実石沙枝子のレビュー一覧
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ネタバレ①ルッキズムに囚われてるキャラクターたち。
(本作でわかるのは、美しい美貌を持っている人に、自分の顔や体型にコンプレックスを持っている人、どちらも悩みを持っているということだ。)
私は、自分のルックスをいいと思ったことはないし、整形するまで、もっと良くしたいと思ったこともない。
でも、私は見た目がいい人より、マッドのように、「嘘がなくて 、正直で、揺るぎなくまっすぐで、自分をよく見せようと思わない」ような内面が磨かれている人の方が美しい人だと思う。
②馬淵の答辞が素晴らしかった。
● 「恋には、恋愛だけでなく、季節に思いを寄せるという意味があります。わたしはこれから死ぬまでずっと、こ -
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ネタバレ自分が小学生、中学生だった頃、
好きだった児童書のことを思い出す。
今よりもっと毎日本を読んでいて、
その中でもひときわ大好きなお話があった。
そのお話に救われていたことを思い出しました。
本作でも物語に救われた女の子が、その物語の続きを見つけるために奮闘していて
その最中で少しずつ心身ともに成長していく姿が眩しくてキラキラしていました。
はじめは物語を継いでいった、けれど次は生み出す側にまわる成長っぷりに感動してしまいました。
また、物語の中と現実をいったりきたりするファンタジー感もとっても楽しく読むことができました。
ナルニア国物語のように、扉を開けると違う世界に、不思議な国のアリスのよ -
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本好きの人にはたまらない話だと思う。そして本好きの思春期の子たちには胸に刺さる内容。
愛読の児童書が自分の叔母だった事を知り未完の物語を亡くなった叔母の代わりに書くことになる。その大変さや物語の世界の体験は自分が考えている事しか進まないがその世界での成長と現実での初めての母親にどれだけこの本に救われたのかを反抗しながら力説。どんどん強く成長していく姿に羨ましく感じる。そして未完の物語を友人の助けを借りながら完成し発表。
そこから作家人生が始まるのかと思うがシビアでそれでいて現実的な内容になっている。夢に向かって努力する、立ち向かう強さを持つ勇気を与えてくれる。そんな一冊。 -
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ネタバレ扇谷家の物語の中で、正太郎と時子と豊の物語が唯一、力と関係なく楽しんでいる青春が描かれていて、だからこそ、なぜ正太郎は、豊が死ぬ間際に言った「末代」の本当の意味を時子に教えなかったのだろうと思う。もしその意味を時子が知っていたならば、扇谷家の話はまた変わっていったのではないかと思う。「未来にはすっかり決まっているものと、まだ揺れ動いているものがある」と何度も出てくるが、ひとりの決断によって未来は変わる。立夏が話していた地縛霊がいつも明るかったこと、時子の死と共に気配がなくなったこと、最後に飛び立った3羽の鳥、時子の気持ちが死と共に安らかになっただろうことを感じてほっとした。
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初めて読む作家さん。主人公の晴奈は、海沿いの田舎町に住む高校三年生。10年前に高校三年生の姉「小春」は、突然行方不明になった。家出か事故か事件か、何の手がかりも得られなかった。そして、小春は神隠しにあったという噂がひろまり、一家は周囲から避けられるようになっていった。さらに小春の失踪が原因で母親は心を病み、父親は妻と小学生の晴奈を残し家を出ていってしまった。
晴奈は家から出られなくなってしまった母親の面倒をみながら、二人でずっと暮らしてきた。晴奈は学校でも疎外されるなかでも勉強に励み、生徒会の活動に参加するなどして、大学の指定校の推薦枠を獲得することができた。町から出たいがためにである。 -
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ひとりの美少女を中心に描かれる高校生たちの“イカれた青春”。 「こんな顔、もううんざりなんだよ!」という強烈な言葉を真正面から吐く“マッド”が、心の奥に抱えているものを知るにつれ、他人事だと思っていた無自覚な偏見やエゴが、実は自分の中にもあるのだと突きつけられる。類まれな美貌は本人の意思とは無関係に周囲をかき乱し、次々と騒動を引き起こしていくけれど、何よりまぶしかったのは、嘘偽りのない心の美しさだった。 「私たちは人間をうわべの情報だけで決めつけて生きている」「温かな場所を離れ、隣にいない人や過ぎ去った日々を思うことこそが孤独」──マッドの親友が放つ言葉には、思わずハッとさせられる。爽快なほど