実石沙枝子のレビュー一覧

  • 扇谷家の不思議な家じまい

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    未来を見る能力は便利そうだ。でも、先がわからない方が幸せなのかもしれない。
    千里眼も役立ちそう。でも、見たくないものまで見てしまいそうで怖い気もする。
    朽ちた桜が満開になり大団円。大人のためのファンタジーだった。

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    2025年08月16日
  • 扇谷家の不思議な家じまい

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    美雲の千晶に対する友情を超えた、でも性的なものも感じさせない崇高な愛の形を時子が受け入れた時、代々取り決められた相手の結婚を余儀なくされ続けてきた秘められた超能力を持って生まれた女子たち一族の未来に風穴を開けられる。でも、彼女達は過去、それに強制させられたり、甘んじてきたからといって、不幸には見えなかった。ただ強固な砦であっても時代の流れで瓦解していくものだ。彩菜や立夏がどういう伴侶を選ぶか(持たないないという選択もあるが) 、続編がもし出れば是非読んでみたいものだ

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    2025年07月26日
  • 物語を継ぐ者は

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    今まで知らなかった叔母の存在。そしてその叔母が愛読本の作者だった。未完の作品を姪が描く。
    なんてロマン…

    創作に没頭し、学業を疎かにし、家族と衝突…
    耳をすませばの雫ちゃんを思い出しました。そこまで夢中になれるものがあるというのも素敵です。好きなお話でした。

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    2025年07月19日
  • 扇谷家の不思議な家じまい

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    扇谷家には預言者、千里眼、言葉なき者の声を聞く者などの超能力を持つ女性が産まれる。この設定だけでも好みだし一族のキャラもいいし、おばあさまが遺した予言帳など絶対面白い。どんな謎が解き明かされるのだろうととても期待しながら読み進めると、少し期待とは違った方向だったけどそれでも楽しめた。時代ごとに視点も変わり、それぞれの立場から超能力や家の掟などについて書かれているけどこの内容では1話が短すぎる印象。もっと話を膨らませることも盛り上がることもできそうだし読みたかった。言葉選びがとても良くて心に残したくなった。

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    2025年06月19日
  • 扇谷家の不思議な家じまい

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    扇谷家という一族のファミリ 一・ヒストリーがそれぞれの視点から語られる物語。女性が代々不思議な能力を持つ扇谷家の女性達を中心に展開するそれぞれのエピソードに不思議な力のエッセンスが感じられる。波乱があると分かっていても好きな人の傍にいることを選び、自分の道を突き進む美雲さんが好きだなと思った。家じまいをした後も、植物が根を張り枝葉を広げていくように、この家の物語は続いていくのだなと思える、余韻のある終わり方も素敵だった。

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    2025年06月17日
  • 17歳のサリーダ

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    市立図書~いじめで高校を中退した主人公。はぐれ者扱いの彼女がフラメンコに出会い、新しい道を歩んでいく物語。フラメンコを通して出会う人達の、彼女に対する接し方が素敵。自身の過去を話した主人公に、長髪コックが言った言葉「おまえがはぐれたんじゃないだろ」「みんなが群れただけだろ」…泣けた。彼女のお話が中心だが、この長髪コックの話が気になって仕方ない。叙情的な旋律かつ情熱的な旋律と踊り、そして歌詞に込められた真意に目頭が熱くなった。良本

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    2025年05月20日
  • 17歳のサリーダ

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    吉田伸子さんが「目黒さんなら絶対気に入る」というので、図書カードの残もあったので買って読んでみた。
    まぁ、確かに、とっても判りやすく目黒さん好みな話ではあるんだけど、「型にはまった」感がしなくもない。
    別に成瀬みたいな突き抜け方をする必要もないんだけど。

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    2025年02月17日
  • 17歳のサリーダ

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    部活動か習い事かの青春ものかと思いきや、
    主人公が高校辞めてたのでびっくり。
    でも、今時の話だと思った。
    高校辞めても、いろんな手段がある。
    進み続けようとする限り、道は続いていく。
    世界は思ったよりもずっと広い。

    大事なのはきっかけが転がってきたとき、
    ちゃんと掴めるかどうかってことだな。

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    2025年02月09日
  • 17歳のサリーダ

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     サリーダは直訳すると「出口」という意味です。 音楽で使う場合は「曲の導入部」という意味で使うそうです。

     この小説の主人公 畑村 新菜(はたむら にいな)は、高校1年の冬に退学しました。いじめにあったのです。いじめられていた親友をかばい続けていた新菜は、いじめに耐えきれなくなって転校してしまった親友のあとに、いじめの標的になったのです。

     新菜は、4月のある日の午後、道の奥から流れてくるギターの音と歌を耳にしました。それがフラメンコでした。ギターを弾いて歌っていたのは、キッチンさいばらで料理を作っているジョージ(日本人28歳 スペインに6年住んでいた)でした。
     フラメンコ舞踊家の有田玲

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    2025年01月03日
  • 物語を継ぐ者は

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    違国日記のifみたいな設定だなと最初思いましたが、創作と成長を描いた非常にいいYAでした。ちょうど八犬伝の次に読んだので、何になるわけでもない虚構への情熱が心を燃やすという思わぬシンクロもよかったです。端正な作ですが予定調和外の何かが1つくらいあっても良かったかな。

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    2024年12月08日
  • 物語を継ぐ者は

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    ファンタジー要素あり、母の実家の闇、いじめ体験と、テーマが色々ある分ふわふわ浮いている感じだったが、最後に向けてファンタジー世界の登場人物たちの発した言葉に後押しされて、結芽は、少女の殻を少しずつ脱皮していく

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    2024年10月01日
  • 物語を継ぐ者は

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    児童文学になるのかな?
    この本、中学生や小学生の高学年の時に読みたかった!!
    ある日突然知った亡くなった叔母の存在。
    その叔母が大好きな本の作家だったなんてもーたまらん。
    叔母が亡くなったことによって未完となってしまうシリーズ本。
    その続きを主人公が書くことになりという、ストーリー。
    無事に主人公の書いた最終巻ができあがりこれが発売されちゃうの?
    それちょっとどうよと思ってたら、さすがにそんなことはなく、主人公自身が区切りをつけるために書いたものだったよう。
    ラストも過程もなかなか良かった。

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    2024年07月23日
  • きみが忘れた世界のおわり 刊行記念〈特別短編〉「花が咲くまで」

    購入済み

    置き去りにされている子供たち

    不登校ということで置き去りにされている子供たちを預かっている教室と、自分自身 美術大学への進学につまずいてしまっているヒロインの物語。淡々とした語り口は、周辺人物たちの境遇を必要以上に悲劇化しないのに、有効な働きをしている。本当に短い物語ではあるが、心に響くものがある。

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    2023年04月02日
  • 燃える夜空に星ちりばめて

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    大戦で一度世界が荒廃した未来を舞台にしたジュブナイルSF。

    世界や主人公の背景は重めの設定だけど、ジャンルがジュブナイルなので物語自体は軽めで、ページ数もそうないため、短時間で読みやすいです。

    この物語で若い人達に何を伝えたいかがはっきりしていて、それこそあまり本を読まない10代の若い人に読んでほしい物語です。
    普段から読書する人にはちょっと軽いかも。

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    2026年07月25日
  • はるを呼ぶ

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    平易な文章で、さくさく一気読み。
    前半はおもしろく読めましたが、後半は周りの大人の無責任さとファンタジー設定と結局お姉ちゃんは事件なのか事故なのかはっきりしない感じで少しイライラ。
    あまり心に響かないハッピーエンドでした。

    同じ高校生ものなら、実石沙枝子さんの前作「マッドのイカれた青春」をおすすめします。

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    2026年07月19日
  • はるを呼ぶ

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    はるを呼ぶ。"はる"は晴菜のことであり小春のことでもあり、つらく厳しい冬(今)を越えた先にある暖かな春(未来)でもあり

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    2026年07月04日
  • はるを呼ぶ

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    初読みの実石沙枝子さん。
    10年前に突然失踪した姉の小春。言い伝えから、「神隠し」にあったのでは?と噂されるようになる。
    父は家を出ていき、精神が不安定になった母のお世話を主人公の春奈がすることに。閉鎖的な田舎町では誰もが一家との距離を取っていて、春奈は孤立状態に。
    「こんなひどいことある?」と、想像がつかない状況に困惑してしまった。
    周りの大人達が無責任過ぎて、ムカつきながら読んだ。
    大人で唯一ともいえるまともな人が頼子。名前の通り頼りになる存在で、この人だけは信用出来そうだと思った。
    皆さんの評価は高めだけど、私はちょっとイライラしてしまった。

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    2026年05月31日
  • はるを呼ぶ

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    ネタバレ

    これはヤングケアラーのお話しなのだろうか?

    小学生の頃から10年間も村八分状態の中誰にも頼れず生活するなんて…。
    病んでしまった母親は行方不明になってしまった姉の名前で自分を呼ぶ。この子こそ壊れてしまってもおかしくなかったのではないか?

    許せないのは逃げた父親!
    探し当てた末に家に訪れた時の呑気さ!
    『おとうさんだよー」
    じゃないよ!と、ムカムカしてしまいました。

    行方不明の姉にそっくりの女性が姉の元彼氏の今カノとしてやってきた。
    その彼女が初めての頼れる大人になってくれた。
    もっと小さい頃から助けてもらえたら良かったのにね。と、思ってしまう。

    最後はハッピーエンドで終わって良かったけ

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    2026年05月25日
  • はるを呼ぶ

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    ヤングケアラーの苦悩 家族や身近な人に心配かけたくない 自分は大丈夫って周囲に気丈に振る舞う
    弱音吐きたいのに 子供は大人が思うより耐えるんです 自分もそうだった だから大人は汲んで欲しい 心の内を そう思う一冊です

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    2026年05月25日
  • はるを呼ぶ

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    父親が出て行った後、いくら養育費が振り込まれていたとはいえ、病んだ母親と二人の生活がよく成り立っていたなと思う。出て行って10年も会いに来ない父親が酷すぎる。

    文章が易しく読みやすい。中学生くらいに向けた本なのかな。
    ケアラーとして苦しんでいる人に、一人で頑張る必要はない、近くの大人や信頼できる人に頼って良いんだよというメッセージの作品なのだろうか?逆に一人でも頑張ればできるというメッセージにもとれてしまう気がする。

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    2026年05月11日