実石沙枝子のレビュー一覧

  • はるを呼ぶ

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    ヤングケアラーの物語だ。

    主人公の晴奈は閉塞感の漂う田舎町で暮らしている。
    すべてが変わったのは、姉の小春が高校三年生のある日、突然姿を消した時だった。

    「神隠しだ」と噂され、田舎特有の同調圧力もあって、家族は次第に周囲から距離を置かれるようになる。

    娘の失踪で心を壊した母は、晴奈を姉の名前で呼ぶようになり、父は家を出てしまう。
    不幸が重なる展開に、読み進めるのが辛かった。

    お金で援助することだけを正義と信じ、娘の気持ちに寄り添おうとしない父親には、怒りが込み上げる。

    晴奈の声にならない悲鳴が、聞こえてくるようだった。

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    2026年05月10日
  • はるを呼ぶ

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    えっ 結局お姉ちゃんはなぜいなくなったのかわからずじまい…!?
    消化不良で終わった
    いくら田舎でも町内の権力もってるおばあちゃんの顔色みてみんな言うこときいて仲間はずれにしたりなんかする??
    8歳の子が苦しんでいるのを先生も近所の人も気づけないなんてありえない
    親友だった美久も結局晴奈から話しかけてやっと友情を取り戻せたし 父親母親もクズ
    最初から最後までずーっとモヤモヤした話だった

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    2026年04月19日
  • マッドのイカれた青春

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    ルッキズムは見た目に気を使うか使わないかとか、相手を綺麗と思うかブスと思うかとかじゃなくて相手の見た目をその人自身の入り口にしちゃうところなのかなーと思った

    実物のマッド見たすぎる

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    2026年04月17日
  • 扇谷家の不思議な家じまい

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    ネタバレ

    扇谷家は、女性に特殊能力が現れる一族。それゆえに限られた家の相手と婚姻関係を結び、秘密を維持していた。

    予知能力者の時子は、自分の死期を知らせる予言帳を曾孫の立夏に託す。時子自身は認知症が進み、ただ「桜の木の下に死体を埋めた」とことあるごとに話すのみになっていた。それは本当なのか、だとしたら誰なのか。

    過去と現在を行きつ戻りつしながら、扇谷家の面々の視点で一族の姿が描かれる。

    自分の意志を無視され、家のために決められた道を歩まされた時代。予知された出来事は初めから決まっていたのか、それとも揺らぐなかで変わっていくものなのか。現代になっても「家」に縛られそうになるが、あえて自らの道を選び取

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    2026年04月11日
  • 物語を継ぐ者は

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    あれ?これ読んだ事あるかも…
    あらすじは読んだ覚えがあるけど、そんなに心に残ってないのはなぜだろう。
    学生の時に読んだら、感動したかもしれないなと思いました。

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    2026年04月04日
  • はるを呼ぶ

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    これほど先の人生を計画的に考えられるのに、福祉の手を頼らなかったのはどうしてなんだろう。晴菜が限界ヤングケアラーなのは最初のページから、本人は何も悪くない、それどころか家族みんな辛いのにね。神かくしにあって10年行方不明の姉の元カレの妻、頼子がステキなお節介焼きで本当によかった。ラストは明るいと受け止める人が多いみたい、わたしはモヤモヤした。

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    2026年04月03日
  • マッドのイカれた青春

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    超絶美人高校生とその周囲の人々が、ルッキズムと逆ルッキズムの中で大人になっていく物語りだったと思います。テンポよく、重くなりすぎず、読みやすく、面白かったです。登場人物のキャラクターがそれぞれ極端に振れていて、小説としては良いアクセントとも思いましたが少し現実離れした印象も。星3つといたしました。

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    2026年03月29日
  • マッドのイカれた青春

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    青春と同じくらいの速さで
    あっという間に読み終えてしまった。

    学生生活は振り返ると短いのに
    その時は そこがこの世の全てで 永遠のように感じる
    そんな感覚を思い出す本でした。

    青春はきっと全員何かに悩んでるし
           全員何かでイカれてると思う。



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    2026年03月27日
  • 踊れ、かっぽれ

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    清水のみなと祭りを舞台とするかっぽれに夏の青春を捧げる高校生の物語。
    いろんな事情や過去を持つ高校生一人ひとりにとって、最初は「ダサい」の一言しか絞り出せなかったかっぽれが、彼らにとって熱く、暑く、没頭できるまでの存在に変化したこと、様々なしがらみから解放されるきっかけとなったこと、かっぽれがあって良かったと思った。
    清水エリアでよく出かける身としては、お馴染みの場所がたくさん出てきて読んでいて嬉しくなった!

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    2026年03月26日
  • 扇谷家の不思議な家じまい

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    シンプルにすき。言葉の選びよりも物語の流れがとても涼やかだった。清涼感のある作品。もう少し深く抉ってみてもいいのかもしれない。

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    2026年03月21日
  • マッドのイカれた青春

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    ネタバレ

    書影がおしゃれ。タイトルがカッコイイ。そして読みやすい。前々から気になっていた小説です。内容としては面白くはありましたが、一つの小説という感じではなかったです。すぐ読める小説なので、気になった人は読んで損はないと思います。

     一話一話はどれも面白かったとは思いますが、前の話で視点主だった人物が後の話にも登場してくれていたらもっと楽しめたと思います。ほとんどのキャラはその話だけの人物だったので、短編をいくつも読んでいるような気分になりました。
     もしかすると、ターゲット層が既に高校生活を過ぎた大人向けなのかもしれません。私は現在高校生で渦中の存在なので、良さが分からなかった部分もあるのかも、と

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    2026年02月20日
  • マッドのイカれた青春

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    美しすぎる呪い。ルッキズムとレッテルへの問い。
    注目される人生って憧れもあるけど、大変なんだろうね。でもたぶんだけど、マッドは内面もいいから注目されるんだと思う。惹きつけるナラティブがあるんだよ。ほんとに変な人ってどんなに美しくてもなんか変だもんね。

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    2026年02月05日
  • 踊れ、かっぽれ

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    静岡のHIBARI books &coffeeさんで出会った、静岡清水を舞台にした物語。清水でかっぽれのお祭りがあるのを、初めて知りました。いろんな事がしんどくて、でも熱とパワーもある高校時代が、目の前に見えるようでした。
    踊らにゃソンソン。

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    2026年01月16日
  • 扇谷家の不思議な家じまい

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    話が行ったり来たりしてたので一気に読まないと話が分からなくなるだろうな、と思ったので一気に読んだ。扇谷家の不思議な力、そんな能力があったら何に使うかな?と考える。地縛霊さんカッコよかったです。

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    2025年12月29日
  • 踊れ、かっぽれ

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    静岡県本屋大賞作品。
    心あったまる作品でした。
    清水という舞台も、かっぽれという踊りもかなりローカルコアな内容。
    劣等感を抱えながらも、自分と向き合い、踊りを通して前進していく高校生たちの青春小説。

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    2025年12月20日
  • マッドのイカれた青春

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    全然境遇は違うはずなのに、共感できるのはなんでだろう。青春という独特の混沌社会で強く生きている若者たち。強く生きるってことがイカれてるってこと?
    あー、自分も容姿で判断してるとこあったなぁ。反省。
    「わからない人の方が多い。わかってくれない人は、大勢いる。だけど、わかりあえる人も、きっとどこかにいる。」それだ。それでいいんだよな。って思わせてくれました。続編に期待したい。

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    2025年11月29日
  • 扇谷家の不思議な家じまい

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     扇谷(おうぎたに)家は、港を擁する天島市(あましまし)で、かつて造船業を営んで財を成した家です。
     その屋敷は、天島港を見下ろす高台の一等地にある二階建ての和洋折衷の邸宅で、母屋の延床面積は百坪を超え、それより広い庭があります。3台停められる駐車場があり、裏庭には大きな桜の木が植わっています。

     二〇二五年四月、大学二年生の扇谷 立夏(おうぎたに りっか)さんは、今年百歳になる曾祖母の時子(ときこ)さんが認知症で施設に移ってから空き家となっているこの屋敷の掃除の手伝いを両親から命じられました。
     めぼしいものがあれば持って帰ってメルカリで売って小遣いにしても良い、と言われていたため、食器棚

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    2025年09月18日
  • 踊れ、かっぽれ

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    珍しく地元が舞台のお話で、本屋でも平積みにされていたので気になって読みました。
    港かっぽれ総踊りには私自身何度も参加しているので、情景がまざまざと思い浮かび面白かったです。かっぽれエイサーのフリーのくだりなんかは、振り付け時の悩みから本番の流れまでの描写が細かくて頷きながら読みました。
    登場する学校名は完全に架空でしたが場所やイベントの名前は実在の物ばかりですし、この物語を一番楽しめるのはやはり地元の人間かなあと感じました笑。特にかっぽれに参加したことがある方は是非読んでほしいです。

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    2025年09月14日
  • 踊れ、かっぽれ

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    ネタバレ

    「かっぽれ」という言葉自体、はじめて聞いたのでタイトルで踊りということはわかったものの何だろう…と思いながら読み始めました。
    読み終えて気になって調べたのですが、
    「港かっぽれ」というお祭りは実在しているのですね!公式の踊りの動画もみて、これは確かに盆踊りなどとはまったく違う踊りだ…と思いました。
    踊りがメインの青春小説だけど、それだけではなくて踊りを通して変化していく人間関係。
    踊りも気持ちのあり方もみな少しずつ成長していて、素敵でした。
    個人的にもっと知りたいなと思ったのは龍太郎の母親との確執、あとはカスミさんの行方が気になります。
    (見落としているだけだったら本当にすみません…)

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    2025年06月17日
  • 扇谷家の不思議な家じまい

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    ネタバレ

    思ったより不思議な感じはしなかった。

    この物語は、扇谷家という一族の断片的なファミリー・ヒストリーである。一話の主人公である立夏からすると曾祖母の時子が、認知症を患って施設に入所したことから、彼女の住んでいた家を親戚一同で家じまいするところから始まる。
    不思議な、と題しているのが何故かというと、この扇谷家に生まれる女性には超能力が発現するからだ。曾祖母の時子は予知能力者。自らの死期を記した予言帳なるものを、立夏の片付けそうなところに隠しておき、見つけさせた。
    予言帳には時子が十一月の十三日に死ぬことが書かれていて、家族はその日までに誰も住まなくなった家をどうにかしようとする。だが、気がかりな

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    2025年06月14日