実石沙枝子のレビュー一覧

  • はるを呼ぶ

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    ネタバレ

    『はるを呼ぶ』を読み終えてまず感じたのは、『光のとこにいてね』と通じる“人の温かさ”と“静かな再生の気配”だった。
    ストーリーは異なるのに、作品全体を包む雰囲気や読後感が似ていて、心の奥に柔らかな光が残るような感覚を味わった。

    物語の中心にいる晴奈は、8歳の時に姉・小春が突然いなくなったことをきっかけに、過酷な環境へと放り込まれる。
    父は家を出て行き、母は精神的に壊れて部屋から出られなくなり、晴奈は村八分のような孤立した状況で母の面倒を見ながら成長していく。
    幼い少女が10年間も必死に耐え抜いてきた事実は、それだけで胸が締め付けられる。

    そんな晴奈の人生を大きく動かしたのが、海岸通りの公衆

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    2026年08月11日
  • マッドのイカれた青春

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    第2回未来屋アオハル文学賞、大賞受賞作ということで読むことにした一冊。美しすぎる高校生マッドの3年間を描く。
    ルッキズムや情報社会といった現代の要素と、昔ながらのクラスの(いやーなところも含めた)雰囲気と……ありえないようでリアルな作品だった。

    外見にかかわらず、自分の内面を好きでいてくれるひとの存在が誰にでも必要だなと思う。そういうひとはすぐに見つかるわけではないし、見つからないかもしれない。
    作中で巻き起こる出来事や事件、そういったものを見ているからこそ、マッドに季子や忍がいてよかったと思う。読後感は爽やかで、季子の最後のメッセージは泣きそうになったし、たくさんの人に読んでほしい作品だと

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    2026年08月04日
  • マッドのイカれた青春

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    ほんま大賞受賞作品だと知り、書店で悩んだ後 mumさんのレビュー読んで、Uターンし書店へGO!
    読み終えました。
     高校生の感想が聞きたい!
    季子の卒業式答辞 好きだな。
    みんなに幸あれ!

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    2026年07月30日
  • 踊れ、かっぽれ

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    いやもう魅力的すぎて!!!一気に読み終わりました。
    それぞれの事情を抱えながらも、大きな器で包み込んでくれる清水の文化・かっぽれに挑んでいく高校生の姿が最高だった。
    土屋先生の「人生は、祭りだ!」のせりふに心震えた。最強でした。

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    2026年07月15日
  • マッドのイカれた青春

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    最後の季子の答辞がとても心に沁みた。
    青春という時間や季節そのものへの「孤悲(こい)」。
    孤独を持って孤独に寄り添い生きる私たち大人にこそ刺さる一冊だと思います。
    (文庫本待ってます)

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    2026年06月22日
  • マッドのイカれた青春

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    ふと本屋さんでかわいい表装と思って、でも今は読む時間ないし…で、結局おうちにお迎えした作品。

    結局、人はみな隣の芝は青く見えるだよね。
    高校生。まだ何者でもない。何かになれるのか不安で、人と異なることに敏感な世代。
    みんなそれぞれのかわいいがあることに気づくのには、まだ若すぎる彼女たちはかわいくなくていじめられ、ずば抜けてかわいかったとしても、妬まれる。
    小さい閉じ込められた世界で、比べることでしか自分を保てないんだよね。苦しいよね。

    マッドがあんなにあっけらかんとしてるのも、そうして自衛するのしかなかったかも。みんな、自分を大切にしてくれる人を大切にして。そして出会って祈

    おもしろかっ

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    2026年06月12日
  • はるを呼ぶ

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    10年自分の名前が呼ばれない村八分にもあうそれはどんなに辛かったか。想像もできない辛さだと思う。でも生きた春菜は頑張って生きた。
    最後のシーンでは思わず涙が出て来てしまい感動した
    どうかこれからは小春としてではなく春菜として彼女の人生を取り戻せますように

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    2026年06月11日
  • 物語を継ぐ者は

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    私にとっては、丁寧に、丁寧に家族と接してみるか、と思えた作品でした。あとは、この若者たちのちょっとコソコソと、楽しくたくらみをすすめていく物語を読めました。

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    2026年06月05日
  • 物語を継ぐ者は

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    ヤングアダルト向き。「はるを呼ぶ」が重いながらも心に響いたので、こちらも読んでみた。面白かった。
    周囲にうまく馴染めなかった時期に寄り添ってくれた宝物のような本。その著者が実は…
    本好きさんに刺さる本だと思う。
    この著者の作品をもっと読んでみたい。

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    2026年05月30日
  • はるを呼ぶ

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    ポプラ社だし文章がヤングアダルト向きだしで、さらっと軽く読めた。でも中身は重かった。
    主人公はヤングケアラー。とてもしっかりした子。
    頑張ったあげくブチ切れてしまったけど、そうしてなければ彼女は壊れてしまったと思う。
    子どもが大人の役割をする必要はない。

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    2026年05月23日
  • 17歳のサリーダ

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    前半はうまくいきすぎではと思ったけど、中盤からいっきに引き込まれた。移民であるロマの人たちから始まったフラメンコは、人生にはぐれてしまった人たちを惹きつけ、抱える闇を昇華させる。「他人と違う」ことで悩んでいる10代の子たちに「正解はひとつじゃないよ」と語りかけてくれる一冊。

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    2026年05月05日
  • はるを呼ぶ

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    最後まで見捨てられないか、ハラハラする場面もある。スマートにでも、泥臭くても手を差し伸べる味方の存在だけで、読み応えに大量のお釣りがきました。

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    2026年04月23日
  • マッドのイカれた青春

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    かつて自分も感じた、言葉にしきれない心の底に渦巻く気持ちを、キラキラと輝くばかりに表現した作品でした。
    馬淵季子の答辞が最高!

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    2026年03月15日
  • 扇谷家の不思議な家じまい

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    とても良かった。不思議な一族の優しさや葛藤がじんわりと胸に響く。
    そして時子おばあさま、正太郎おじいさま、…。
    最後の「一九三八年二月の思い出」で胸が熱くなる。
    映画にならないかな。映像でもこの作品はとても素敵になると思います。
    作者の方のあたたかさや優しさが沁みます。
    はじめての作家さんだったので、他の本も読んでみたい。

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    2026年03月12日
  • はるを呼ぶ

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    10年前にいなくなったお姉ちゃんと同い年になった晴奈。進学先も決まったが手詰まりのような“いま”と向き合うヤングケアラーの物語。
    第四章の光明が見えた気がしたのに、抜け出せそうなのに、いちばん悪くなってしまった時の晴奈の感情が決壊した場面で泣いてしまった。
    結果的に何もできなかった担任、居合わせた木村くんのお母さん、頼子さん、家族や10年前の関係者以外で関わる“大人”の完璧じゃない、その人なりの精一杯の行動は晴奈にとって全く助けにならないものも支えになるものもある。
    晴奈の苦しさが堆積していくようで常に疲労感や徒労感を覚える。大人たちの態度の方が分かってしまえてつらい…意図が“通じない”時の力

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    2026年03月12日
  • マッドのイカれた青春

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    マッドになりたいと強く思い続け、これからもそう思い続けるとんだろうなと思うけどなれなくて。
    怖いけど一歩踏み出した子が好転してるからわたしもがんばろうと思った。特に月に我ありが最高によかった。
    視点となった子の続きが気になるけど、それは自分の中の物語として楽しみます。

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    2026年03月11日
  • マッドのイカれた青春

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    ネタバレ

    ほっとするような文章がいいな
    と思うヒトが読んでいて、また色々教えてもらったような内容で、読むことができてよかった

    季節に思いを寄せることは、
    つまり思い出になり始めているということ?

    自分だけでは絶対に気づけないことはある
    だけれども、どことなく一線を引いた距離を保ってしまうところはわかるかも

    わかりあえる人も、きっとどこかにいる。
    すぐには見つからないけれど、
    自分の心持ち、言葉を受け止める力次第で、

    場所がかわったとしても、
    その希望は本当にあるように思えた

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    2026年02月28日
  • 物語を継ぐ者は

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    わくわくが止まらない
    本好きにはたまらない冒険ファンタジー。:+*.゜


    中学生の本村結芽は、事故で急死した叔母のアパートへ遺品整理に訪れた。
    そこで目にしたのは…

    本棚からあふれるほどの大量の本。
    カレンダーに書かれた「鍵ユメ改稿〆切」の文字。
    大切に保管された、何通ものイズミ・リラ宛てのファンレター。
    PCに残された原稿…

    叔母は、結芽の大好きな本【鍵開け師ユメ】の作者、イズミ・リラなんだ!


    冒頭からすっかり心を持っていかれ、少女の頃に戻ったかのようにわくわくしながら、一気読みしてしまった。




    PCのメールから担当編集者に連絡を取り、イズミ・リラが亡くなった事を知らせると【

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    2026年02月21日
  • 扇谷家の不思議な家じまい

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    代々不思議な力を持って生まれるという扇屋の
    女性の、大叔母、娘、姪っ子、孫の
    関係とそれに繋がる男性達がとてもユニークで
    素敵に書かれてて
    小説の本題とも言える予知能力を
    持つ「おばあ様」の暖かく不思議な人生が
    そんな親族によって明かされて行って
    全てが解き放たれた最後は泣いちゃいました。

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    2026年02月20日
  • マッドのイカれた青春

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    あらゆるコンプレックスや思い出や経験が刺激されて苦しくなりつつ、でもとても爽やかな読後感!読んでる最中もとても心地よい感覚でした!
    初読みの作家さんでしたが、他の作品も読んでみたいなー
    マッドと青春を共にしてきた人達の目線と、そしてマッド自身の語り。どうかこの先の人生も、色々なことがありつつもなんとか無事に生きていって欲しい、と願う。

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    2026年02月18日