宮地尚子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
1年前に購入し、積読をしていた本。
そして、積読をしていたことを忘れて2冊目を買ってしまった本。
と、いうことは。。
かなり私はこの本に興味があったということ。
「傷つき」というところが、私のビットに立ったのである。
この本にあるように、トラウマは厄介で、幾度となく自身のトラウマと対決してきた。
でも、完全に勝者になったわけではなく、やり過ごしている部分もかなりある。
「傷つく」ことは、特別なことではなく、誰にでもあること。
その事実を明示されただけでも、肩の荷が降りる感じがする。
結末で「寄り添って話を聞くことが1番大事」というような意味合いの文章がある。
ああ、それって傾聴だよなー。。 -
Posted by ブクログ
著者自身の経験に関する話をしているが、それに伴う創作物・歴史的事実・学術的知識の話が主に語られており、「研究者(専門家)」らしい文章、という印象を受けた。学びの多い本で勉強になったが、一般的な「エッセイ」と聞いて期待するものとはちょっと違う気がした。だからこそ、著者自身の傷の話をもう少し聞きたかったかも。(母に関する話や〈手当てされた風景〉という節は面白かった。)
あとは本文中では否定されてたけど、結局著者ってエリートなんだよなあ……と思いながら読んじゃった。「傷や欠陥を愛する」ってすごく大切なことだけど、自分より目上の人に言われると憐れみのように思えて惨めになってしまうし、逆に弱い立場の -
Posted by ブクログ
I found it highly insightful, as many of its themes are closely connected to what I recently read in The Study of Killing in War. Reflecting on how books from such diverse fields are interlinked in unexpected ways made me realize that the more experiences we have in life, the deeper and more compreh
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Posted by ブクログ
著者が1989~92年にボストンに留学していた頃に出会ったり調査・インタビューした人たちのことを、その7年ほど後に雑誌に書いて連載したものをまとめた本。著者は「『ミニ・エスノグラフィー:小民族誌』のような物語」と言っているが、エッセイのようなインタビューのような「あわい」の読み心地である。
渡米した日本人とひとくくりに言っても、性格も境遇も抱える困難や葛藤も人それぞれだ。
しかし、どこか共通しているのはなにかしらの問題が異文化生活の中で浮かび上がってきてはいるもののその原因というか源流は決して単純ではなく、日本にいた時から、その人の人生そのものから始まっているように感じることである。まさに一 -
Posted by ブクログ
Xで見かけて気になったので読んでみました。
NHK出版の"学びのきほん"というシリーズに含まれる一冊で、トラウマやジェンダーの研究をされている専門家・宮地尚子さんによる執筆。
易しくわかりやすい文章で、「傷つく」「傷つける」「傷つきを癒やす」など、そのときの心について向き合い、ゆっくり考えることがにできた。
生きていくなかで、傷つくことも、傷つけることも避けられないものなので、それをいかに回避するかではなく、うまく付き合ってやっていくかが重要なのだと受け入れることができたように思う。
傷つきを耕すことで、豊かな人生にしていけるよう意識してみたい。 -
Posted by ブクログ
※自分が読みたかったものとは少し違ったので評価を下げています
親からの見えない加害を受け、トラウマの克服法を探して本を読んでいます。
結論からいうと私にとってはそこを緩和するもの、脱することができるアイデアを得られるものではありませんでした。
本書は全く学びにならないということはなかったですが
DVの記載において加害者=男、被害者=女
のような記載が目につき気になりました。
上記気になったので全体通して熟読というよりパラ読みになってしまいました。
記載が難しい箇所だとは思いますが
逆のケースもままあると思うので、その記載は避けていただきたかったです。
また親の不仲による子への影響の記載は