末次由紀のレビュー一覧
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ネタバレこの巻のテーマは“王者(女王)の孤独”だろうか。。。
若宮詩暢には今まで誰もいなかったけど、新には太一がいた。
太一がずっとかるたをやってきたのは、千早のそばにいたいというのもあっただろうけど、新の孤独に寄り添うためでもあったんだ。
かるたが好きじゃなくても、青春全部懸ける価値あるものとして……。
千早にもそれが分かったから、だからこそクイーンの孤独に寄り添うために五番勝負の話に乗ったんだろう。
新と太一の試合が終わったシーンは、何度読み返しても泣く……。
そのあと、決定戦の最中、新の袴を直すために太一がかなちゃんを呼んだことへのお礼のシーンでまた泣く。
太一、自分で「ホント性格悪くて」っ -
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ネタバレついに太一が……太一が……!!
告白!!からの失恋……。
途中、あれ!?ちょっと太一に目がある?と思ったけど。
「恋じゃなくても 愛じゃなくても」千早にとって太一も大事な人であることには変わりないんだなあ。
でも太一に告白されて、その瞬間に思い出すのは新なんだな……太一、どこまでも不憫。。。
そして闇に堕ちていくよー、太一が。
「一緒にかるたしよっさ」
この言葉の真意を理解できてたかなちゃん、やっぱ凄い。
そして、「いつまでもあんぽんたんじゃない」千早にもちゃんと通じてた。
この巻を読んだ後、23巻の最初の方(新の告白シーン)を何度読み返したことか……。 -
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ネタバレ名人・クイーン戦、東西予選!
ま、まさかの原田先生が東日本の代表に!
そして、西日本の代表は……新。
太一と千早が、仮想・新、仮想・周防久志になって、白波会一丸となって、原田先生を名人にすべく……!!
南雲会の方の同門対決は、さすがの兄弟子、村尾さん……!
闇に引きずり込まれそうになる新を引き上げた。
放っておけばそのまま勝てたかもしれないのに……。
けど、新の中での太一の印象は更新されてないのか。
“ずるいところあって”・・・太一はあの狡さをずっと悔いてて、高校入ってから全然ずるができないから、ずっと運なかったのに……。
どこまでも不憫な太一(苦笑)。 -
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団体戦、全国大会へ。
団体戦とは。チームとは。それぞれの学校がそれぞれを魅せ方をしてくれる。
当たり前だけど、高校生活は3年しかないわけで。
必ず終わりがあるわけで。
それまでチームを支えて来たエース達が居なくなる日がくる。
去っていく者は、もっと続けたかった、と嘆き、
残された者は、先輩が残してきたものを消さないように、受け継ぐように、
次を背負うのは自分なんだと思いながら。
それぞれしっかりと考えているのがよくわかって胸が熱くなりました。
そしてそんな中、チームを離れた太一は周防名人と一緒に「その強さを探る」番組収録に立ち会うことになる。 -
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一区切り。3年生はそれぞれ受験へと足を進める。
そんな一区切りの最後、吹奏部と部室交換をかけたカラオケバトルが勃発し、そこで溢れた机くんの涙に、物語に寄り添っていた私たちも、思わず涙。
2年半、ただの時間だったものが、宝物になった。
カルタ部の皆と過ごした時間が、宝物。
何かに一生懸命になること。
誰かと一緒に勝ち負けを経験するとこ。
誰かの力になりたいと思ったこと。
後半が出来て、伝えたい事が出来たこと。
受け継いでくれる喜びを知ったこと。
あの時千早が、太一が声をかけていなかったら、ただ勉強をするだけの2年半になっていたかもしれない。
机君にとってカルタ部で過ごした2年半は、本当に今後