;
一番の注目は、経営者は先に読むことはできるのか、、と言うことが期待する内容でした。説明は分かりやすかったけど、この本が書かれた後のトヨタやJALの状況までは・・・。先が読めても何があるか分からないのが経営でしょう。でも、100年に1度の危機と言うのは、これからも当然起きると言うのは納得。そもそもグローバル化した経済では、従来の地域に閉じた経済とは違った波が来るのは当然で、100年に1度なんて言うのはネットの世界で言えば、常に起きちゃうほどの激変の時代がこれからリアルで来るのでしょう。