宮地尚子のレビュー一覧

  • 傷を愛せるか 増補新版

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    これまで読んだことのない雰囲気のエッセイだった
    落ち着きと知性とやさしさを感じる文章
    もう1回読みたい

    精神科のお医者さんであり、大学教授であり、いろんな肩書を持っている人で、普段は難しい論文を読んだり難しい話をしている人なんだろう
    でもこの本はすごく分かりやすかった
    内容が簡単という意味の分かりますいではなくて、難しい内容を分かりやすく書いてくれてるって意味の方
    スーっと入ってくる
    水みたいだと思った。するする読めた

    内容の面白さもだけど、作者の人間性があたたかくてすごく素敵だと思ったからもう1回読みたいと思ってしまう
    手元に置きたいなこの本

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    2026年02月03日
  • 傷を愛せるか 増補新版

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    傷を癒すとか傷を治すとか言うけれど
    そんな簡単なことはこの世にはなくて
    傷は塞がったあとにもかさぶたになったり
    傷跡が残ったり更地になることはない

    傷を愛するというのは
    受け入れたり、受け入れられなかったり
    そんな傷でもただ持っているだけで
    それを理解しているだけで
    愛するということなのかもしれない

    「傷を抱えるすべての人に、この本を捧げる」
    著者があとがきに書いてあるとおり
    今傷がある人も、
    傷になりそうな過程を味わっている最中の人も、
    傷がまだない人にも送りたい
    今ある傷にも、今後増えるかもしれない傷にも
    治療薬にはならないけど
    痛み止めのような役割をしてくれる一冊になることを願う

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    2026年01月27日
  • 傷を愛せるか 増補新版

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    (メモ)
    ・大人になっても忘れたくないのは、悩みとは人それぞれで、その重さは違わない。
    ・世界でトップクラスの頭脳が集まっても、行われるのは競争。最先端の研究が積み重なっても、社会には活かされていない印象。もっと世の中が良くならないかと、学べば学ぶほど自分の無力さを知る。
    ・右脳と左脳、右利きと左利き
    右脳は五感、一体化
    左脳は言語化、感覚、個人
    ・vulnerability。弱いまま自分を愛すること。
    ・上に関連して、包帯クラブ

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    2026年01月25日
  • 傷を愛せるか 増補新版

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    帯に書かれていた『弱いまま強くあると言う事』という言葉に惹かれ、手に取った一冊。

    精神科医である著者が、旅先で、臨床現場で、傷ついた人たちの心に触れながら綴った温かい物語だ。

    傷を愛することはむずかしい。傷は醜い。傷はみじめである。ただ、傷をなかったことには、しないでいたい――。(エッセイより)
     
    自分には難しそうだ…。



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    2026年01月20日
  • 傷を愛せるか 増補新版

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    これまで読んだエッセイの中でも結構好きな部類!
    心がスッと満たされるような、やさしくて、包み込まれるわけではないけどそっと寄り添ってくれるような、そんな文章

    傷は誰にでもあるし、治り切ることってないんだよね
    人に優しく自分にも優しくありたい

    宮地尚子さんの文章をもっと読みたい

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    2026年01月13日
  • 傷のあわい

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    ボストン在住の日本人が対象のアンケートを基にしたフィクションとのことだけれど、同じような悩みを抱えて生きている人は自分も含めてどの国にもどの時代にもいる。
    他人には打ち明けにくそうな悩みなどにも客観的かつ冷静に、決して深くは踏み込まずに話を聞く距離感を保つ姿勢がなんだか心地よい。
    宮地さんの文章を読んでいると、この人に話を聞いてもらいたくなる気持ちわかるな〜と思います。
    PTSDの患者さんを受け入れる側の不理解や、無意識の先入観、相手を傷つけずに自分の気持ちを伝えるアサーティブトレーニングなど、考えるきっかけとなるお話が多かったです。

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    2025年11月29日
  • ははがうまれる

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    ネタバレ

    育児にまつわる内容でも、読んでいて説教くさくなく、読者に寄り添うやさしい文章で、するする読めた。こうでなければならないといった型にはまった考え方でなく、柔軟にとらえることの大切さをしみじみ感じた。
    完璧でない者がこどもを育て、育てられる。こどもであったとしても、一人の人間として慈しみ、尊厳を大切にすることを大切にしなければと思う。そう思っていても、少しでもより良い道を歩ませたいと願う親心が時に過干渉へ繋がるのだから、あんばいは難しい。ただ、同じ空間にいても別のことをして、時おり同じ時間を共有する。それくらい気楽に生きてもいいのだと思った。
    自分の失敗談が子どもたちにウケるというのは面白かった。

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    2025年11月11日
  • 傷のあわい

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    留学時代のハーバードでの日本人移民の心の調査をした時の経験を下敷きにして、心の病を掘り下げて教えてくれている。

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    2025年11月08日
  • 傷のあわい

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    傷を愛せるかに続き、どうして宮地尚子さんの本はこんなにもするすると心に入っていくのか、この本を読み終わるまでわからなかった。けれど、嘘もなく、凝り固まった強いメッセージもなく、ただ事実から考えられた涼やかな言葉が並んでいるこの本が、静かに今の私を満たしてくれた。

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    2025年10月12日
  • 傷を愛せるか 増補新版

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    宮地尚子さん。
    失礼ながらこの本を読むまでは存じ上げなかったのですが、精神科医、大学教授、ハーバード大学研究員など、ものすごい肩書きをたくさんお持ちの方のようで、肩書きだけ見たらご本人も文中に書かれているように「この人、なんか偉そう!」と思って本書を手に取ることはなかったかもしれません。
    でも読んでみると誠実なお人柄を感じさせる文章で、仕事や人間関係でくたびれたときに読むと優しい言葉に癒され、心にスッと沁みました。
    なんというか頭の良い人が私のような並の人間にもわかりやすいように世界観や考えを共有してくれたような一冊でした。

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    2025年10月03日
  • トラウマ

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    ネタバレ

    トラウマに関するトピックが網羅されており、読ませるための構成も洗練されている。最初の一冊として最適。当事者、当事者を支援する人にはここから先に進むことが必要。

    <メモ>
    ・DSMは統計的なエビデンスを出すためだが、時間経過や潜在的な病理が見逃されがちという意味で浅い、という批判もある。P30
    ・家庭に責任を押しつけ、うまくいかないときだけ批判するという社会の風潮は百害あって一利なし。かえって孤立をもたらし、虐待がはびこってしまう。P64
    ・アダルトチルドレンという呼称は言い得て妙な部分がある。P67
    ・PTSDを持つ人に薬物依存が多い。P68
    ・リストカットの心への鎮痛効果は高い。P70

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    2025年07月10日
  • 傷のあわい

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    「傷を愛せるか」を読んでいたので、本屋で見て、購入。アメリカ移住者へのインタビューを通じて、傷や傷になりそうな心の状態について考察する。人それぞれ事情は異なれど、異国の地というファクターが傷を生んだり、過去の傷を自覚させたり、悪化させたりと様々に作用する。人の心は一筋縄ではいかないことを思わされる。

    20年ほど前の文書だから、インタビューを受けた人は、今どう生きているのか気になる。それでも人生は続く。傷を愛せるか。

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    2025年05月11日
  • 傷のあわい

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    臨床の精神科医を経験後に、文化人類学の研究に入った著者のデビュー作。『傷を愛せるか』に比べたら確かにやや若い感じの文章。
    もともとボストン在住の日本人からの聞き取り調査を元にしたハンドブックを作成したが、書籍化するまでに時間が経過して新しく書き加えたものらしい。内容としてはエッセイとエスノグラフィーの間くらいの感じ。
    海外赴任、アメリカンドリーム、逃避、受験落伍者の留学など、それぞれの事情を抱えて外国に暮らす日本人の心情をよく聞き取っており、共感できたり、息苦しくなったりする。2000年ころまでの調査だけど不思議と時代を感じさせず、人の心は変わらないというあとがきに妙に納得した。

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    2025年05月10日
  • 傷つきのこころ学

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    とても読みやすかった。傷つくことなく生きることはできないけれど、傷ついても回復することはできる。大切なことに気付かせてくれた心強い一冊。
    自分も知らないうちに誰かを傷つけないよう気をつけたい。

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    2025年03月09日
  • 傷つきのこころ学

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    最近気に入って繰り返し聴いている米津玄師の「がらくた」という歌を思い出します。

    壊れていても構わないと謳う米津玄師

    傷つき、傷つけることは避けられない…傷とともに生きる。
    無条件に許すことではない、自分も痛みを知り円熟していく

    明日も頑張ろうという気持ちになります。

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    2025年02月24日
  • ははがうまれる

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    宮地さんの失敗や正直な感想を織り交ぜながら、子育てをする人を優しく受け止めてくれる本。

    読者がイメージしやすいよう短文なのに丁寧な伝え方は見習いたい点であり、憧れる。

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    2025年02月12日
  • 傷つきのこころ学

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    1.読みたくなったキッカケ
    読書会の課題本になったため購入。
    これまでこういった内容の本には触れてこなかったため、新しいジャンルの本を読むきっかけとしてもいい機会だと思った。

    2.著者の紹介
    一橋大学大学院教授。精神科医の医師として臨床を行いつつ、トラウマやジェンダーの研究を行っている。

    3.本の構成と読みやすさ
    「2時間で読める教養の入り口」とあるように、非常に読みやすい内容。
    かといって、内容がスカスカとかいうわけでもなく、著者の考えがコンパクトにまとめられているように感じだ。
    構成としては、序盤で傷つくとはどういうことかをまとめ、終盤で、その癒し方をまとめている。

    4.本の序章のま

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    2025年02月06日
  • 傷つきのこころ学

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    環状島ーー崖の様な高い島ではなく、内側に海を溜めたドーナツ型の島をモデリングして、内海で溺れた多くの人々が環の上に避難して身を寄せるーーというモデルが興味深かった。

    考えないために「歩く」という行為が推奨されているものの、「歩く」ことによって思考がキマってしまうタイプがいて…みたいなの、私がそのタイプなので納得しましたね。

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    2025年01月20日
  • 傷つきのこころ学

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    自分が傷ついたことばかり考えていたけど、読んでいて相手を傷つけていた事にも気付いたし、自分や他の人のケアの仕方も少し分かったように思う。

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    2025年08月12日
  • 傷つきのこころ学

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    ネタバレ

    内容に関しては、正直心系の本をまあまあ読んでると「まぁそうだよね」って感じる所があるけど(逆に言うと、謎が多い心に関するある種の法則や効果の高い方法が分かって来てる?)、「傷つきの練習」「傷つきを耕す」などの、現代における「嫌なものは切り捨てましょう!」的安直な解決方法ではない、人生に向き合った考え方を深められて、この本を読めて良かったと思えた。あっさり傷ついてしまうからこそ、その傷つきに種を育てられたらと思った。

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    2024年12月09日