実石沙枝子のレビュー一覧

  • 扇谷家の不思議な家じまい

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    美雲の千晶に対する友情を超えた、でも性的なものも感じさせない崇高な愛の形を時子が受け入れた時、代々取り決められた相手の結婚を余儀なくされ続けてきた秘められた超能力を持って生まれた女子たち一族の未来に風穴を開けられる。でも、彼女達は過去、それに強制させられたり、甘んじてきたからといって、不幸には見えなかった。ただ強固な砦であっても時代の流れで瓦解していくものだ。彩菜や立夏がどういう伴侶を選ぶか(持たないないという選択もあるが) 、続編がもし出れば是非読んでみたいものだ

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    2025年07月26日
  • 物語を継ぐ者は

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    今まで知らなかった叔母の存在。そしてその叔母が愛読本の作者だった。未完の作品を姪が描く。
    なんてロマン…

    創作に没頭し、学業を疎かにし、家族と衝突…
    耳をすませばの雫ちゃんを思い出しました。そこまで夢中になれるものがあるというのも素敵です。好きなお話でした。

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    2025年07月19日
  • 扇谷家の不思議な家じまい

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    扇谷家には預言者、千里眼、言葉なき者の声を聞く者などの超能力を持つ女性が産まれる。この設定だけでも好みだし一族のキャラもいいし、おばあさまが遺した予言帳など絶対面白い。どんな謎が解き明かされるのだろうととても期待しながら読み進めると、少し期待とは違った方向だったけどそれでも楽しめた。時代ごとに視点も変わり、それぞれの立場から超能力や家の掟などについて書かれているけどこの内容では1話が短すぎる印象。もっと話を膨らませることも盛り上がることもできそうだし読みたかった。言葉選びがとても良くて心に残したくなった。

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    2025年06月19日
  • 扇谷家の不思議な家じまい

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    扇谷家という一族のファミリ 一・ヒストリーがそれぞれの視点から語られる物語。女性が代々不思議な能力を持つ扇谷家の女性達を中心に展開するそれぞれのエピソードに不思議な力のエッセンスが感じられる。波乱があると分かっていても好きな人の傍にいることを選び、自分の道を突き進む美雲さんが好きだなと思った。家じまいをした後も、植物が根を張り枝葉を広げていくように、この家の物語は続いていくのだなと思える、余韻のある終わり方も素敵だった。

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    2025年06月17日
  • 17歳のサリーダ

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    市立図書~いじめで高校を中退した主人公。はぐれ者扱いの彼女がフラメンコに出会い、新しい道を歩んでいく物語。フラメンコを通して出会う人達の、彼女に対する接し方が素敵。自身の過去を話した主人公に、長髪コックが言った言葉「おまえがはぐれたんじゃないだろ」「みんなが群れただけだろ」…泣けた。彼女のお話が中心だが、この長髪コックの話が気になって仕方ない。叙情的な旋律かつ情熱的な旋律と踊り、そして歌詞に込められた真意に目頭が熱くなった。良本

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    2025年05月20日
  • 17歳のサリーダ

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    吉田伸子さんが「目黒さんなら絶対気に入る」というので、図書カードの残もあったので買って読んでみた。
    まぁ、確かに、とっても判りやすく目黒さん好みな話ではあるんだけど、「型にはまった」感がしなくもない。
    別に成瀬みたいな突き抜け方をする必要もないんだけど。

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    2025年02月17日
  • 17歳のサリーダ

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    部活動か習い事かの青春ものかと思いきや、
    主人公が高校辞めてたのでびっくり。
    でも、今時の話だと思った。
    高校辞めても、いろんな手段がある。
    進み続けようとする限り、道は続いていく。
    世界は思ったよりもずっと広い。

    大事なのはきっかけが転がってきたとき、
    ちゃんと掴めるかどうかってことだな。

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    2025年02月09日
  • 17歳のサリーダ

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     サリーダは直訳すると「出口」という意味です。 音楽で使う場合は「曲の導入部」という意味で使うそうです。

     この小説の主人公 畑村 新菜(はたむら にいな)は、高校1年の冬に退学しました。いじめにあったのです。いじめられていた親友をかばい続けていた新菜は、いじめに耐えきれなくなって転校してしまった親友のあとに、いじめの標的になったのです。

     新菜は、4月のある日の午後、道の奥から流れてくるギターの音と歌を耳にしました。それがフラメンコでした。ギターを弾いて歌っていたのは、キッチンさいばらで料理を作っているジョージ(日本人28歳 スペインに6年住んでいた)でした。
     フラメンコ舞踊家の有田玲

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    2025年01月03日
  • 物語を継ぐ者は

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    違国日記のifみたいな設定だなと最初思いましたが、創作と成長を描いた非常にいいYAでした。ちょうど八犬伝の次に読んだので、何になるわけでもない虚構への情熱が心を燃やすという思わぬシンクロもよかったです。端正な作ですが予定調和外の何かが1つくらいあっても良かったかな。

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    2024年12月08日
  • 物語を継ぐ者は

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    ファンタジー要素あり、母の実家の闇、いじめ体験と、テーマが色々ある分ふわふわ浮いている感じだったが、最後に向けてファンタジー世界の登場人物たちの発した言葉に後押しされて、結芽は、少女の殻を少しずつ脱皮していく

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    2024年10月01日
  • 物語を継ぐ者は

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    児童文学になるのかな?
    この本、中学生や小学生の高学年の時に読みたかった!!
    ある日突然知った亡くなった叔母の存在。
    その叔母が大好きな本の作家だったなんてもーたまらん。
    叔母が亡くなったことによって未完となってしまうシリーズ本。
    その続きを主人公が書くことになりという、ストーリー。
    無事に主人公の書いた最終巻ができあがりこれが発売されちゃうの?
    それちょっとどうよと思ってたら、さすがにそんなことはなく、主人公自身が区切りをつけるために書いたものだったよう。
    ラストも過程もなかなか良かった。

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    2024年07月23日
  • きみが忘れた世界のおわり 刊行記念〈特別短編〉「花が咲くまで」

    購入済み

    置き去りにされている子供たち

    不登校ということで置き去りにされている子供たちを預かっている教室と、自分自身 美術大学への進学につまずいてしまっているヒロインの物語。淡々とした語り口は、周辺人物たちの境遇を必要以上に悲劇化しないのに、有効な働きをしている。本当に短い物語ではあるが、心に響くものがある。

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    2023年04月02日
  • はるを呼ぶ

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    えっ 結局お姉ちゃんはなぜいなくなったのかわからずじまい…!?
    消化不良で終わった
    いくら田舎でも町内の権力もってるおばあちゃんの顔色みてみんな言うこときいて仲間はずれにしたりなんかする??
    8歳の子が苦しんでいるのを先生も近所の人も気づけないなんてありえない
    親友だった美久も結局晴奈から話しかけてやっと友情を取り戻せたし 父親母親もクズ
    最初から最後までずーっとモヤモヤした話だった

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    2026年04月19日
  • マッドのイカれた青春

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    ルッキズムは見た目に気を使うか使わないかとか、相手を綺麗と思うかブスと思うかとかじゃなくて相手の見た目をその人自身の入り口にしちゃうところなのかなーと思った

    実物のマッド見たすぎる

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    2026年04月17日
  • 扇谷家の不思議な家じまい

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    ネタバレ

    扇谷家は、女性に特殊能力が現れる一族。それゆえに限られた家の相手と婚姻関係を結び、秘密を維持していた。

    予知能力者の時子は、自分の死期を知らせる予言帳を曾孫の立夏に託す。時子自身は認知症が進み、ただ「桜の木の下に死体を埋めた」とことあるごとに話すのみになっていた。それは本当なのか、だとしたら誰なのか。

    過去と現在を行きつ戻りつしながら、扇谷家の面々の視点で一族の姿が描かれる。

    自分の意志を無視され、家のために決められた道を歩まされた時代。予知された出来事は初めから決まっていたのか、それとも揺らぐなかで変わっていくものなのか。現代になっても「家」に縛られそうになるが、あえて自らの道を選び取

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    2026年04月11日
  • 物語を継ぐ者は

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    あれ?これ読んだ事あるかも…
    あらすじは読んだ覚えがあるけど、そんなに心に残ってないのはなぜだろう。
    学生の時に読んだら、感動したかもしれないなと思いました。

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    2026年04月04日
  • はるを呼ぶ

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    これほど先の人生を計画的に考えられるのに、福祉の手を頼らなかったのはどうしてなんだろう。晴菜が限界ヤングケアラーなのは最初のページから、本人は何も悪くない、それどころか家族みんな辛いのにね。神かくしにあって10年行方不明の姉の元カレの妻、頼子がステキなお節介焼きで本当によかった。ラストは明るいと受け止める人が多いみたい、わたしはモヤモヤした。

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    2026年04月03日
  • マッドのイカれた青春

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    超絶美人高校生とその周囲の人々がルッキズム、逆ルッキズムの中で大人になっていく物語りだったと思います。テンポよく重くなりすぎず読みやすく面白かったです。登場人物のキャラクターがそれぞれ極端に振れていて、小説としては良いアクセントとも思いましたが少し現実離れした印象も。星3つといたしました。

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    2026年03月29日
  • マッドのイカれた青春

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    青春と同じくらいの速さで
    あっという間に読み終えてしまった。

    学生生活は振り返ると短いのに
    その時は そこがこの世の全てで 永遠のように感じる
    そんな感覚を思い出す本でした。

    青春はきっと全員何かに悩んでるし
           全員何かでイカれてると思う。



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    2026年03月27日
  • 踊れ、かっぽれ

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    清水のみなと祭りを舞台とするかっぽれに夏の青春を捧げる高校生の物語。
    いろんな事情や過去を持つ高校生一人ひとりにとって、最初は「ダサい」の一言しか絞り出せなかったかっぽれが、彼らにとって熱く、暑く、没頭できるまでの存在に変化したこと、様々なしがらみから解放されるきっかけとなったこと、かっぽれがあって良かったと思った。
    清水エリアでよく出かける身としては、お馴染みの場所がたくさん出てきて読んでいて嬉しくなった!

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    2026年03月26日