あらすじ
実石沙枝子『きみが忘れた世界のおわり』刊行記念
小説現代2022年11月に寄稿された短編「花が咲くまで」を特別公開!
美大を目指して浪人中の三千花は、適応指導教室でボランティアをしている。
満足のいく絵が描けない三千花だったが、ある少女と出会うことで、自身を見つめ直していく。
受賞作『きみが忘れた世界のおわり』にも通ずる、スピンオフ短編。
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置き去りにされている子供たち
不登校ということで置き去りにされている子供たちを預かっている教室と、自分自身 美術大学への進学につまずいてしまっているヒロインの物語。淡々とした語り口は、周辺人物たちの境遇を必要以上に悲劇化しないのに、有効な働きをしている。本当に短い物語ではあるが、心に響くものがある。