マークグリーニーのレビュー一覧
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ネタバレ主人公のダフィーは戦闘能力は高くはないが、組織のために、大きな目的の達成のために正しい判断ができるリーダーだ。
ダフィーの能力に半信半疑だったメンバーがダフィーの的確な判断とリーダーシップに徐々に団結し、最後のガソリンスタンドでの戦いでは一糸ほぐれず見事なチームワークで窮地を脱する。
トップダウンではなく、現場の状況に応じた柔軟な判断、相手方の状況に詳しい現地の人類学者を重用するなど、派手ではないが、正しい方向へ導こうと大きな視野を持って対応する。
グレイマンシリーズでは、グレイマンそのものが窮地を脱するが、ダフィーはチームワークで脱する。同じ冒険小説だが、グレイマンが一匹狼タイプの孤独な戦士であれば、ダフィーはチームワークを重視する。
ダフィーの奥さんが元陸軍大尉でダフィーよりリーダーシップがあるのが面白い。それにダフィーに的確な指示とリーダーとしての教育係であるところも。
今後の活躍が目に浮かぶ。 -
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『暗殺者の・・・』シリーズのマーク・グリーニーが書く新しいシリーズが、本書『アーマード 生還不能』だ。何がうれしいって、新しい “シリーズ” ということは人生の楽しみが増えるということだ。うん、少し大げさだけど、的は外していない。
元陸軍軍人で、民間軍事会社で左脚を失って以来ショッピングモールの警備員としてくすぶっていた主人公は、あるチャンスを掴み、再び民間軍事会社の警護要員としてメキシコの麻薬カルテルの縄張りに分け入る。
想定外の攻撃を受けチームメンバーを減らすうちに、チャンスを掴んだと思っていたことが、実は巧妙に仕組まれて窮地に陥れられたことを知る。そこからの盛り返しが本書のハイライトだ。非戦闘員の文化担当要員の知識が、敵の識別や行動原理を解き明かし、チームは反撃の糸口をつかむ。決して華やかな戦闘ではないが、泥臭くも窮地を脱する。
さあ、さっそく興味は次回作だ。チームは維持されるのか?奥さんはどんな立ち位置に?お楽しみは尽きない。 -
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『暗殺者の・・・』シリーズのマーク・グリーニーが書く新しいシリーズが、本書『アーマード 生還不能』だ。何がうれしいって、新しい “シリーズ” ということは人生の楽しみが増えるということだ。うん、少し大げさだけど、的は外していない。
元陸軍軍人で、民間軍事会社で左脚を失って以来ショッピングモールの警備員としてくすぶっていた主人公は、あるチャンスを掴み、再び民間軍事会社の警護要員としてメキシコの麻薬カルテルの縄張りに分け入る。
想定外の攻撃を受けチームメンバーを減らすうちに、チャンスを掴んだと思っていたことが、実は巧妙に仕組まれて窮地に陥れられたことを知る。そこからの盛り返しが本書のハイライトだ。非戦闘員の文化担当要員の知識が、敵の識別や行動原理を解き明かし、チームは反撃の糸口をつかむ。決して華やかな戦闘ではないが、泥臭くも窮地を脱する。
さあ、さっそく興味は次回作だ。チームは維持されるのか?奥さんはどんな立ち位置に?お楽しみは尽きない。 -
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ネタバレ北上次郎の評価は「面白いけど、いつものグリーニーほどの作品ではない」。
その評価の後で読んだので、正直期待していなかったが、やっぱり面白かった。
確かに、実は死んだはずの悪者が生きていた、というのは新鮮味があるネタではない。
その悪者カーンの人物描写がイマイチなのもわかる。ただ悪さだけをしている奴だし、最近漫画でもあるような悪者でもその人生を深掘りするような描写もない。
ゾーヤも出ないし、物語が現在と過去の2つが同時並行で進行するので、それぞれの物語のスケールがどうしても小さくなっている。
でも、やっぱり面白い。
現在と過去を行ったり来たりする構成が、それぞれの物語をコンパクトにし、それが逆に躍動感を産んでいる。いいところで切り替わるから、常にお預け状態、先へ先へと読まされる。
グレイマンの若いときが初々しい。分析官と恋に落ちたり、シエラのメンバーに怒られたり。それでも認められようとがんばる姿が、微笑ましい。
いつものグレイマンなら、もっと孤独に、もっと自虐的で利他的に動くはずだが、ここでは若さゆえのプライドみたいなものが見え隠れする。
次作でどのように変わっていくかで本書の価値が問われるように思う。