三本木亮のレビュー一覧

  • ザ・ゴール2

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    ザ・ゴールシリーズの二作目。本作では、思考のボトルネックを解消すべく、思考法について紹介されている。

    共通のゴールを雲と見立て、雲に至るまでの道を整理しながら対立構造を明らかにする。その対立構造自体を見せることで相手に理解を促すことができるし、それを用いて解決策を考えることもできる。

    これをビジネスに適用する場合、もう少し複雑性が増すが、基本的には同じ構造で進めていく。作中では、現状問題構造ツリーや未来問題構造ツリーと呼ばれる。

    注意すべき点は、先に課題ではなくUDE(Undesired Effects、好ましくない結果)を書き出しておき、配置していく中で真の課題を明らかにしていく。UD

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    2024年04月30日
  • ザ・ゴール2

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    ザゴール1の応用系

    生産管理に留まらず思考プロセスにも制約理論を用いることは理解したが、自分なりに消化して使うというのはなかなか簡単ではない。一旦読んだが理解度は高くないので、漫画版、映画などで補っていこう

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    2024年04月17日
  • クリティカルチェーン

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    PERT法のクリティカルパスにリソースの競合を考慮したのがクリティカルチェーンと聞いて興味を持った。以前読んだザ・ゴールのTOC(制約理論)をプロジェクトマネジメント特にスケジュール管理に応用する話。

    リソースの競合は普通考慮するだろうからなるほど感は無かった。それよりも各ステップに期限を設けるとセーフティータイムが組み込まれてしまう問題の方がなるほどと思った。期限設定をしないことで「学生症候群」を無くし掛け持ちも無くす。バッファーは個々に設けずまとめて設ける。良いと思う。

    以下はポイントの抜粋。
    ・進捗状況はクリティカルパスでしか評価しない(p247)
    ・クリティカルパスだけ監視(p25

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    2024年02月26日
  • ザ・チョイス

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    ネタバレ

    ザ・ゴールはひとつの会社の中での最適化。ザ・チョイスはこれとはうってかわりサプライチェーンを対象としたもの。パン工場と販売店。これが例になっている。
    本書の主張はシンプルな解決法は必ずあるということ。抽象的なできない理由は疑うこと。
    あとがきにまとめてある言葉が秀逸なので引用する。
    ・人はもともと善良である
    ・すべての対立は解消できる
    ・ものごとは、そもそもシンプルである
    ・どんな状況でも飛躍的に改善できる
    ・すべての人は充実した人生を過ごすことができる

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    2023年08月14日
  • ザ・チョイス

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    購入した本。ビジネス書でありながら、哲学要素もあったため購入。

    セネカの言葉「幸運は準備と機会が巡り合ったときに訪れる」

    「なぜ、どうしてと物事を掘り下げていくと本質に辿り着く」

    「有意義な機会とは、自分ではどうすることもできない状況を克服した時のこと」

    「物事の根本はごく少数の要素によって構成されている→ものごとはそもそもシンプルである」

    「自分の取り分を増やしたければ、ウィンウィンになるように努力すればいい」

    「決してわかったつもりにならない」

    「ものごとの原因と結果を常に考える。また抽象的な言葉を使わないようにする」

    「感情、直感、ロジックで人は動く」

    「人は善良」

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    2023年05月03日
  • ザ・ゴール2

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    TOC 制約条件理論 を用いる問題解決の話。
    今回は思考プロセスがテーマ。取締役の昼と夜の顔が違うことが面白い。

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    2022年11月16日
  • ザ・ゴール2

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    ザゴールの続編。ザゴールでは制約理論がテーマだったが、2は「思考プロセス」という、より一般的なものがテーマ。

    より一般的ということで、会社経営だけでなく家庭の問題に取り組む場面なども登場するのだが、いまいち作り話っぽくて腹落ちしない。

    出来としてはザゴールに及ばない。

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    2022年04月05日
  • ザ・ゴール2

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    ザ・ゴールの登場人物が出てくるが続編というより、ロジックツリーを用いて問題解決をしていくビジネス書だと感じた。
    なかなかロジックツリーを作るのに時間がかかるが、根気よく考え続ける様子は素晴らしい組織だと感じた。
    なかなか面白いシリーズだと思う。

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    2021年03月14日
  • ザ・ゴール2

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    普通に小説として面白い。こんなに思考プロセスがうまくいくとは思えないが、メソッドを抽出して実践してみたい。

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    2021年01月05日
  • ザ・ゴール2

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    正直読みにくかった。。
    自分の本を読む力が足りないのかもと落ち込みましたが、
    実際会社で本の中で使ってた手法を実践すると、内容が腹に落ちてきました。
    一回読んで返してしまいましたが、デスクに置いておくといいかもしれません。

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    2020年02月23日
  • ザ・ゴール

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    ネタバレ

    製造業の問題を小説風に説く。
    「鎖の強度は最も貧弱なひとつの輪に依存する」という考えのもと、ボトルネックの効率を高める(解消する)ことにResourcesを集中させるべきだと主張する。

    一言で言えば「弱点を克服せよ」ということ。
    「リービッヒの最小律」や「ドブネックの桶(樽)」とも言われる。桶の中の水量は、重ね合わせた板の中で最も短い板の高さまでしか溜めることができないということだね。

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    2025年08月10日
  • ザ・チョイス

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    障害になる3点
    1.現実が複雑だと考えること。
    2.対立は当たり前で仕方のないことだと考えること。
    3.人には他人を責める習性があること。
    その他、事例を並べながら解説を行っている。
    少々難解である。

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    2018年11月23日
  • ザ・ゴール2

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    ・企業の目的は、「現在から将来にわたって、お金を儲ける」「現在から将来にわたって、従業員に対して安心で満足できる環境を与える」「現在から将来にわたって、市場を満足させる」
    ・まずは、確固たる競争優位性を構築することから始めます。独自の技術や非常に優れた製品がなければ、市場側の問題を解消するような小さな変化に専念します

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    2018年11月04日
  • ザ・チョイス

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    2015年60冊目

    ザ・ゴールで有名なエリヤフ・ゴールドラット氏の著書
    今回はゴールドラット氏の娘が主人公。
    ゴールドラット氏は物事をシンプルに考えることを娘に伝えようとするが、
    心理学者の娘にはそれがどう企業の売上拡大の解決策になるのかわからない。
    ゴールドラット氏がコンサルティングした企業のレポートなどの事例もあるが、
    なんとなく結論がわからない。

    親子の対話を通じた物語であるが、非常に精神的、抽象的な会話が多い。
    これまでのザ・ゴールやクリティカルチェーンなどに較べるとやや分かりにくい一冊であった。

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    2018年10月28日
  • ザ・チョイス

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    「ザ・ゴール」のエリヤフ・ゴールドラット氏による、彼らの理論を組織や人生に広げたら…を本にしたもの。
    本筋は、著者の実娘を主人公として著者との対談形式で進み、間に小売業中心のビジネス事例が挟まっています。対談は哲学書っぽい「先生と生徒」的な形式。各章が短いので、読んでる実感が湧いてサクサク読み進めます。

    内容的には少々フワッとしたもので、結論は「性善説でシンプルに考え、カイゼンを続けて対立を取り除き、良い人生を!」という感じでしょうか。。
    それぞれの論は全くもってその通りですが、「ザ・ゴール」を読んだ時ほどの驚きがあるかというと違ったな、というのが正直なところです。

    ちなみに、本著では著者

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    2018年05月06日
  • クリティカルチェーン

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    ”予算内で完成したプロジェクトをまったく見たことがないわけではありません。
    ただ、そういうプロジェクトもありますが、例外的に少ないんです”(P.42)

    これは SIer と呼ばれる業界において、
    いや IT 業界全般において共通の課題だと思う。

    ただ、銀の弾丸はない。
    挑戦し、乗り越え、卓越した力を持つチームだけが、残っていける。
    そういうことなのだと思った。

    (以下抜粋)
    ○あまり欲を出してはいけない。世界を変えてやろうなんて夢は忘れて、確実に達成できるテーマを取り上げるようにとおっしゃいました(P.21-22)
    ○予算内で完成したプロジェクトをまったく見たことがないわけではありません

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    2018年07月09日
  • クリティカルチェーン

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    ストーリー仕立ててサクサク読める。
    ちゃんとCCPM理論の気になるところ、他の解説で触れてないところまで書かれているので、やはりこの本がバイブルか。
    ただ、すべて架空で都合よく書かれてないか?という疑念は残る。物語の舞台も現場ではなく教室なので、実践で起こりそうなトラブルは適当に省略されてしまっている。"マネジメント"と名付けられている以上は実践ノウハウが必要で、その辺りに触れられた書籍で補完したい(絶版ばかりなんだよな)

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    2017年10月09日
  • ザ・ゴール2

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    エリアフ・ゴールドラット氏が提唱するTOC理論は、前作ゴールで生産管理に適していることが述べられたが、制約条件が工場の外即ち市場にある場合には本理論ではカバー出来ないのか?著者自身がこの問題に対峙して書かれたのが本書である。TOC理論が生産管理手法だけではなく、思考プロセスでもあることを示している。ただ、本文中にもあるように作られた現状問題構造ツリーを理解するのは容易だが、自分で作るとなると難しいという難点があるようだ。しかし、ブレークスルーを生み出すには良い方法だと思われる。試してみるか?

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    2017年06月08日
  • ザ・ゴール2

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    ザ・ゴールの続編.設定はザ・ゴールから10年後となっており,間に色々あったようだが,グループ内で収益性の低い事業を売却するという話からスタートする.前作が生産管理の理論中心だったのに対し,本作はマーケティングや事業戦略を対象にしている.
    一貫して書かれているのはIf-Thenの因果関係で繋いだロジックツリーでコンフリクトを解消するというもの.コンフリクトの対象は人と人であったり,バイヤー・サプライヤーであったり,従業員と企業であったり,さまざまな対象に対して共通のツールによりWin-Winの関係を築ける.図が無いと読んでいてよくわからない.トヨタの5whyと比べて優れているのは複合的な因果関係

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    2016年04月10日
  • ザ・ゴール2

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    ネタバレ

    ていうかなぜ小説なんだろう。もっと図とかないと分からんやろうと。コミック版も出るらしいので、出たら読んでみよ。

    If Then分析とかはSo What分析の方が洗練されて質が高いと思うし、生産工程を扱って具体的な前作に比較するとけど、今回は抽象的なのでむむむというところ。いくつか良い所もあった。新製品を出すことや機能を追加することだけが価値向上ではないんだな、ということ。
    ・同じ製品でも、異なるマーケット分間に異なる価値観が存在する。一方のマーケット分野における価格変化が、他方のマーケット分野における価格変化を誘導しない場合、2つのマーケット分野は互いにセグメンテーションされている。
    ・価値

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    2016年03月06日