宮地尚子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ははがうまれる。
このやわらかいひらがな表記の中に、戸惑いや迷い、自信のなさなどいろいろな葛藤が含まれている。妊娠中の今の私に、それでいいんだよ、と包み込んでくれるようなやさしい安心感を与えてくれる。
ほどく、という章がとても好きだった。
何かを作るというワークショップは多いけれど、ほどくワークショップはほとんどないという。
「私たちは、何かを作ることが、生産的で価値のあることだと思い過ぎている」とも宮地さんは言う。今の私の状態は、まさにこのほどく過程にあるのではないかと思った。
作り出すことは、目に見えてわかりやすいし、やった感があって充実した気持ちになる。でも、どうしても気持ちがそちらに -
Posted by ブクログ
前作の『傷を愛せるか』は、エッセイでも読者側にメッセージとして伝わるものが多く、そのひとつひとつがどれも感銘を受けていたのだけど、今作は作者の実体験を基に小説風に語られたエッセイ。
異国暮らしによって精神が不安定になったり、一方で平気な人がいたり、そんな人たちとカウンセリングしながら得られた気付きの話。
異国暮らし、そうでなくても文化の違うコミュニティで過ごす経験があれば今作も感銘を受けられたかもしれないけど、あいにくそんな経験がないので、その点では特に伝わってくるようなものがなかった。
ただ、『しなやかで回復力のある若い時期に住み慣れた場所から離れ、異国暮らしをすることは悪くない。それらはす