実石沙枝子のレビュー一覧

  • 扇谷家の不思議な家じまい

    Posted by ブクログ

    かつて天島市に君臨した扇谷家には決まり事があった。産まれた時から既に許婚が決まってる事、そして当家に産まれた女児のみ特殊能力が備わってる事。曽祖母時子の予言帳を見つけた立夏によって扇谷家の歴史を色々な人の視点から紐解く。
    年代が行ったり来たりする事で当時の社会的風潮と今との違いを際立たせたり、其々のキャラを描き分けたり、と淡々とした作品の中に譲れない深い思いが垣間見れる。こんな作品を僅か30歳で書かれるとは、、驚きと尊敬を込めて⭐︎5つ。

    0
    2026年02月09日
  • マッドのイカれた青春

    Posted by ブクログ

    すごく面白い!イカれてるだけじゃない優しくて温かい物語。馬淵さん、優恵ちゃんの話が特に引き込まれました。この2人のように高校時代を凛として過ごせるのは凄い事だと思う、たぶん今の現状には失望しているけど自分の事は信じている人間的にとても素敵なキャラクターだった。
    マッドの思いは最後の章に書かれているだけだった、本当に普通の子なんだなと思った。

    0
    2026年01月11日
  • マッドのイカれた青春

    Posted by ブクログ

    最高の青春小説でした。

    常に周りと比較して一喜一憂して、人とは違う特別になりたくて。まだ何者でもないゆえのヒリヒリするような焦燥感や、狭い世界での息苦しさ、すべてがまさに『青春』でした。

    目立つ人であるために台風の目のようになってしまう、マッド。そんなマッドに心乱される6人の視点で、それぞれの高校生活が描かれています。様々な視点があるからこそ、より自分に近い、共感できる気持ちが見つかるのではないかと思います。

    目立つような存在ではなかった私でさえ、中学や高校では目まぐるしい感情の起伏に、自分でも戸惑っていました。そんなあの頃を思い出して、懐かしいと思えるくらいには、過去に、大人に、なって

    0
    2026年01月09日
  • マッドのイカれた青春

    Posted by ブクログ

    あの頃のアタシたちだって、多少はイカレテタよね?
    多分、そんなお年頃。
    そうでしょ?www

    娘も、オススメしたらハマってた。

    ☆季子の奇行の理由を聞こう
    ☆君は幹生の大正解
    ☆朝日静夢の夜は明けない
    ☆月に我あり
    ☆忍の孤悲は忍れど
    ☆マッドのイカれた青春

    0
    2026年01月06日
  • マッドのイカれた青春

    Posted by ブクログ

    おもしろかった…!
    終盤の新幹線のホームでのシーン。

    「おまえのことを嫌うやつが必ず現れる」
    「お前のことを好きだっていうやつも、絶対に、絶対に現れる」

    涙が出て、佐々木くん!好き!ってなりました。笑

    「孤悲」=あなたに会えず一人でいることが悲しい
    ほんとにエモい…!

    登場人物全員の幸せを願いたくなる一冊でした。
    深夜ドラマとかで映像化されそう!

    0
    2025年12月24日
  • マッドのイカれた青春

    Posted by ブクログ

    すごい、すごい、大好き!
    学生時代の、賑やかで、楽しく、一方で孤独で苦しかった、二度と戻らない、あの「尊い季節」。
    他人のことも自分のことも、うわべだけしか見ようとしなかったあの頃…
    いや、もしかして、今もなお、そうかもしれない。

    この本は、本質や真実にしっかり向き合うことの大切さ、わかりあえる人がきっといるという希望を教えてくれた。
    ラストもすごく好きだなぁ…

    今年のベスト3が入れ替わるほど、よかった!
    もっと読まれてほしい作品。

    0
    2025年12月16日
  • マッドのイカれた青春

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    私はこれ好きだったな。本名を略してMAD(マッド)。美しすぎるマッドと容姿が理由でいじめにあってきた季子。交わらなさそうにも思われるふたりの友情の物語でもある。美しすぎるがイカれているマッドが爽快。誰よりも美しいマッドが見た目で人を評価しないというのが、究極に皮肉が効いている。マッドも季子も凛としてて自分があって素敵な子だよね。マッドは美しすぎるから故に内面を見て貰えないってのもあるんだろうしなーという。最後、別の大学に進学したふたり。マッドがあだ名を手放し、新しいスタートに立とうとする素敵な終わり方。

    0
    2025年12月17日
  • マッドのイカれた青春

    Posted by ブクログ

    いろいろな感情が混ざった一言で表せない心理描写がとてもよかった!
    終盤の「恋」と「孤独」の解釈もとても心に残った

    0
    2025年12月01日
  • 踊れ、かっぽれ

    Posted by ブクログ

    あの夏を成瀬と西武にささげることのできた幸運な青春小説ラバーのみなさまがた、今夏はかっぽれにささげてみては…などと。
    静岡は清水の夏祭りで「かっぽれ」を踊る、地域の複数校合同部活動に参加した高校生たちの群像劇。
    顧問が、ただの祭りの踊りに対してやたらと熱血!しかも手本が下手でダサい!という最悪の駆け出し。本番までに彼らはどのようにかっぽれに向き合うのか。読んで確かめてほしいです。

    0
    2025年08月29日
  • 物語を継ぐ者は

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    自分が小学生、中学生だった頃、
    好きだった児童書のことを思い出す。
    今よりもっと毎日本を読んでいて、
    その中でもひときわ大好きなお話があった。
    そのお話に救われていたことを思い出しました。
    本作でも物語に救われた女の子が、その物語の続きを見つけるために奮闘していて
    その最中で少しずつ心身ともに成長していく姿が眩しくてキラキラしていました。
    はじめは物語を継いでいった、けれど次は生み出す側にまわる成長っぷりに感動してしまいました。

    また、物語の中と現実をいったりきたりするファンタジー感もとっても楽しく読むことができました。
    ナルニア国物語のように、扉を開けると違う世界に、不思議な国のアリスのよ

    0
    2025年04月20日
  • 物語を継ぐ者は

    Posted by ブクログ

    本好きの人にはたまらない話だと思う。そして本好きの思春期の子たちには胸に刺さる内容。

    愛読の児童書が自分の叔母だった事を知り未完の物語を亡くなった叔母の代わりに書くことになる。その大変さや物語の世界の体験は自分が考えている事しか進まないがその世界での成長と現実での初めての母親にどれだけこの本に救われたのかを反抗しながら力説。どんどん強く成長していく姿に羨ましく感じる。そして未完の物語を友人の助けを借りながら完成し発表。
    そこから作家人生が始まるのかと思うがシビアでそれでいて現実的な内容になっている。夢に向かって努力する、立ち向かう強さを持つ勇気を与えてくれる。そんな一冊。

    0
    2024年11月04日
  • マッドのイカれた青春

    Posted by ブクログ

    初めて読んだ作家さん。スルスルっと心に入ってきて心地よい勢いを感じる文章。

    10代の青春という荒れ狂う、それでいて尊い季節を駆け抜けたマッドの高校3年間。マッドを軸に彼女を取り巻く高校生たちの日々が章ごとに描かれる。

    過剰に整った美しいルックスのせいでマッドは普通の日々を送ることを許されない。常に注目を浴びて、嫉妬と反感を集めてしまう。なんて生きづらい。
    マッドは特異なケースではあるけれど、そうでなくても生きづらくてしんどい季節。息苦しさと焦燥感と。渦中にいる時は嵐の中を生き抜くような毎日。
    それでもその日々が終わる時、もう会えなくなる時、その切なさ、寂しさ。もう二度と帰らない季節を一緒に

    0
    2026年08月23日
  • 17歳のサリーダ

    Posted by ブクログ

    面白かった〜。フラメンコの用語がポンポンと出てくるから少し戸惑うけれど、読みやすい小説でした。
    登場人物の関係性がとても良く、特に新菜とジョージの心地よいやりとりが2人の(良い意味で)軽い関係を表していて読んでいて気持ちよかった。
    欲を言えば、もっと登場人物の背景を知りたかったけど、それでも満足度の高い一冊でした!

    0
    2026年08月09日
  • 扇谷家の不思議な家じまい

    Posted by ブクログ

    受け継いだ力とともに、家族の歴史をたどる。」

    不思議な力を代々受け継いできた扇谷家。
    家じまいをきっかけに、一族が抱えてきた歴史や、それぞれの価値観と向き合っていく。
    不思議な力をめぐるファンタジーと、家族の物語が重なり合う一冊。

    超能力というファンタジー要素がありながら、運命にもあらがおうとする、かっこいい大人たちの物語でもあった。
    悲壮な覚悟を抱えた登場人物たちが多いのに、読み終えたときに残ったのは、意外なほどの清涼感。
    それぞれが自分の人生と向き合う姿が、印象に残った。

    0
    2026年08月09日
  • マッドのイカれた青春

    Posted by ブクログ

    ここに描かれているような気づきは、実際は30代とかになってから得られるんだよなあ。この作品が少しでもたくさんの当事者の子たちに届いて、そして解放されてほしい。

    0
    2026年07月19日
  • はるを呼ぶ

    Posted by ブクログ

    いなくなったお姉さんが、焦点ではなく、その残された妹、家族の立場の話し

    いなくなった人が、うんたらかんたらのミステリー要素ではないところが、よかった
    妹のリアルなその感情が、心に響いて、サクサク進んで読めました

    よかったです

    0
    2026年06月08日
  • 扇谷家の不思議な家じまい

    Posted by ブクログ

    未来を予想できるのは不思議な力!
    でもその未来の予知ができる力を持つ女性、千里眼を持つ女性、羨ましい、と思うことはあってもままならない人生だから面白いのかもしれない、あの時、ああしてれば、と思っても結局、今の人生が与えられた道なのだと。
    それで今が、何とか生活出来ているなら幸せ。と思うしかない、と自分に言い聞かせている。
    不思議な感覚を持った本だった。

    0
    2026年06月02日
  • 扇谷家の不思議な家じまい

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    扇谷家の物語の中で、正太郎と時子と豊の物語が唯一、力と関係なく楽しんでいる青春が描かれていて、だからこそ、なぜ正太郎は、豊が死ぬ間際に言った「末代」の本当の意味を時子に教えなかったのだろうと思う。もしその意味を時子が知っていたならば、扇谷家の話はまた変わっていったのではないかと思う。「未来にはすっかり決まっているものと、まだ揺れ動いているものがある」と何度も出てくるが、ひとりの決断によって未来は変わる。立夏が話していた地縛霊がいつも明るかったこと、時子の死と共に気配がなくなったこと、最後に飛び立った3羽の鳥、時子の気持ちが死と共に安らかになっただろうことを感じてほっとした。

    0
    2026年05月26日
  • はるを呼ぶ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    なんの力にもなってくれなかったの、
    先生だけじゃないんで。大丈夫です

    そう行ってくれて、ちょっと嬉しいよ
    許されたら立ち直れないだろ

    0
    2026年05月13日
  • はるを呼ぶ

    Posted by ブクログ

    長女が彼氏とのデートを終えて家に帰る間にぷっつりといなくなってしまう。
    次女、母、父、それぞれの悲しい10年から、新たに進みだそうとする姿を描いた物語。
    こんなにも悲しい事が起きたら、自分も普通じゃいられない。
    でも一方で頑張らないとと、思わせてくれる一冊でした。

    0
    2026年05月07日