豊田美加のレビュー一覧
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“江戸のメディア王”蔦重こと蔦屋重三郎の生涯を題材にした大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』(森下佳子, 2025)の小説版第4作。
“ふんどしの守”松平定信の政策に反撥する蔦重がお抱えや馴染みの作家たちと意見が合わなくなり始める第37章「地獄に京伝」から、物語の大団円である第48章「蔦重栄華乃夢噺」までを収録。
個人としても商人としても盛りを過ぎ、翳りや衰えが表れてきた蔦重。「我が心のままに」生きてきたツケと代償がじわじわと蝕み、多くを失う様が自業自得で、また哀れだ。それでも、ぎりぎりまで追い詰められても戯けてみせる彼の気概はべらぼうすぎる。
本作がTVドラマとの差別化を図ったのか、脚本の決定稿が出来上がる前に書かれたのか分からないが、展開はTVドラマとはかなり異なる。特に“傀儡好きの大名”成敗パート2が全然違う! ちょっと残念。 -
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ネタバレ映画化にあたってノヴェライズされたもの。前作の背景や登場人物は残っているが映画は別物と思えば読める。やくざの抗争に巻き込まれていく刑事が主役だが復讐を企むやくざの残虐さがメインのようだ #カドフェス
前作で日岡が心酔する刑事の大上がなぶり殺しに会った(ここまで読んで手を放しそうになった)後、刑事二課暴力団係の跡を継いだ日岡が三年後の抗争に巻き込まれる。
呉東署管内のやくざ組織は、大上の死から三年、一応の静けさを保っている。日岡は争いを避けるため、大上の足跡通り組織の中に入り込んで権力を楯に抑え込んでいる。だがやはり彼は線が細い、暴力団向けには多少弱いところがある。
以前、日岡が糸を引いて、五十子会の会長を今は服役中の尾谷組の組長だった一ノ瀬に殺させ、抗争を事前に止めた。そんな経緯で、呉のやくざ組織尾谷組と広島仁正会の手打ちで終止符が打たれた。
しかし遺恨の火種は燻り続けていた。
凶悪犯を集めた拘置所を出所した上林は、オヤジと呼んで慕っていた五十子会の会長の遺影を持ったわずかな舎弟に出迎えられた。二代目を継いだ角谷は来ていない。
服役中に世界は変わっていた。
上林は出所の挨拶まわりの前に、刑務官をしていた神原の妹を襲う。
刑務所で恐れ気もなく暴力を振るう凶暴な上林は懲罰房で刑期を過ごした。
刑務官に対する逆恨みをピアノ教師の妹に向けて残虐に殺した。
防音のピアノ室で助けも呼べなかった。
広島県警は殺人事件の捜査を始めるが、特別に日岡も参加することになる。仲間内で日岡はアウトロー不良刑事と噂されるようになっていた。
上林は次に、冷血さながらの残酷さで五十子会二代目夫婦を殺し、日岡が内偵に潜り込ませていたチンタ(近田幸太)も覚醒剤を打って撃ち殺す。
チンタの姉は日岡の愛人だったが、このことで日岡を恨んで離れていく。
上林の行動は激しくなり、日岡の鎮静策などは歯が立たなかった。殺人事件の被害者は一様に眼をつぶされていた。
上林の過去を調べると、悲惨な少年時代が浮き彫りになる。育児よりも惨く利用され虐待され腹を減らしろくに教育も受けていなかった。中学の時両親を滅多刺しして殺しその目を潰した。捕まって少年院で成長した。
五十子会に入り会長に可愛がられ深い恩を感じていた。
死体は眼が潰されていた。これで犯人は上林だとされたが、捕まる前に尾谷組(かつて一ノ瀬が組長だった)への報復抗争が近いと思われた。先回りした日岡が襲われ殺される寸前にパトカーが追いついた。
しかしこれが抗争に発展して、ついに日岡と上林の対決になる。
これは、柚月さんの原作の流れとは言うものの、もう手加減なしの殺し合い、ということで、目を覆いたくなるシーンは、前作の大上刑事の虐殺で恐れをなしていた。
こういったハードな残虐事件の描写を読むのは苦手なところもある。
一面この世界に入るには哀切な過去があり、暴力団の世界に逃げ込んだ傷を持つ人間という見方もあり、読ませるためか、その反動というか世間に向ける目は冷たく、残酷さがむき出しの描写は目を覆うばかりだった。
参考のために見てみた宣伝のビデオは、読む前のイメージづくりに役立った。俳優たちも素に戻れば、コメントは語彙も豊富で、こういう人たちが演じれば残酷さも深み(?)が出ているだろうかと思った。劇場で見ることはないと思うが。テレビで放送されれば見るかも(;^_^A
松坂桃李さんは前作「孤狼の血」でブルーリボン助演男優賞を受けている。主演男優賞は大上役の役所広司さん。
今回は上林(鈴木亮平)のすさまじい狂演の陰になった感じだった。
次作の「凶犬の眼」を柚月さん絡みで買ってきて積んでいるが、今までどうも手がでなかった、最初のページを開けてみると、地方ののんびりした田舎に配置換えになった日岡巡査の日常から始まっていた、それでもこれを読んだ後では題名もそうだが、穏やかにすみそうにない予感で手を出しかねている。 -
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ネタバレ栄一が一橋家の家臣となり、その後フランスへと旅立つこととなるまでを描いた第二巻。
第1巻では渋沢と国のダイナミズムの間に隔たりがありながらも、栄一自身のアイデンティティを生み出した血洗島でのエピソードが語られ、並行して進む世界線でありながら、時代の潮流を見つめていた、
本書では、いよいよ栄一が喜作とともにダイナミズムの中心に合流し、信じ続けた攘夷の現実と慶喜の考える日の本の為の政。
そして政治の中心でも天皇、朝廷、幕府、薩摩、長州、水戸、そして一橋と。
攘夷と開国、また倒幕と佐幕の間を揺れながらも、
最後まで攘夷を掲げた長州の挫折、朝廷からの信頼を得て幕府の復活による国力増強を図る一橋、公武合体から倒幕へ大きな転換を果たした薩摩、
孝明天皇の崩御、14代将軍家茂の逝去など、
まさしく「内患外憂」の時代に慶喜はいよいよ徳川宗家を継ぎ、15代将軍となる。
栄一はそんな中でパリで開かれる万国博覧会へと足を運ぶ。2人の行く末は如何に。
栄一はこの第二巻で減らず口とも言われたお喋り力を遺憾なく発揮する。慶喜への度重なる提言、一橋家を潤わせる為の数々の勘定役での場面など、彼は自身の口でその役目や立場を勝ち取る。
そして見事な機転と自身が長けていることへの分析能力の高さ、自身の誤りをすぐに訂正できる柔軟性と同時に父の教えである自らの道理を通すことへの一貫性。そのいずれものバランスの高さが光る章であり、まさに栄一の成り上がりそのものが描かれている。
またこの間に出会っている人物はいずれも世間に名を残すこととなる人物ばかりであり、栄一に限らず若くして才がある人物が多く登用された時代であるともいえよう。
家康の残したご遺訓
「及ばざるは過すぎたるよりまされり」
チャレンジャー精神を忘れないことは、栄一のワクワクそのもの原動力であり、時として無礼とも言える提言にも繋がりながらも、誤りを認められる、
そんな彼自身を示しているようでもある。
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『人の幸せは、その人しか選べない』
寅子さんの生きた時代は。。。もしかしたら
心豊かに過ごせた時代だったのかもしれない。
一緒にキュンとした。
一緒にドキドキした!!
一緒にスンッとなった
そして
一緒に人への愛を知った。
実在人物のお話だから、内容が深いし、
寅子さんの大人の恋愛事情がものすごく
可愛らしく描かれていて、ほっこりしたෆ
下巻は、法律用語が多くて流し読みが
難しかったけど、イタイイタイ病や
公害による裁判の話や、広島や長崎の原爆裁判も
どんなに時間を要しても、心の傷までは癒せない
ということ。。。
もっともっと国が寄り添ってくれたら。。。と思って。
何より寅子さんが無くなったあとの裁判で冤罪が
多いことを知ったら、どんなふうに考えたかな。。。
たくさんの思いが残る作品だった。 -
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感想
壮大なストーリーになったな。
これはこれとしてファティマ第三の預言って気になる。
あらすじ
当麻はプロフェッサーJが湯田であることに気づく。湯田は警察病院に匿われていたスペックホルダーを殺し、ウィルスを拡散させる。
当麻は湯田を追うためにスペックを使うか使うまいか迷うが、スペックを使って八咫烏へと変化し、世界会議を襲う。
その頃、セカイと潤は世界を滅ぼすため、核戦争を起こそうとしていた。ユダもそこに駆けつける。彼ら、先人類がガイアの意思として世界をリセットしようとしていた。
当麻はソロモンの鍵として召喚されるが、世界たちの意思に反してセカイたちを阻止する。冥界へセカイとユダを道連れにしようとした当麻。コントロールが効かなくなりそうなところを瀬文がトドメをさす。
世界は元通りに戻った。 -
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感想
野々村係長は何か知ってそうだが、今だに正体を現さないところが気になる。ここでいよいよ明らかに。
こんなに命懸けの仕事だったら公務員は割に合わんなぁ。
あらすじ
瀬文が病室から復活する前、潤と里子は病院から逃げ出した。新たなスペックホルダーのセカイと潤は何かを起こしそうな予感。
世界はスペックホルダーを排除しようと動き出していた。野々村はシンプルプランを阻止するため、単独で動き出す。スペックホルダーを殺すウィルスを手に入れ、当麻たちに送るが、仲間と思っていた宮野が中国の手先でこれにやられる。
ワクチンを作ろうと訪れた研究所で野々村がやってくるが、プロフェッサーJに操られた野々村だった。野々村は刑事魂で当麻たちを守る。Jによってウィルスが拡散される。その後、Jは何者かによって殺される。 -
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感想
市柳も津田で、神戸も津田。津田は何人いるの?
あらすじ
未詳は瀬文と当麻が復帰し、新たに吉川と市柳が加わった。
羽田でサトリが何者かに殺された。当麻と瀬文はその事件について調べる。現場に居合わせた女子高生の久遠望が黒男に狙われる。当麻と瀬文は望を守る。
当麻のスペックは死んだスペックホルダーを呼び出すことだった。黒男を瀬文が自力で倒したが、スペックホルダー保護施設に行った望と工事現場の神戸が黒幕だった。
望はスペックコレクター。当麻はこれまで亡くなったスペックホルダーを呼び出して望を倒す。自分のスペックを封印するように海野に頼む。 -
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感想
地居が津田?ニノマエはどうなった?
最後まで読んでも謎が残る。
あらすじ
志村の病院の資金提供が打ち切られるため、病気を治すスペックホルダーを冷泉に占ってもらうため、居場所を探すが、津田に保護されていた冷泉はサトリによって強奪される。
冷泉を奪還し、予言をもらう。当麻はニノマエを、瀬文は病を治すものから津田を連れてくるように指示される。津田を引き渡し、志村は一時的に治るもすぐにスペックホルダーによって殺される。
ニノマエが暴走し始め、みんな止めようとするが、殺される。当麻は、捨て身の作戦で毒を撒き、何倍ものスピードの中で生きるニノマエを倒す。恋人だった地居が記憶を操るスペックでニノマエをコントロールしていたのだ。
地居は当麻、瀬文、美鈴の記憶を書き換えて上手く振る舞うが、当麻に記憶を書き換えていることを見破られる。最後は当麻の左手に仕込まれた銃でやられる。 -
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感想
冷泉、一十一懐かしい!
ストーリー見ると深夜ドラマとはいえ、結構人が残酷に殺されるな。
あらすじ
公安第五課未詳事件特別対策係に配属された元SIT隊長の瀬文はやる気がなさそうな野々村係長と化粧っけのない大食い女の当麻と事件を追う。
最初はタレント代議士が占い師の冷泉に殺害予告をされた謎に迫る。
死刑囚桂の千里眼。生花家元失踪事件を追う。桂は、公安部長の津田によって処理される。
憑依のSPECを持つ林実による犯行。林は手柄を横取りした教授を殺害するが、憑依のせいにする。実際は自分が能力を使って撹乱していた。林実はニノマエによって殺害される。