物語を継ぐ者は

物語を継ぐ者は

1,870円 (税込)

9pt

4.0

わたしがわたしであるために、
物語がつづきを書いてと叫んでいる。
少女から大人への――はてしない物語。

中学生の本村結芽は、急死した伯母の部屋で、愛読する児童書の原稿を見つけ舞い上がる。
『鍵開け師ユメ』シリーズは、孤独な小学校生活を過ごした結芽にとって、唯一の友達であり、心の拠り所だった。伯母は、その作者イズミ・リラだったのだ。
最新作を夢中で読むが、しかし遺稿は未完のまま。どうしても続きが読みたい結芽は、自分で物語の続きを書くことを決意する。
第一巻からページを繰り、主人公ユメの魔法の呪文を唱えると、物語の中へ飛び込めた結芽。ファンタジーの世界と現実を行き来できるようになり、自らの冒険を書き記していくが、何かが足りない。
物語に息吹を吹き込むには、伯母の、イズミ・リラの人生を知らなければ――。
現実を生きる自分、ユメとしての自分、伯母を探す自分。結芽の本当の冒険が、はじまった!

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

物語を継ぐ者は のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    本好きの人にはたまらない話だと思う。そして本好きの思春期の子たちには胸に刺さる内容。

    愛読の児童書が自分の叔母だった事を知り未完の物語を亡くなった叔母の代わりに書くことになる。その大変さや物語の世界の体験は自分が考えている事しか進まないがその世界での成長と現実での初めての母親にどれだけこの本に救わ

    0
    2024年11月04日

    Posted by ブクログ

    今まで知らなかった叔母の存在。そしてその叔母が愛読本の作者だった。未完の作品を姪が描く。
    なんてロマン…

    創作に没頭し、学業を疎かにし、家族と衝突…
    耳をすませばの雫ちゃんを思い出しました。そこまで夢中になれるものがあるというのも素敵です。好きなお話でした。

    0
    2025年07月19日

    Posted by ブクログ

    違国日記のifみたいな設定だなと最初思いましたが、創作と成長を描いた非常にいいYAでした。ちょうど八犬伝の次に読んだので、何になるわけでもない虚構への情熱が心を燃やすという思わぬシンクロもよかったです。端正な作ですが予定調和外の何かが1つくらいあっても良かったかな。

    0
    2024年12月08日

    Posted by ブクログ

    ファンタジー要素あり、母の実家の闇、いじめ体験と、テーマが色々ある分ふわふわ浮いている感じだったが、最後に向けてファンタジー世界の登場人物たちの発した言葉に後押しされて、結芽は、少女の殻を少しずつ脱皮していく

    0
    2024年10月01日

    Posted by ブクログ

    児童文学になるのかな?
    この本、中学生や小学生の高学年の時に読みたかった!!
    ある日突然知った亡くなった叔母の存在。
    その叔母が大好きな本の作家だったなんてもーたまらん。
    叔母が亡くなったことによって未完となってしまうシリーズ本。
    その続きを主人公が書くことになりという、ストーリー。
    無事に主人公の

    0
    2024年07月23日

    Posted by ブクログ

    中学生の主人公が亡くなった伯母の遺品から大好きな小説の原稿を見つける話。

    子どものときに大好きだったファンタジー小説のことを思い出した。離れてしまったけれど大人になった今、もう一回読み返してみたいな。

    0
    2025年03月16日

    Posted by ブクログ

    物語を自分自身で生み出したくなる作品です。

    現実の世界と小説の世界を行き来していく少女の成長物語です。
    物語を通して色々なものを教えてもらったり、心から助けてもらったり。
    小説は本当にたくさんの学びと人生を充実させてくれるのが魅了だと思います。

    自分が好きな作者が亡くなり、続きが読めない虚しさっ

    0
    2024年10月12日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    自分が小学生、中学生だった頃、
    好きだった児童書のことを思い出す。
    今よりもっと毎日本を読んでいて、
    その中でもひときわ大好きなお話があった。
    そのお話に救われていたことを思い出しました。
    本作でも物語に救われた女の子が、その物語の続きを見つけるために奮闘していて
    その最中で少しずつ心身ともに成長し

    0
    2025年04月20日

物語を継ぐ者は の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める SF・ファンタジー

SF・ファンタジー ランキング

実石沙枝子 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す