鈴木貴博のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
近い未来、AIとロボットに人間の仕事が奪われることを経営戦略コンサルタントの視点から警鐘を鳴らしています。
面白い点を2点挙げます。
「2025年ドライバーの仕事がなくなる」などの予想を年表で描いており、興味がそそられました。
実際に年表に書かれている通りになるかという点については十分な根拠がなかったので感覚的に著者の予想より進展は遅くなるのではないかと感じました。しかし、遠からずその未来は訪れるという確信も同時に得ました。
そして仕事がなくなる事態の解決策としてAI/ロボットに給料を払うという素人には思いもよらない斬新な提案がされている点です。
著者の考える通りにいけば画期的な問題の解決 -
Posted by ブクログ
私の仕事はバス・タクシーのドライバーの採用をしているのだが、人手不足でなかなか思うようにならない。
しかし10年もすれば、自動運転車で大量失業者がでるという。私も自動運転車でいずれドライバーと言う職業が無くなるとは思っているが、ステークホルダーや法整備の問題で30年は難しいのではと、懐疑的ではある。
それよりもAIにより、頭を使う仕事が無くなるとは。確かに最も難解なゲームと言われる囲碁ですらAIに世界トップ棋士が勝てなくなっているし、ローソンではAIで店舗開発をするという記事を見かけた。
私は既に第一線から退いているので、仕事を奪われる心配はないが、娘達はこれからどうするのだろうか、と言う不安 -
Posted by ブクログ
ネタバレ本日の書評は「仕事消滅」鈴木貴博著。著者はバリバリの経営コンサルタントである。
本書はロボットやAIの発達によって、いかに人間(特に日本人)がどれだけ影響を受けるか著わした書籍である。
まず、AIとロボットの進化によるテクノロジー失業が起こす経済への影響を「シンギュラリティのパラドックス」と呼ぶ現象があることを指摘する。
つまり、AIとロボットの進化により、人が失業するのだ。
かみ砕いていうと、国の中に収入が得られない人、収入が減る人の数が大幅に増え、デフレが起こって大不況になるという、いわゆるディストピア(破滅的な未来)をもたらすのだ。
それとは対照に、完全に人間と同じかそれ以上の -
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仕事が消滅する順番
「足」(運転手)→「脳」(学者・コンサル)→「腕」(医者)→「顔・表情」(心理カウンセラー・作家)→「手の指」(ケーキ・すし職人)
マイクロソフトのプロジェクト:レンブラントの模倣→芸術家・学芸員も不要
管理職の仕事は、能力の評価や経営判断力でなく、ただメンバーの共感を得る演技力になる。
生計が成り立つのは、若くて力仕事の人のみ
馬が減ったように、癒しペットとしての犬や猫も減る
「ロボット経済三原則」
1.すべてのAIやロボットは国有化
2.AI・ロボットの産業利用は、人間何人分かの働きに換算して国に賃金を支払う(自動車の免許と同じ)。家庭利用・私的利用は賃金支払いなし -
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ネタバレソニー
2016/3 決算 3年ぶり黒字
稼ぎ頭は、デバイス部門
→画像センサーはシェア4割でトップ、スマホにも使われている
→今後、デバイス部門への5100億円の設備投資をする
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【人】イーロン・マスク
・天才実業家
・テスラモーターズで電気自動車に参入(東芝の半額の値段)
・つぎつぎと大きなベンチャー企業を設立
・「スーパーハードに働け」
→ひとつの専門性を身に付けるのに1万時間必要→5年間
・「リスクを負え」
→年を取るごとに、責任や義務が増えていく、難しいことに取り組むことはより困難になる。
だから、今リスクを取って欲し -
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『戦略思考トレーニング』の第三弾。
今回は、柔らか頭を作るためのトレーニングに主眼を置いて構成されている内容です。
右脳(発想)と左脳(論理)のどちらをベースに戦略思考をしているのか。
自分は間違いなく左脳ベースです。
が、今回、第三弾を読み進めてみて、左脳も十分には使えてないんじゃないか、と気づきました。
まず、「戦略思考」する場合、右脳の発想力を生かして、誰もが考えつかないようなアイデアをひらめくことが重要です。
自分は右脳に苦手意識があったので、これまでの第一弾、第二弾を読み進めながら、いろんな視点から物事を想像することはできるようになってきたと思ってます。
(いいアイデアをひら -
Posted by ブクログ
『戦略思考トレーニング』の第二弾。クイズ形式で、戦略事例やグローバルでの成功例などが紹介されています。
前作に続き、構成や内容が面白く、楽しんで読むことができました。
作者曰く、毎日トレーニングすることが大事とのことで、1日1問ずつを意識して、一気に読みたくなる衝動を抑えて、少しづつ継続して読み進めましたよ。
……毎日か、は置いておいてw
このシリーズを読んで一番得られることは、戦略思考する場を手軽に与えてくれる、ということ。まずは、これを意識して、すぐに答えを見るのではなく、十分考えることが重要だと思います。
その上で、事例をサンプル的に覚えられればベストなんですが、これは中々、一回読