【感想・ネタバレ】物語を継ぐ者はのレビュー

あらすじ

わたしがわたしであるために、
物語がつづきを書いてと叫んでいる。
少女から大人への――はてしない物語。

中学生の本村結芽は、急死した伯母の部屋で、愛読する児童書の原稿を見つけ舞い上がる。
『鍵開け師ユメ』シリーズは、孤独な小学校生活を過ごした結芽にとって、唯一の友達であり、心の拠り所だった。伯母は、その作者イズミ・リラだったのだ。
最新作を夢中で読むが、しかし遺稿は未完のまま。どうしても続きが読みたい結芽は、自分で物語の続きを書くことを決意する。
第一巻からページを繰り、主人公ユメの魔法の呪文を唱えると、物語の中へ飛び込めた結芽。ファンタジーの世界と現実を行き来できるようになり、自らの冒険を書き記していくが、何かが足りない。
物語に息吹を吹き込むには、伯母の、イズミ・リラの人生を知らなければ――。
現実を生きる自分、ユメとしての自分、伯母を探す自分。結芽の本当の冒険が、はじまった!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

自分が小学生、中学生だった頃、
好きだった児童書のことを思い出す。
今よりもっと毎日本を読んでいて、
その中でもひときわ大好きなお話があった。
そのお話に救われていたことを思い出しました。
本作でも物語に救われた女の子が、その物語の続きを見つけるために奮闘していて
その最中で少しずつ心身ともに成長していく姿が眩しくてキラキラしていました。
はじめは物語を継いでいった、けれど次は生み出す側にまわる成長っぷりに感動してしまいました。

また、物語の中と現実をいったりきたりするファンタジー感もとっても楽しく読むことができました。
ナルニア国物語のように、扉を開けると違う世界に、不思議な国のアリスのようにうさぎを追いかけると穴に落ちてみたことのない場所に、
そんな児童文学のわくわく感があって素敵でした。

結芽の名前はお父さんが考えておじいちゃんがロマンがあって素敵と大賛成したという表現がありましたが、叔母さん(泉美さん)はそのことを知っていたから物語の主人公の名前をユメにした?
もしくはユメという主人公がいる物語を書いていることをしっていたからおじいちゃんが推した…?
2人と同じように本好きなおじいちゃんが2人を結びつけたのかなと思いました。

大人が読んでももちろん楽しめるのですが、
結芽たちと同年代ぐらいの子に読んでほしい本だなと思いました。
その子たちにとっての大事な本になる気がします。

0
2025年04月20日

Posted by ブクログ

本好きの人にはたまらない話だと思う。そして本好きの思春期の子たちには胸に刺さる内容。

愛読の児童書が自分の叔母だった事を知り未完の物語を亡くなった叔母の代わりに書くことになる。その大変さや物語の世界の体験は自分が考えている事しか進まないがその世界での成長と現実での初めての母親にどれだけこの本に救われたのかを反抗しながら力説。どんどん強く成長していく姿に羨ましく感じる。そして未完の物語を友人の助けを借りながら完成し発表。
そこから作家人生が始まるのかと思うがシビアでそれでいて現実的な内容になっている。夢に向かって努力する、立ち向かう強さを持つ勇気を与えてくれる。そんな一冊。

0
2024年11月04日

Posted by ブクログ

今まで知らなかった叔母の存在。そしてその叔母が愛読本の作者だった。未完の作品を姪が描く。
なんてロマン…

創作に没頭し、学業を疎かにし、家族と衝突…
耳をすませばの雫ちゃんを思い出しました。そこまで夢中になれるものがあるというのも素敵です。好きなお話でした。

0
2025年07月19日

Posted by ブクログ

違国日記のifみたいな設定だなと最初思いましたが、創作と成長を描いた非常にいいYAでした。ちょうど八犬伝の次に読んだので、何になるわけでもない虚構への情熱が心を燃やすという思わぬシンクロもよかったです。端正な作ですが予定調和外の何かが1つくらいあっても良かったかな。

0
2024年12月08日

Posted by ブクログ

ファンタジー要素あり、母の実家の闇、いじめ体験と、テーマが色々ある分ふわふわ浮いている感じだったが、最後に向けてファンタジー世界の登場人物たちの発した言葉に後押しされて、結芽は、少女の殻を少しずつ脱皮していく

0
2024年10月01日

Posted by ブクログ

児童文学になるのかな?
この本、中学生や小学生の高学年の時に読みたかった!!
ある日突然知った亡くなった叔母の存在。
その叔母が大好きな本の作家だったなんてもーたまらん。
叔母が亡くなったことによって未完となってしまうシリーズ本。
その続きを主人公が書くことになりという、ストーリー。
無事に主人公の書いた最終巻ができあがりこれが発売されちゃうの?
それちょっとどうよと思ってたら、さすがにそんなことはなく、主人公自身が区切りをつけるために書いたものだったよう。
ラストも過程もなかなか良かった。

0
2024年07月23日

Posted by ブクログ

中学生の主人公が亡くなった伯母の遺品から大好きな小説の原稿を見つける話。

子どものときに大好きだったファンタジー小説のことを思い出した。離れてしまったけれど大人になった今、もう一回読み返してみたいな。

0
2025年03月16日

Posted by ブクログ

物語を自分自身で生み出したくなる作品です。

現実の世界と小説の世界を行き来していく少女の成長物語です。
物語を通して色々なものを教えてもらったり、心から助けてもらったり。
小説は本当にたくさんの学びと人生を充実させてくれるのが魅了だと思います。

自分が好きな作者が亡くなり、続きが読めない虚しさってあると思います。
自分の好きな物語の続きを描く、そんな創作の楽しみもあるのかも知れません。

あまり内容がまとまっていませんが、自分も小説を描きたくなります。
そんな、勇気の出る小説でした。

0
2024年10月12日

「SF・ファンタジー」ランキング