実石沙枝子のレビュー一覧

  • はるを呼ぶ

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    いなくなったお姉さんが、焦点ではなく、その残された妹、家族の立場の話し

    いなくなった人が、うんたらかんたらのミステリー要素ではないところが、よかった
    妹のリアルなその感情が、心に響いて、サクサク進んで読めました

    よかったです

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    2026年06月08日
  • 扇谷家の不思議な家じまい

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    未来を予想できるのは不思議な力!
    でもその未来の予知ができる力を持つ女性、千里眼を持つ女性、羨ましい、と思うことはあってもままならない人生だから面白いのかもしれない、あの時、ああしてれば、と思っても結局、今の人生が与えられた道なのだと。
    それで今が、何とか生活出来ているなら幸せ。と思うしかない、と自分に言い聞かせている。
    不思議な感覚を持った本だった。

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    2026年06月02日
  • 扇谷家の不思議な家じまい

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    ネタバレ

    扇谷家の物語の中で、正太郎と時子と豊の物語が唯一、力と関係なく楽しんでいる青春が描かれていて、だからこそ、なぜ正太郎は、豊が死ぬ間際に言った「末代」の本当の意味を時子に教えなかったのだろうと思う。もしその意味を時子が知っていたならば、扇谷家の話はまた変わっていったのではないかと思う。「未来にはすっかり決まっているものと、まだ揺れ動いているものがある」と何度も出てくるが、ひとりの決断によって未来は変わる。立夏が話していた地縛霊がいつも明るかったこと、時子の死と共に気配がなくなったこと、最後に飛び立った3羽の鳥、時子の気持ちが死と共に安らかになっただろうことを感じてほっとした。

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    2026年05月26日
  • はるを呼ぶ

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    ネタバレ

    なんの力にもなってくれなかったの、
    先生だけじゃないんで。大丈夫です

    そう行ってくれて、ちょっと嬉しいよ
    許されたら立ち直れないだろ

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    2026年05月13日
  • はるを呼ぶ

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    長女が彼氏とのデートを終えて家に帰る間にぷっつりといなくなってしまう。
    次女、母、父、それぞれの悲しい10年から、新たに進みだそうとする姿を描いた物語。
    こんなにも悲しい事が起きたら、自分も普通じゃいられない。
    でも一方で頑張らないとと、思わせてくれる一冊でした。

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    2026年05月07日
  • はるを呼ぶ

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    ネタバレ

    失踪とあるので少しミステリなのかと思っていましたが、こちらは人間ドラマでした。
    地方の田舎の閉鎖的な感じやたちまわる噂とか、家族の再生、友人、そしてこれからの人生への一歩。色んなのが詰まっていた。

    結局電話は晴奈のイマジナリーのもので、お姉さんの行方は分からないままだった。けど、これから晴奈さんが人生を取り戻して幸せになってほしい。

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    2026年05月02日
  • マッドのイカれた青春

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    ルッキズムを主題にした青春小説。

    タイトルや帯を見てかなり破天荒な内容なのかと思っていたけど、実際はそんなことはなく心理描写が繊細な青春小説でした。この方が好みに合っていて儲け物のような感覚。
    主人公のマッドを軸にその周りの人達が章ごとにメインをはる形。この章は合わないなぁというのもなく、飽きずに楽しめた。あえて言えば主人公のマッドの描写をもっと見たかったのはありますが、その分ラストシーンが映えるのかもしれませんね。

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    2026年04月26日
  • はるを呼ぶ

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     初めて読む作家さん。主人公の晴奈は、海沿いの田舎町に住む高校三年生。10年前に高校三年生の姉「小春」は、突然行方不明になった。家出か事故か事件か、何の手がかりも得られなかった。そして、小春は神隠しにあったという噂がひろまり、一家は周囲から避けられるようになっていった。さらに小春の失踪が原因で母親は心を病み、父親は妻と小学生の晴奈を残し家を出ていってしまった。

     晴奈は家から出られなくなってしまった母親の面倒をみながら、二人でずっと暮らしてきた。晴奈は学校でも疎外されるなかでも勉強に励み、生徒会の活動に参加するなどして、大学の指定校の推薦枠を獲得することができた。町から出たいがためにである。高校卒業が迫る中で、晴奈は海沿いの公衆電話が鳴り出したのに気づく。それは、姉の小春からの電話だった…

     読んで感じたのは、主人公の父親がクズであること。病気の妻と小学生の娘をおいて家をでるなんて、これはもう犯罪だ。生活費を送ればいいという問題じゃない。作中には、ろくな大人が登場しないのだが、晴奈の友人だった美久と関係が戻ったのは良かった。そして、小春の元カレの学も町に戻って来たのだが、いまいち頼りない。しかし、学の婚約者として町に来た頼子は、その名のとおり頼りになるまともな大人である。

     本書の題名は、「はるを呼ぶ」だが、春と漢字にしていない。これは「はる」には小春と晴奈の両方の意味を持たせているからだと思う。また。表紙カバーの隅の方にある英題名"Calling for Spring"だが、"Call"には「呼ぶ」と言いう意味も「電話を架ける」という意味もある。

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    2026年04月25日
  • はるを呼ぶ

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    悲しかったし、寂しかった。そんな感情って、うまく表現できないことが多い。だからこそ、わかってくれる人ってとても大事。そんなふうに思えた作品。

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    2026年04月18日
  • マッドのイカれた青春

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    ネタバレ

    またまた一気読み。爽快だった。
    たぶん、映画化されるんだろうな、って最後思いながら読んだ。
    思春期の女の子が抱えた悩み、見た目と中身とは何か、考えさせられた。マッドを取り巻く人達のことも書かれていたが、ただ、もう少しマッドの高校3年間を、一番近い人の視点で読みたかったと思った。

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    2026年04月04日
  • はるを呼ぶ

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    良かったです 驚いたし心配でハラハラして 祈るように読みました
    ですがやっぱりちょっとアノコトが残りました、、、

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    2026年04月03日
  • マッドのイカれた青春

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    学生向けのもっとチャラい内容だと思った。
    持っている人、持ってない人、見えないだけで皆んなそれぞれ悩んでる。
    充分大人の私でも色々考えさせられました。

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    2026年03月31日
  • マッドのイカれた青春

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    社会的に恵まれた人の苦しさは、苦しい思いをしていると理解されないところだと思う。自分に劣等感を持っている人からすると、恵まれている人にその劣等感を刺激されているだけで、確かに同情すべき背景があるのかもしれないが、それが自分の問題だと気が付かずに、正当化されたいろんな理由で悪い感情を持ってしまう。結局、それぞれが自立して強くなることが解決策と思うけど、それも結構しんどくて苦しい…。

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    2026年03月27日
  • 17歳のサリーダ

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    いじめが原因で高校をやめた主人公が出会ったのはフラメンコ。新たな世界の扉を自分で開いていく主人公に元気と勇気をもらえる。

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    2026年03月11日
  • マッドのイカれた青春

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    ひとりの美少女を中心に描かれる高校生たちの“イカれた青春”。 「こんな顔、もううんざりなんだよ!」という強烈な言葉を真正面から吐く“マッド”が、心の奥に抱えているものを知るにつれ、他人事だと思っていた無自覚な偏見やエゴが、実は自分の中にもあるのだと突きつけられる。類まれな美貌は本人の意思とは無関係に周囲をかき乱し、次々と騒動を引き起こしていくけれど、何よりまぶしかったのは、嘘偽りのない心の美しさだった。 「私たちは人間をうわべの情報だけで決めつけて生きている」「温かな場所を離れ、隣にいない人や過ぎ去った日々を思うことこそが孤独」──マッドの親友が放つ言葉には、思わずハッとさせられる。爽快なほど振り切れたキャラクターたちの躍動が心地よく、読後には強烈な余韻が残る一冊だった

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    2026年02月04日
  • 扇谷家の不思議な家じまい

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    地元、掛川市の高久書店さんで、沙枝子さんのサイン本を購入。
    家族のそれぞれの視点で紡ぐストーリー面白かった。
    ストーリーのキーとなる桜の木の場面が目に浮かぶ、納得のラストだなぁ。
    実石さんは、我が家の長女と同い年でこのストーリーをねえ、これからの作品が楽しみです。
    不思議な能力を宿す女性の個性は、作家様の人間観察からかなぁ。
    高久書店さんに来られたようですが、一度お会いしたいものです。

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    2026年01月23日
  • 踊れ、かっぽれ

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    それぞれの思いを抱えて、学校の枠組みを超えて地域連携部活動のかっぽれに参加し、本気で取り組んだから、仲間を理解し、一緒に青春を過ごす。
    今しか出来ない、来年もまたとは、決して言えないからこそ、今を楽しむ青春物語。

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    2025年12月30日
  • 扇谷家の不思議な家じまい

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    女性のみに不思議な力が遺伝する扇谷家のファミリーヒストリーもの。結構好きな話だった。予知能力、千里眼、声無き物の声を聞く者がたまに出現する。この一家はしかし、すでに分家や嫁に行った者しかなく、扇谷を名乗る子孫はもう居ない。扇谷家としての風格を守っていた最後の人である時子お祖母様(予知能力者)が、自らの死が近いことを予言した。それを知り親族一同が古い扇谷邸に集まるところから物語が始まる。

    そこから話は時代を遡り、行ったり来たり、息子や娘の代、孫の代など、時代の変遷とともに変わっていった扇谷家と能力者の生活や価値観。それらのファミリーヒストリーを垣間見ながら、扇谷家の家仕舞いを見守る。

    ちなみに物語では、邸の庭の桜の木の根元におばあさまが殺した男が埋まってるのではないか、という疑惑がずっと漂う。終盤、時子さんの若かりし頃の話が少しずつ読者の知るところとなり、最後は眩い感覚で終わる。同じ予知能力を持って生まれた時子さんとその孫の美雲の生き方の違いや、予知能力者としての悩みや共感は興味深い。

    大長編になりそうな題材だが、本作は割とライトな読み物で、絶妙なコンパクトさにまとめられているところも◎

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    2025年12月28日
  • 扇谷家の不思議な家じまい

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    静岡本屋大賞受賞作なので
    読んでみた
    予言する力のあるおばあさまをはじめとする
    不思議な力を授かる扇谷家の女子
    11月に死ぬというおばあさまの予言にむかって扇谷家の家じまいがはじまる
    そして家を市に寄贈するにあたり、桜の木を切ることが条件になるが、その木の下に死体を埋めたという話をおばあさまから聞いていた孫娘の立夏は…
    力をめぐってしきたりのある家につながれる子どもたち
    扇谷家一族のそれぞれの過去の思いや今の思いが短編のように綴られて、おばあさまの最期につながっていく
    登場人物それぞれの愛が温かい素敵なお話でした。
    これは映像化間違いないでしょう

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    2025年12月06日
  • 踊れ、かっぽれ

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    悩める若者×部活動×祭というのは最高の組み合わせ。

    舞台は静岡県清水市。それぞれの悩みを抱えながらも、清水の伝統の踊り、かっぽれに全力を注ぐ姿はとても美しい。

    なにより個性豊かな高校生達の配役が最高。
    海外から引っ越してきたハーフのオーガスタス。
    少し抜けているとびきりの美少女凛々。
    ヤンキーっぽいがダンスが上手な龍太郎。
    踊りたいのに踊れない足の不自由な楓子。
    普通の高校生だけどいないと困る夏希。
    などなど。

    まさに、これぞ青春だ!といえる一冊。

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    2025年11月08日