あらすじ
新型コロナウイルスの感染拡大により、大波乱の幕開けとなった2020年代。「これまで叫ばれてきた様々な危機が現実化し、『日本が壊れる10年間』となる」未来予測と経営戦略立案の専門家である著者は、そう警告する。コロナショックで日本経済はどうなるのか? その後に到来する「7つのショック」と「1つの希望」とは? 不安な未来を読み解き、新たな変化とリスクにいち早く対応するための必読書。 【本書「はじめに」より抜粋】日本経済は長らく「ゆでガエル」の状態にあると言われています。だからこそみなさんが今、目にすべきは10年後の「熱いお湯」を描いたレポートであるべきです。それを目にすることで、カエルはゆであがらずにお湯から飛び出すことができるかもしれません。そしてこのレポートが描く「日本が壊れる10年間」についての予測が結果として外れれば、日本は壊れずにすむかもしれません。私たちの意思や行動が変われば、未来も変わる。その意識で本書を手に取っていただきたいと思います。
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Posted by ブクログ
すぐ近い未来「2030年代」に起きるであろう予言、確実に起きる人口問題が書いてあります。これまでに当たり前とされてきたこと、たとえば「将来のために年金を払う、貯蓄をする」等は2020年代のうちに崩壊するそうです。自分のために、次の世代のために、未来にむけて準備が必要だと教えてくれる本。
Posted by ブクログ
2020年から10年後の未来について書かれていた。
筆者は2000年から2020年までも予想しており、的中させていた。
詳細にかかれており、社会構造からして、ほとんど当たるんだろうなと思った。
それは、日本経済にとって暗いシナリオばかりで、トヨタ衰退、気候変動、高齢化問題など思わず目を背けたくなるような事実ばかりだった。
日本が衰退するまであと10年ある。
国として、衰退は免れないが、貯蓄など個人として備えられることは備えようと思う。
Posted by ブクログ
ポストコロナによって今後起こりうる話をまとめており、とてもわかりやすかった。
本書を読み、デジタル化による早急な変革、業界を超えた連携、広域化による将来的な集中が必要であるという認識を持つことができた。
先は見えないが、前を見て進めたいと思う。
Posted by ブクログ
あまり嬉しくないここ10年の未来予測。かなりの自信と説得力を持って近未来を描いてます。
うなづける予測と多少首をかしげたくなる予測がありますが、どれも一応の説得力は持ってます。
暗い予測に対しては処方箋も書いておりますが。そこの部分は少し弱い。新書の分量なので仕方ないが、もう少し書き込んでほしいと感じました。
Posted by ブクログ
思ったよりずっと面白かった。将来に動かせるもの(変えられるもの)と動かせないもの、それらへの処方箋と実現可能性、事象の予兆はあるけれど気づいていないことなど、事実を交えて述べられている。
処方箋は大胆だけれど、それくらいやらないとゆでガエルになってしまうのだなあと、つらい気持ちになった。
日本から見た考えだけでなく、相手国から見た反応も閉経を踏まえて指摘されている。
正規・非正規の話は、事実としてはそうだけれど、そもそもそれは正しいのかってところを諸外国とも比較して述べてほしかった。