星野之宣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
1年ぶりの宗像教授新シリーズの新刊ですよん♪ 「花咲爺の犬」「割られた鏡」「織女と牽牛」の3話収録。 「花咲爺の犬」では花咲爺伝説を、「割られた鏡」では邪馬台国、そして「織女と牽牛」では七夕を考察し、神話・伝承の裏側に隠された歴史的真実に迫るのはいつもどおりなんですが、「花咲爺の犬」での宗像教授は、まったくの傍観者ですな。作中披露される「正直爺・欲張爺説」にはなるほどと思ったけれど、宗像教授自身の説も知りたかったし、この最期は…腑に落ちません。ぶすぶすぶす。 「割られた鏡」では邪馬台国の真の所在に迫ります。地名を根拠にした宗像教授の説、ものすご〜くもっともらしくて、ものすご〜く説得力があるん
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無料版購入済み
煮詰めが甘い
タイトルから一見して受けるイメージとは異なり、地域の伝承などを考察しつつ、物語を進めるという形式。
荒唐無稽な怪異現象を扱っている…と言う訳ではなく、それなりに根拠のあるストーリー。
1巻冒頭の雰囲気が「MASTERキートン」と非常に良く似ており、驚いた。
ジャンル自体も民俗学・古代史が絡むという点ではかなり似ていると言える。
本作の続編となる作品がMASTERキートンと同じビッグコミック系列で連載されていることが関係しているのかと思ったが、本作自体は創価学会系列の「コミックトム」での連載。
つまりは関係ないという事になる。
(とはいえ、マスターキートンの連載終了が1994年で本作の連載開始 -
Posted by ブクログ
■感想
・第一巻と第二巻はとても刺激的でした。後半はわりと普通のSFだったかもしれません。
■内容
・最終巻。
・ランビア人(ジェヴレン人)の企み(地球制服と地球人の奴隷化による「復讐」)は進む。
・国際平和委員会のため地球はほぼ丸腰の状態。企みだけでなんとか危機を回避しなければならない。結果的に戦争にならずよかったとも言える。
■設定
【チャーリー】仮称。月面で発見された男性の死体。物語の発端。約五万年前に亡くなったらしいがほぼ地球人と同じ肉体構造。手記を残しておりそれによって研究が進んだ。
【月】テューリアンの五万年前の贈り物。元々惑星ミネルヴァの月だった。核兵器が使用された痕跡がある -
Posted by ブクログ
今回は特に大きな驚きはありませんでした。地球はシャピアロン号のガニメアンたちを大歓迎するが国際平和委員会とその背後の存在がそろそろ動こうとしており大きな戦いの予感が膨らむ。
▼惑星ミネルヴァについての簡単なメモ
【ヴェリコフ】国際平和委員会のメンバー。巨体。
【ガニメアン】ガニメデで発見された宇宙船に乗っていたので便宜上ガニメアンと名付けた。おそらくミネルヴァ先住民族だと思われる。額の特殊な器官のおかげで他者の考えがある程度わかるゆえ戦いを知らず争いという概念自体がなく、またそれゆえに完全なベジタリアン。ミネルヴァの古生物学で魚類の頃肉食動物は存在していたが他の動物は毒を体内にためることで -
Posted by ブクログ
★私たちは 必要としています。 友情と…… そして援助を……(p.203)
【感想】
・おー、ダイナミックな展開!!
・けっこう理屈にあってるなあ。
【内容】
・ミネルヴァ崩壊以前の地球の状態と古生物の謎に対する仮説が立ち上げられる。
・ガニメデで見つかった百万年前の宇宙船には未知の異性人と地球の古生物(実験用か?)が乗っていた(もちろん皆死んでいる)。どうやら彼ら(便宜上ガニメアンと名付けられた)はミネルヴァの先住種族(巨人)であり先細りの母星を見捨て大移民船団をつくり脱出したようだ。
・一方ガニメアンのことを発表した地球では国際平和委員会の動揺が激しくなにか知っているように思われた。も -
コミックとの相性は悪いかな
小説を読んでいたので、コミカライズしたものはどうかと思って読んでみた。
しかし、原作のイメージと印象が違い少しごちゃごちゃした感じがする。