マークグリーニーのレビュー一覧

  • アーマード 生還不能 下

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    ネタバレ

    主人公のダフィーは戦闘能力は高くはないが、組織のために、大きな目的の達成のために正しい判断ができるリーダーだ。

    ダフィーの能力に半信半疑だったメンバーがダフィーの的確な判断とリーダーシップに徐々に団結し、最後のガソリンスタンドでの戦いでは一糸ほぐれず見事なチームワークで窮地を脱する。

    トップダウンではなく、現場の状況に応じた柔軟な判断、相手方の状況に詳しい現地の人類学者を重用するなど、派手ではないが、正しい方向へ導こうと大きな視野を持って対応する。

    グレイマンシリーズでは、グレイマンそのものが窮地を脱するが、ダフィーはチームワークで脱する。同じ冒険小説だが、グレイマンが一匹狼タイプの孤独

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    2024年07月17日
  • アーマード 生還不能 下

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    上巻がもたもたしてたのでどうなることかと思ったが、下巻の1/3あたりから活気付き始めた。そうなるとさすがのマーク・グリーニー。最後まで一気読みだった。上巻で放り出さないでよかった。
    メキシコの地名も人名も頭に入りにくい。

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    2024年03月15日
  • 暗殺者の屈辱 下

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    ネタバレ

    前作は12年前と現在を行ったり来たりして進んでいたが、今作は現在進行形のみでいきます。短い期間に密に事件が綴られます。息詰まる展開というやつです。終結は、なんだ、やっぱりそうなのか、ということでした。それにしてもジェントリーさん、背後を護ってくれる人をもう少し増やしたほうがいいと思う。

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    2024年03月10日
  • 暗殺者の回想 下

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    12年前の作戦と現在とが交互に語られる。最後の最後までずっと交互に語られる。無敵のグレイマンにも苦手があったんだ。面白かったですよ! 目黒さん。

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    2024年03月07日
  • アーマード 生還不能 下

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    西シエラマドレ山脈は麻薬カルテルが勢力争いを続ける無法地帯だった。さらに、麻薬カルテルの仲介人カルドーサが和平交渉を利用し策謀をめぐらしていた。道中、アーマード・セイントの車列は、何度も予期せぬ襲撃を受ける。果たして、ジョシュらチームは交渉の地にたどり着けるのか?

    グリーニー祭りは終了。
    先日読んだ「暗殺者の屈辱」もそうだったが、どこかユーモラスなムードが感じられるのは、気のせいかな?

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    2024年03月02日
  • アーマード 生還不能 上

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    民間軍事会社の警護員ジョシュ・ダフィーは、ベイルートの任務で左脚を失い、鬱屈した日々を送っていた。ある日、かつての同僚との再会から民間軍事会社アーマード・セイントの一員として復帰。メキシコ麻薬紛争の地で、再び危険な任務に身を投じる! 

    グリーニー祭り、3作目。新シリーズは、冒険小説の王道の展開。自分の弱点をいかに克服するか、下巻も楽しみ。

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    2024年02月22日
  • 暗殺者の屈辱 下

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    フリーのエージェントとなった元SVR(ロシア対外情報庁)将校ゾーヤは、データ端末を持つスイスの銀行家とともにジュネーヴに向かう列車に潜んでいた。だが、銀行家を追うマタドールらGRU工作員の襲撃を受ける。激しい戦闘の最中、ゾーヤはかつての盟友ジェントリーと邂逅する。果たしてジェントリーとゾーヤはこの戦いを勝ち抜くことができるのか!? 

    列車内のアクションは、かなり読み応えあり。

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    2024年02月18日
  • 暗殺者の屈辱 上

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    暗殺者グレイマンことコート・ジェントリーは、ターゲットになっているはずのCIAから依頼を受ける。自由と引き換えに、米露両国の極秘情報を収めたデータ端末を確保する任務に就くジェントリー。だが、セントルシア島でGRUの工作員マタドールに先を越され、あと一歩のところで任務に失敗してしまう。ジェントリーは汚名を晴らすべく、端末を追ってヨーロッパに渡るが……。

    シリーズ第12作。ロシア・ウクライナ戦争下の世界を舞台に、逃亡と追跡の物語は下巻に続く。

    昨日、書店の店頭で偶然見つけた、早川書房営業のK氏作成のフリーペーパーはなかなか楽しい。

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    2024年02月10日
  • 暗殺者の回想 下

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    12年前、ゴルフ・シエラに加入したジェントリーはテロ組織KRF(カシミール抵抗戦線)の副司令官の情報を得るべく、屈強なチームの面々とパキスタンへと向かった。だがKRFは大規模な陰謀を進行させており、彼らはそれに巻き込まれる――そして現在、ジェントリーは拉致された仲間の救出と、過去の因縁に決着をつけるため、インドのムンバイに赴く。そこには恐るべき計画が……。

    後半の過去パートが迫力満点。ゴルフ・シエラ単独の物語も読んでみたい。

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    2024年01月29日
  • 暗殺者の屈辱 下

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     裏表紙の登場人物一覧を見ると、それぞれの表情が脳内で動き出す。僕の中では頂点に近いほど、本シリーズの大ファンだ。

     息をつかせないタクティカルアクションは上巻から下巻まで徹頭徹尾貫かれている。また、実在の人物を思わせる設定も興味を掻き立てる要素の一つだ。使用される銃器が新しいものに変わっているので、ミリタリーマガジンで勉強しないといけないな。

     本作「暗殺者の屈辱」は帯にも書かれるように、まさに転換点となる内容だ。登場人物の入れ替わりがあり、大きく状況が変わる予感だ。一気読みした瞬間から次回作を期待してしまう、期待を裏切らないシリーズだ。

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    2024年01月28日
  • 暗殺者の屈辱 上

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     裏表紙の登場人物一覧を見ると、それぞれの表情が脳内で動き出す。僕の中では頂点に近いほど、本シリーズの大ファンだ。

     息をつかせないタクティカルアクションは上巻から下巻まで徹頭徹尾貫かれている。また、実在の人物を思わせる設定も興味を掻き立てる要素の一つだ。使用される銃器が新しいものに変わっているので、ミリタリーマガジンで勉強しないといけないな。

     本作「暗殺者の屈辱」は帯にも書かれるように、まさに転換点となる内容だ。登場人物の入れ替わりがあり、大きく状況が変わる予感だ。一気読みした瞬間から次回作を期待してしまう、期待を裏切らないシリーズだ。

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    2024年01月28日
  • 暗殺者の回想 上

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    暗殺者グレイマンことジェントリーは、依頼を受けてアルジェリアのトルコ大使館へ潜入した。パキスタンの情報機関員を探るこの任務には、彼にとってある目論見があった。12年前、CIAの特殊活動部地上班であるゴルフ・シエラの一員だったときに関与した南アジアの事件にまつわる情報の獲得だ。そんな彼の前に「死んだはずの男」が現われ……。

    シリーズ第11作。12年前と現在の描写が交互に出てくるが、それぞれに読ませる。

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    2024年01月21日
  • 暗殺者の屈辱 上

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    『ウクライナに栄光あれ!』
    と捧げられたノンストップの作品。
    今進行中のロシアのウクライナへの侵略をここまで!
    ドネツクなど微妙な地域のウクライナ人も出てきて、
    彼らに対するロシア人の態度も腹立たしいがそうなんだろうと思う。
    グレイマン頑張れ!

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    2024年01月12日
  • アーマード 生還不能 下

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    メキシコおっかねえ!と思いながらワクワクもしつつ読んだ。後半少しダレた感じがしたけれど最後までもった。

    ミリタリー関連の専門用語が出てくるのでFPSのゲームがやりたくなった。

    あとタラウマラ族はBORN TO RUNを読んで知っていたけれど、こんな危険地帯でレースやるのかってびっくりした。(実際はどこまで危険かわからないけど)

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    2023年10月10日
  • アーマード 生還不能 下

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     『暗殺者の・・・』シリーズのマーク・グリーニーが書く新しいシリーズが、本書『アーマード 生還不能』だ。何がうれしいって、新しい “シリーズ” ということは人生の楽しみが増えるということだ。うん、少し大げさだけど、的は外していない。

     元陸軍軍人で、民間軍事会社で左脚を失って以来ショッピングモールの警備員としてくすぶっていた主人公は、あるチャンスを掴み、再び民間軍事会社の警護要員としてメキシコの麻薬カルテルの縄張りに分け入る。

     想定外の攻撃を受けチームメンバーを減らすうちに、チャンスを掴んだと思っていたことが、実は巧妙に仕組まれて窮地に陥れられたことを知る。そこからの盛り返しが本書のハイ

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    2023年09月10日
  • アーマード 生還不能 上

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     『暗殺者の・・・』シリーズのマーク・グリーニーが書く新しいシリーズが、本書『アーマード 生還不能』だ。何がうれしいって、新しい “シリーズ” ということは人生の楽しみが増えるということだ。うん、少し大げさだけど、的は外していない。

     元陸軍軍人で、民間軍事会社で左脚を失って以来ショッピングモールの警備員としてくすぶっていた主人公は、あるチャンスを掴み、再び民間軍事会社の警護要員としてメキシコの麻薬カルテルの縄張りに分け入る。

     想定外の攻撃を受けチームメンバーを減らすうちに、チャンスを掴んだと思っていたことが、実は巧妙に仕組まれて窮地に陥れられたことを知る。そこからの盛り返しが本書のハイ

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    2023年09月10日
  • 暗殺者の回想 下

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    ネタバレ

    北上次郎の評価は「面白いけど、いつものグリーニーほどの作品ではない」。
    その評価の後で読んだので、正直期待していなかったが、やっぱり面白かった。

    確かに、実は死んだはずの悪者が生きていた、というのは新鮮味があるネタではない。
    その悪者カーンの人物描写がイマイチなのもわかる。ただ悪さだけをしている奴だし、最近漫画でもあるような悪者でもその人生を深掘りするような描写もない。

    ゾーヤも出ないし、物語が現在と過去の2つが同時並行で進行するので、それぞれの物語のスケールがどうしても小さくなっている。

    でも、やっぱり面白い。

    現在と過去を行ったり来たりする構成が、それぞれの物語をコンパクトにし、そ

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    2023年08月27日
  • アーマード 生還不能 上

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    ネタバレ

    マークグルーニーが描くグレイマンとも違うシリーズのお話。
    主人公ダフィーは元々PMCで働いていた警護官。
    しかし警護中に敵の襲撃に遭遇し、命は取り留めたものの片足を切断することになってしまう。

    その後は危険な要人警護の職からは離れざるを得ず、モール内の警備員の職に金銭的にも精神的にも厳しさを感じながら従事していた。
    そんなある日、モール内でかつてのPMC時代の同僚に出会い、ある仕事に従事する事をほのめかされる。

    なにより金が入用だったダビーは足の不具を隠しながら、なんとかその仕事を得ようと雇用主に直談判する。
    なんとか仕事を得たダビーだったが、それはメキシコカルテルの本拠地に乗り込む危険極

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    2023年07月15日
  • 暗殺者の回想 下

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    12年前の出来事と、現在の出来事がうまく融合されて描かれています。12年前にピンチのシーンでは現在もピンチだったりと、時間軸には12年の隔たりがあるものの、描かれているシーンには隔たりが無く、過去と現在を行き来する物語には有りがちな過去と現在が隔絶された感じには思いませんでした。むしろ、融合しています。

    この出来事が終了したとき、ジェントリーがどこにいるのか明らかにされていませんが、どこかで次の行動をしているんでしょうね。それと、僻地に飛ばされてしまったハンリーも、どうにかして復活することを画策しているのかもしれません。次作が楽しみです。

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    2023年02月14日
  • 暗殺者の回想 下

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     今回のジェントリーはアクションの連続だ。
     CIAでチームを組んでいた頃の彼、現在の単独工作員としての彼、抑揚が聞いているが躍動感であふれる。

     アメリカが自負する「世界の警察」観が、冒険小説の成り立つベースにあるが、最近のジェントリーは、彼の正義感に照らしたうえでの勧善懲悪調が気になる。

     あんまりやりすぎると独りよがりのランボーになってしまう。

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    2022年12月11日