能條純一のレビュー一覧
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購入済み
少年漫画の固い絵柄は苦手だけど
昭和天皇の誠実な青年時代が伝わって来る。
ほぼ100年前、時代の変化に翻弄される皇子として自分の人生が決められていたこの人は、それでも改めて自分の人生を選んだのだろう。昭和も平成も終わった今、お薦めの一冊。良宮と仲良しだったエピソードは彼の為に良かったなと思う。 -
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ネタバレ裕仁皇太子の長い外遊は生涯の楽しい思い出となります。その後のを考えてもこの旅が一番自由を解放感を感じた事でしょう…しかし野放図にならず立場と品位を忘れないで振る舞えるのはやはり教育の賜物と生まれついての資質でしょうね( ・∇・)一方、節子皇后の久邇宮邦彦王に対する懸念は残念ながらある程度現実のものとなってしまいます…(´・ω・`)自分の娘良子女王の婚約破棄は右翼団体まで使って拒否したのに、息子朝融王の酒井家の令嬢と婚約破棄したいという希望は宮内大臣らの説得もものともせず強引に通します…(後に摂政宮になった裕仁皇太子はこれに訓戒)良子女王の件に関しては皇室から久邇宮家に良子女王をと望まれたのに何年も待たせてお妃まで教育をした挙げ句やっぱり破談では父親として娘への愛情も相まって許せなかったという気持ちも分かりますが朝融王に関しては批判されても仕方ない…(;´∀`)節子皇后も大正天皇が病気で皇族に睨みを利かせられない状況、加えて邦彦王の押しの強さが息子裕仁皇太子を影響し支配するのではと心配になったのかも…今も良くある話ですよね。結婚する当人たちは睦まじくほのぼのしてるのに親同士は敵意を剥き出し…それも双方我が子を愛する親心からです。そして首相の原敬にキナ臭い魔の手が伸びようとしています…。
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ネタバレ足立タカが養育掛を去り鈴木貫太郎海軍少将(後の首相)に嫁ぐ折、迪宮の養育日誌を置いていき迪宮が眠れない時はイソップ物語を読んであげてほしい、迪宮はイソップ物語が大好きで自分でイソップ物語を創作もする、創作のイソップ物語を聞いたら面白いです!と心から誉めてあげて欲しい…という話でウルッとしました。あと後の諡、香淳皇后こと良子女王が登場します。飄々とした大正天皇とそのぶん厳しくしっかりした諡、貞明皇后こと節子皇后…ちょっと不満なんですがこの漫画の大正天皇正妃貞明皇后という部分…まず明治天皇と違って大正天皇はお妃は節子皇后一人だけだから正妃というのは?だし貞明皇后というのはご本人が崩御されてからの諡であり、この漫画に描かれた時は大正時代なので当たり前ですがご本人はご生存、節子皇后と書くのが順当な気がします。
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ネタバレ幼少時のご養育掛足立タカとの話が丁寧に描かれていたのは好感を持った。けど、昭和天皇幼少期の私の大好きなエピソード…海に小石を投げ込んだのをみて魚がびっくりしないかと心配したり、タヌキを見せようと係の者が箱から出したら周りに変われている犬たちがいっせいに吠えたて、タヌキが恐れてぶるぶる震えているのを見てかわいそうだから早く巣に戻してやれと命じられたり、生来からの慈しみ優しさのある性格だという話が載ってなかったのがとても残念。乃木希典とのエピソードも火鉢に当たる迪宮に外で駆けたらあったかくなりますよと叱咤激励したり、継ぎの当たった服はちっとも恥ずかしくなんかないと質実剛健の精神を教えてくれたりと良い話なのに何故かこれも載ってないし…?(゜゜;)あと迪宮が学友たち皆が尊敬する人に明治天皇をあげる中、一人だけ源義経をあげる、理由は明治天皇の事はよく分からないが源義経のことならタカがよく教えてくれるから…と。この後乃木に何故明治天皇をあげなかったと叱られてしまうんだけど、要するに迪宮は周りの空気を読んで意見を変えたり大人の喜ぶような答えをしようとは考えなかったのですよね。あくまでも素直で率直。まあ、戦時中迪宮が民間人だったら真っ先に思想犯としてしょっぴかれそうな気がしますが(笑)人にお上手をいって自分を取り繕おうとしない率直さは後々帝位についても引き継がれてゆくのですね。
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カメラマンにも色々な分野が有る事、お寺を継ぐ人の為には仏教学院が有る事など知らなかった事をマンガで読めるのは面白いと思いました。最近、50歳まで1度も結婚した事が無い男性が23%以上いるという記事を読みました。主人公は38歳の独身男性なので、歳の近い男性も読んでみて下さい。
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将棋漫画。既に完結している。いちおう、全巻を読んだ。
将棋を題材にした漫画や小説は、あまり多くないと思う。私の知っているのは、大崎善夫の「聖」や「将棋の子」くらいのものだ。これもノンフィクションに分類されると思うので、この「月下の棋士」以外に将棋を題材にした漫画や小説を知らない。
下手の横好きレベルであるが、私は将棋が好きであり、それがこの漫画を読んでみようと思った理由だ。前半は面白かった、が、徐々に読み進むのが難しくなり、後半、主人公の氷室のライバルである滝川名人が、どんどん神がかってくるにつれ、興味がうすれてきてしまった。
将棋という題材を漫画にするのが、そもそも難しいのだと思う。例えば、野球やサッカーやその他のスポーツを題材にするのに比べると、将棋はビジュアル化するのが難しい。イチローの強肩やロナウジーニョのフェイントは、見ているだけで単純に素晴らしいということが分かるが、羽生が2四歩をうつ姿は、それだけを捉えてみれば、面白くもなんともないものである。将棋そのもののルールを知っている人が最近では少ないのではないか、と思うし、プロのトップ棋士が打つ手の意味や凄さを、解説なしで分かる人というのは、同じプロの棋士を除けば、日本にそんなに沢山いるわけではないだろう。ということは、将棋というゲームそのものを題材に面白い漫画や小説を書くのは難しい、というか不可能に近い、ということだと思う。
ということは、将棋漫画を描こうとすれば、棋士の人物像や登場人物間の人間関係などをテーマにせざるを得ないわけであるが、この漫画の作者の能条純一は、それに完全には成功することが出来なかったということだと思う、残念ながら。