あらすじ
海沿いの小さな田舎町に暮らす晴奈は、高校三年生。母親は、晴奈のことを「小春」と呼ぶ。小春は晴奈の姉で、高校三年生だった10年前に忽然と姿を消してしまった。いつしか「小春は神隠しにあったのだ」と町中で噂されるようになり、晴奈の一家は周囲から避けられるようになっていく。姉の失踪ですべてが変わってしまったある日、無人の公衆電話が鳴る。恐る恐る電話に出た晴奈の耳に聞こえてきたのは、失踪した姉の声だった。
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Posted by ブクログ
ずっと涙が止まりませんでした。
帯にあるように、まさに『感涙を呼ぶ、ある家族の崩壊と再生の物語』でした。(素敵な帯に装丁です..)
是非、読んで欲しいです。
姉がいなくなってから10年もの長い間、ずっと
春奈の心情に涙。春奈を「小春」と呼ぶお母さん。
崩壊した家庭と、町の人々の無視など、、
語られる全てがあまりにも壮絶で、泣かずにはいられませんでした。
心がすりきれそうなのに、どうにか生活を回そうとする(回している)春奈の姿に、めちゃくちゃ泣きました。
心が限界な時の描写や、限界な人と接する時の
描写が細かくて、お母さんに対する春奈の言動と対応に凄いと思いましたし、そこもまた体が慣れてしまっているという春奈に涙。
読み終えて、あぁここ泣けたな...という箇所がたくさんあって、最後まで読んで、また泣ける物語だと思いました。
何度も読み返したいです。
また私事ですが、卒業前日にこの本を読み、受験をしていた時の自身と春奈を重ねて、更に泣きました。
(春奈ちゃん、本当にすごいです。)
物語だけれど、こんな物語が誰かの人生にはあるかもしれない。と読み終えて思いました。
再生する家族の姿、春奈の姿に救われる人が沢山いるはずです。素敵な物語でした。
春奈ちゃんのことを思いながら
何度も読み返したいです。