宮地尚子のレビュー一覧

  • 傷を愛せるか 増補新版

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    素敵な言葉が紡がれてる

    入院当初に読んだせいで
    気分が鬱々としてて内容が頭に入ってくるのに
    かなり時間がかかった

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    2026年07月19日
  • 傷のあわい

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    著者はボストンで活動した精神科医とのこと、ボストンという地は絶妙。表題はちょっとひねりすぎかなと思うし今流行りのナラティブという言葉も頻出するがあまりそぐわない気もする。それよりはルポエッセイという感じ。移住者とその心に起きたことにフォーカスを当てているということだけで十分に興味深い。
    PTSDという語句が日本で定着したのが阪神淡路大震災というのも、そういえばそうだったかもしれない。

    P64 移住に伴うもっとも大きなストレス要因
    1社会的経済的地位の低下 2移住した国の言葉が話せないこと 3家族離散もしくは別離 4受け入れ国の友好的態度の欠如 5同じ文化圏の人々に接触できないこと 6移住に先

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    2026年07月15日
  • 傷を愛せるか 増補新版

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    SNSで話題で気になってた本。
    トラウマ研究を専門とする精神科医であり医学博士、臨床でカウンセリングも行う著者。専門家だからって、傷つかないわけではない。ストレスを感じないわけではない。落ち込んだり、無力感や罪悪感に苛まれることもある。
    “専門家”というフィルターを通すと、私たちはどうしてもその事実を忘れてしまいがちであることに気づいた。プロであっても一人の人間。そんな反応が起こることは当然のはずなのに。

    傷を負った人に対して、できないこともある。解決できない問題もある。けれど、ただ見守るという形で寄り添うことはできる。その辛さを、問題を、一緒に見つめる。それだけで癒しになることもある。こう

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    2026年07月15日
  • 傷つきのこころ学

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     スマホの通知、何気ないひと言、家族との沈黙。
     私たちは毎日、小さく傷つき、小さく誰かを傷つけています。

     この本は、その痛みを責めるのではなく、
     「傷つきながら生きる方法」をそっと教えてくれます。

     読めばきっと、自分にも誰かにも、
     今より少し優しくなれる一冊です。

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    2026年04月19日
  • 傷のあわい

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    作者のタッチがゆるやかで、ボストンの街角を覗くように読むことができた。
    人が人生で出会う様々な問題に悩み、それでも生きていく様子が分別なく描かれていて、すっと心にお話が入ってくる身近さがあった。
    傷を負い、悲しみに直面して、それでも続く日々の意味を問われた時、その答えのない問に答えようとする姿勢をとても感じた。

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    2026年03月21日
  • 傷のあわい

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    筆者の別の著書「傷を愛せるか」が個人的に響き、今作も迷いなく読んだ。傷を〜よりはエッセイ成分薄め。

    著者の原点とも言えるアンケート、フィールドワークを通じて書かれた文章はやや学術的に映るものの(目的が目的なので当たり前だけど)、生まれ育った地とは異なる文化で生きる人々の悩みやその背景が丁寧に記されていた。
    書かれてから40年近く経つにも関わらず、人間の悩みの本質というのはそう変わらないんだろうなと読みながら思ったりする。

    昔も今も、日本はメンタルヘルスのあらゆる面で欧米諸国に遅れをとってきたと感じていたけれど、PTSDの章では精神医学がその国の情勢、文化とも大きく関わるという示唆にハッとさ

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    2026年03月17日
  • 傷のあわい

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    ボストン在住の日本人が対象のアンケートを基にしたフィクションとのことだけれど、同じような悩みを抱えて生きている人は自分も含めてどの国にもどの時代にもいる。
    他人には打ち明けにくそうな悩みなどにも客観的かつ冷静に、決して深くは踏み込まずに話を聞く距離感を保つ姿勢がなんだか心地よい。
    宮地さんの文章を読んでいると、この人に話を聞いてもらいたくなる気持ちわかるな〜と思います。
    PTSDの患者さんを受け入れる側の不理解や、無意識の先入観、相手を傷つけずに自分の気持ちを伝えるアサーティブトレーニングなど、考えるきっかけとなるお話が多かったです。

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    2025年11月29日
  • ははがうまれる

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    ネタバレ

    育児にまつわる内容でも、読んでいて説教くさくなく、読者に寄り添うやさしい文章で、するする読めた。こうでなければならないといった型にはまった考え方でなく、柔軟にとらえることの大切さをしみじみ感じた。
    完璧でない者がこどもを育て、育てられる。こどもであったとしても、一人の人間として慈しみ、尊厳を大切にすることを大切にしなければと思う。そう思っていても、少しでもより良い道を歩ませたいと願う親心が時に過干渉へ繋がるのだから、あんばいは難しい。ただ、同じ空間にいても別のことをして、時おり同じ時間を共有する。それくらい気楽に生きてもいいのだと思った。
    自分の失敗談が子どもたちにウケるというのは面白かった。

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    2025年11月11日
  • 傷のあわい

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    留学時代のハーバードでの日本人移民の心の調査をした時の経験を下敷きにして、心の病を掘り下げて教えてくれている。

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    2025年11月08日
  • 傷のあわい

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    傷を愛せるかに続き、どうして宮地尚子さんの本はこんなにもするすると心に入っていくのか、この本を読み終わるまでわからなかった。けれど、嘘もなく、凝り固まった強いメッセージもなく、ただ事実から考えられた涼やかな言葉が並んでいるこの本が、静かに今の私を満たしてくれた。

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    2025年10月12日
  • トラウマ

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    ネタバレ

    トラウマに関するトピックが網羅されており、読ませるための構成も洗練されている。最初の一冊として最適。当事者、当事者を支援する人にはここから先に進むことが必要。

    <メモ>
    ・DSMは統計的なエビデンスを出すためだが、時間経過や潜在的な病理が見逃されがちという意味で浅い、という批判もある。P30
    ・家庭に責任を押しつけ、うまくいかないときだけ批判するという社会の風潮は百害あって一利なし。かえって孤立をもたらし、虐待がはびこってしまう。P64
    ・アダルトチルドレンという呼称は言い得て妙な部分がある。P67
    ・PTSDを持つ人に薬物依存が多い。P68
    ・リストカットの心への鎮痛効果は高い。P70

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    2025年07月10日
  • 傷のあわい

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    「傷を愛せるか」を読んでいたので、本屋で見て、購入。アメリカ移住者へのインタビューを通じて、傷や傷になりそうな心の状態について考察する。人それぞれ事情は異なれど、異国の地というファクターが傷を生んだり、過去の傷を自覚させたり、悪化させたりと様々に作用する。人の心は一筋縄ではいかないことを思わされる。

    20年ほど前の文書だから、インタビューを受けた人は、今どう生きているのか気になる。それでも人生は続く。傷を愛せるか。

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    2025年05月11日
  • 傷のあわい

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    臨床の精神科医を経験後に、文化人類学の研究に入った著者のデビュー作。『傷を愛せるか』に比べたら確かにやや若い感じの文章。
    もともとボストン在住の日本人からの聞き取り調査を元にしたハンドブックを作成したが、書籍化するまでに時間が経過して新しく書き加えたものらしい。内容としてはエッセイとエスノグラフィーの間くらいの感じ。
    海外赴任、アメリカンドリーム、逃避、受験落伍者の留学など、それぞれの事情を抱えて外国に暮らす日本人の心情をよく聞き取っており、共感できたり、息苦しくなったりする。2000年ころまでの調査だけど不思議と時代を感じさせず、人の心は変わらないというあとがきに妙に納得した。

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    2025年05月10日
  • 傷つきのこころ学

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    とても読みやすかった。傷つくことなく生きることはできないけれど、傷ついても回復することはできる。大切なことに気付かせてくれた心強い一冊。
    自分も知らないうちに誰かを傷つけないよう気をつけたい。

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    2025年03月09日
  • 傷つきのこころ学

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    最近気に入って繰り返し聴いている米津玄師の「がらくた」という歌を思い出します。

    壊れていても構わないと謳う米津玄師

    傷つき、傷つけることは避けられない…傷とともに生きる。
    無条件に許すことではない、自分も痛みを知り円熟していく

    明日も頑張ろうという気持ちになります。

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    2025年02月24日
  • ははがうまれる

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    宮地さんの失敗や正直な感想を織り交ぜながら、子育てをする人を優しく受け止めてくれる本。

    読者がイメージしやすいよう短文なのに丁寧な伝え方は見習いたい点であり、憧れる。

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    2025年02月12日
  • 傷つきのこころ学

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    1.読みたくなったキッカケ
    読書会の課題本になったため購入。
    これまでこういった内容の本には触れてこなかったため、新しいジャンルの本を読むきっかけとしてもいい機会だと思った。

    2.著者の紹介
    一橋大学大学院教授。精神科医の医師として臨床を行いつつ、トラウマやジェンダーの研究を行っている。

    3.本の構成と読みやすさ
    「2時間で読める教養の入り口」とあるように、非常に読みやすい内容。
    かといって、内容がスカスカとかいうわけでもなく、著者の考えがコンパクトにまとめられているように感じだ。
    構成としては、序盤で傷つくとはどういうことかをまとめ、終盤で、その癒し方をまとめている。

    4.本の序章のま

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    2025年02月06日
  • 傷つきのこころ学

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    環状島ーー崖の様な高い島ではなく、内側に海を溜めたドーナツ型の島をモデリングして、内海で溺れた多くの人々が環の上に避難して身を寄せるーーというモデルが興味深かった。

    考えないために「歩く」という行為が推奨されているものの、「歩く」ことによって思考がキマってしまうタイプがいて…みたいなの、私がそのタイプなので納得しましたね。

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    2025年01月20日
  • 傷つきのこころ学

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    自分が傷ついたことばかり考えていたけど、読んでいて相手を傷つけていた事にも気付いたし、自分や他の人のケアの仕方も少し分かったように思う。

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    2025年08月12日
  • 傷つきのこころ学

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    ネタバレ

    内容に関しては、正直心系の本をまあまあ読んでると「まぁそうだよね」って感じる所があるけど(逆に言うと、謎が多い心に関するある種の法則や効果の高い方法が分かって来てる?)、「傷つきの練習」「傷つきを耕す」などの、現代における「嫌なものは切り捨てましょう!」的安直な解決方法ではない、人生に向き合った考え方を深められて、この本を読めて良かったと思えた。あっさり傷ついてしまうからこそ、その傷つきに種を育てられたらと思った。

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    2024年12月09日