実石沙枝子のレビュー一覧

  • マッドのイカれた青春

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    かつて自分も感じた、言葉にしきれない心の底に渦巻く気持ちを、キラキラと輝くばかりに表現した作品でした。
    馬淵季子の答辞が最高!

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    2026年03月15日
  • はるを呼ぶ

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    10年前にいなくなったお姉ちゃんと同い年になった晴奈。進学先も決まったが手詰まりのような“いま”と向き合うヤングケアラーの物語。
    第四章の光明が見えた気がしたのに、抜け出せそうなのに、いちばん悪くなってしまった時の晴奈の感情が決壊した場面で泣いてしまった。
    結果的に何もできなかった担任、居合わせた木村くんのお母さん、頼子さん、家族や10年前の関係者以外で関わる“大人”の完璧じゃない、その人なりの精一杯の行動は晴奈にとって全く助けにならないものも支えになるものもある。
    晴奈の苦しさが堆積していくようで常に疲労感や徒労感を覚える。大人たちの態度の方が分かってしまえてつらい…意図が“通じない”時の力

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    2026年03月12日
  • マッドのイカれた青春

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    マッドになりたいと強く思い続け、これからもそう思い続けるとんだろうなと思うけどなれなくて。
    怖いけど一歩踏み出した子が好転してるからわたしもがんばろうと思った。特に月に我ありが最高によかった。
    視点となった子の続きが気になるけど、それは自分の中の物語として楽しみます。

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    2026年03月11日
  • マッドのイカれた青春

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    ネタバレ

    ほっとするような文章がいいな
    と思うヒトが読んでいて、また色々教えてもらったような内容で、読むことができてよかった

    季節に思いを寄せることは、
    つまり思い出になり始めているということ?

    自分だけでは絶対に気づけないことはある
    だけれども、どことなく一線を引いた距離を保ってしまうところはわかるかも

    わかりあえる人も、きっとどこかにいる。
    すぐには見つからないけれど、
    自分の心持ち、言葉を受け止める力次第で、

    場所がかわったとしても、
    その希望は本当にあるように思えた

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    2026年02月28日
  • 物語を継ぐ者は

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    わくわくが止まらない
    本好きにはたまらない冒険ファンタジー。:+*.゜


    中学生の本村結芽は、事故で急死した叔母のアパートへ遺品整理に訪れた。
    そこで目にしたのは…

    本棚からあふれるほどの大量の本。
    カレンダーに書かれた「鍵ユメ改稿〆切」の文字。
    大切に保管された、何通ものイズミ・リラ宛てのファンレター。
    PCに残された原稿…

    叔母は、結芽の大好きな本【鍵開け師ユメ】の作者、イズミ・リラなんだ!


    冒頭からすっかり心を持っていかれ、少女の頃に戻ったかのようにわくわくしながら、一気読みしてしまった。




    PCのメールから担当編集者に連絡を取り、イズミ・リラが亡くなった事を知らせると【

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    2026年02月21日
  • 扇谷家の不思議な家じまい

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    代々不思議な力を持って生まれるという扇屋の
    女性の、大叔母、娘、姪っ子、孫の
    関係とそれに繋がる男性達がとてもユニークで
    素敵に書かれてて
    小説の本題とも言える予知能力を
    持つ「おばあ様」の暖かく不思議な人生が
    そんな親族によって明かされて行って
    全てが解き放たれた最後は泣いちゃいました。

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    2026年02月20日
  • マッドのイカれた青春

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    あらゆるコンプレックスや思い出や経験が刺激されて苦しくなりつつ、でもとても爽やかな読後感!読んでる最中もとても心地よい感覚でした!
    初読みの作家さんでしたが、他の作品も読んでみたいなー
    マッドと青春を共にしてきた人達の目線と、そしてマッド自身の語り。どうかこの先の人生も、色々なことがありつつもなんとか無事に生きていって欲しい、と願う。

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    2026年02月18日
  • 扇谷家の不思議な家じまい

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    かつて天島市に君臨した扇谷家には決まり事があった。産まれた時から既に許婚が決まってる事、そして当家に産まれた女児のみ特殊能力が備わってる事。曽祖母時子の予言帳を見つけた立夏によって扇谷家の歴史を色々な人の視点から紐解く。
    年代が行ったり来たりする事で当時の社会的風潮と今との違いを際立たせたり、其々のキャラを描き分けたり、と淡々とした作品の中に譲れない深い思いが垣間見れる。こんな作品を僅か30歳で書かれるとは、、驚きと尊敬を込めて⭐︎5つ。

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    2026年02月09日
  • マッドのイカれた青春

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    すごく面白い!イカれてるだけじゃない優しくて温かい物語。馬淵さん、優恵ちゃんの話が特に引き込まれました。この2人のように高校時代を凛として過ごせるのは凄い事だと思う、たぶん今の現状には失望しているけど自分の事は信じている人間的にとても素敵なキャラクターだった。
    マッドの思いは最後の章に書かれているだけだった、本当に普通の子なんだなと思った。

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    2026年01月11日
  • マッドのイカれた青春

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    最高の青春小説でした。

    常に周りと比較して一喜一憂して、人とは違う特別になりたくて。まだ何者でもないゆえのヒリヒリするような焦燥感や、狭い世界での息苦しさ、すべてがまさに『青春』でした。

    目立つ人であるために台風の目のようになってしまう、マッド。そんなマッドに心乱される6人の視点で、それぞれの高校生活が描かれています。様々な視点があるからこそ、より自分に近い、共感できる気持ちが見つかるのではないかと思います。

    目立つような存在ではなかった私でさえ、中学や高校では目まぐるしい感情の起伏に、自分でも戸惑っていました。そんなあの頃を思い出して、懐かしいと思えるくらいには、過去に、大人に、なって

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    2026年01月09日
  • マッドのイカれた青春

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    あの頃のアタシたちだって、多少はイカレテタよね?
    多分、そんなお年頃。
    そうでしょ?www

    娘も、オススメしたらハマってた。

    ☆季子の奇行の理由を聞こう
    ☆君は幹生の大正解
    ☆朝日静夢の夜は明けない
    ☆月に我あり
    ☆忍の孤悲は忍れど
    ☆マッドのイカれた青春

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    2026年01月06日
  • マッドのイカれた青春

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    おもしろかった…!
    終盤の新幹線のホームでのシーン。

    「おまえのことを嫌うやつが必ず現れる」
    「お前のことを好きだっていうやつも、絶対に、絶対に現れる」

    涙が出て、佐々木くん!好き!ってなりました。笑

    「孤悲」=あなたに会えず一人でいることが悲しい
    ほんとにエモい…!

    登場人物全員の幸せを願いたくなる一冊でした。
    深夜ドラマとかで映像化されそう!

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    2025年12月24日
  • マッドのイカれた青春

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    すごい、すごい、大好き!
    学生時代の、賑やかで、楽しく、一方で孤独で苦しかった、二度と戻らない、あの「尊い季節」。
    他人のことも自分のことも、うわべだけしか見ようとしなかったあの頃…
    いや、もしかして、今もなお、そうかもしれない。

    この本は、本質や真実にしっかり向き合うことの大切さ、わかりあえる人がきっといるという希望を教えてくれた。
    ラストもすごく好きだなぁ…

    今年のベスト3が入れ替わるほど、よかった!
    もっと読まれてほしい作品。

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    2025年12月16日
  • マッドのイカれた青春

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    ネタバレ

    私はこれ好きだったな。本名を略してMAD(マッド)。美しすぎるマッドと容姿が理由でいじめにあってきた季子。交わらなさそうにも思われるふたりの友情の物語でもある。美しすぎるがイカれているマッドが爽快。誰よりも美しいマッドが見た目で人を評価しないというのが、究極に皮肉が効いている。マッドも季子も凛としてて自分があって素敵な子だよね。マッドは美しすぎるから故に内面を見て貰えないってのもあるんだろうしなーという。最後、別の大学に進学したふたり。マッドがあだ名を手放し、新しいスタートに立とうとする素敵な終わり方。

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    2025年12月17日
  • マッドのイカれた青春

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    いろいろな感情が混ざった一言で表せない心理描写がとてもよかった!
    終盤の「恋」と「孤独」の解釈もとても心に残った

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    2025年12月01日
  • マッドのイカれた青春

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    ネタバレ

    ①ルッキズムに囚われてるキャラクターたち。
    (本作でわかるのは、美しい美貌を持っている人に、自分の顔や体型にコンプレックスを持っている人、どちらも悩みを持っているということだ。)

    私は、自分のルックスをいいと思ったことはないし、整形するまで、もっと良くしたいと思ったこともない。

    でも、私は見た目がいい人より、マッドのように、「嘘がなくて 、正直で、揺るぎなくまっすぐで、自分をよく見せようと思わない」ような内面が磨かれている人の方が美しい人だと思う。
     
    ②馬淵の答辞が素晴らしかった。

    ● 「恋には、恋愛だけでなく、季節に思いを寄せるという意味があります。わたしはこれから死ぬまでずっと、こ

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    2025年11月15日
  • マッドのイカれた青春

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    美しすぎる女子高生マッド。彼女を廻る周りの人々、特に最初の季子のぶっ飛んだ奇行に心鷲づかみにされた。あんた最高だよ。
    答辞も最高だったよ。

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    2025年09月21日
  • マッドのイカれた青春

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    表紙とタイトル、そして帯を目にした瞬間、これは期待できるぞと思った一冊です。
    そして読むとやっぱりそうだった!
    登場人物達の境遇や背景にどんどん引き込まれていき、一気に読んでしまいました。物申す感がスッキリ、彼らの今後も読みたいなと思いました。
    そもそも人はなぜ誰かにブスとか悪口を面と向かって言えるんでしょうね。そんなことをもし目の前で言われたら…今なら絶対言い返してやるのに、と人生経験積んだから思うようになりました。だからみんな負けるな。

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    2025年09月20日
  • 踊れ、かっぽれ

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    あの夏を成瀬と西武にささげることのできた幸運な青春小説ラバーのみなさまがた、今夏はかっぽれにささげてみては…などと。
    静岡は清水の夏祭りで「かっぽれ」を踊る、地域の複数校合同部活動に参加した高校生たちの群像劇。
    顧問が、ただの祭りの踊りに対してやたらと熱血!しかも手本が下手でダサい!という最悪の駆け出し。本番までに彼らはどのようにかっぽれに向き合うのか。読んで確かめてほしいです。

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    2025年08月29日
  • 踊れ、かっぽれ

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    静岡市清水区、夏の風物詩・港かっぽれ。かっぽれ部に集まった高校生たちの春〜夏を描いた青春小説。
    あらすじ、登場人物紹介から静岡要素が盛り盛り。
    完璧な人や、なんでもうまくやれるような人が1人もいない。それが最後まですごく不安定な気持ちになるし、祭り時点の主観がこの登場人物では弱くない…?と読み進めたら、もうすべてごちゃ混ぜで最高な気持ちになった。
    楓子の「お祭りの空気って、すっごく平等」という言葉が、最後は少し違って見える。

    何気に裏表紙のあらすじが良い仕事をしているかも。ちゃんと清水要素を出しつつ、この登場人物のチョイスは、物語を読み終えてからだとギリギリまでネタバレしないぞ〜みたいな働き

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    2025年08月21日