能條純一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
伊集院静の自伝的小説をマンガ化したものです。いねむり先生は、学校の先生ではなく、色川武大(阿佐田哲也)のことでした。
最愛の妻である、夏目雅子を失い、アルコール依存症になり絶望の淵に立っていた主人公のサブローが色川武大と出会うことで生きる力を少しずつ取り戻すさまが描かれています。
たとえば、色川武大が、
> 猫というのは人間に添おうとしない分だけ形がいいねぇ
といい、サブローはそれはどういう意味か考えるというシーンがあります。サブローの考えた答えは書かれていません。でも、サブローがその言葉によって一つ心が軽くなったのであろうと思います。
そんな、シーンが連続するマンガ -
購入済み
激昂を描いて欲しかった
能條さんが将棋の漫画を描いていたときは、正直、好きなタイプの画風ではなくて、途中で挫折しました。が、この作品は、今に至るも、読み続けており、たぶん、最終巻まで読み続けるでしょう。しかし、この巻だけは、私が好きでない、能條漫画の演出が出てしまった・・・日本史マニアとして、2.26事件の時は、いかに昭和天皇がブチ切れなさったか、知っているつもりでした。しかし、この漫画の昭和天皇は、あるいはそういう演出なのかもしれないが、冷静すぎる気が・・・
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購入済み
大戦へ
内乱を避けるために戦争へ向かうという愚行、
わかっている者達にはわかっていたのに大戦へ向かうのが
止められなかったのが悔やまれる。
能條先生の絵の味ではあるが、こ事ここにいたってはこの
感情のこもってなさそうな人物たちが区別が付かなくなってきた。