あらすじ
航海開始。最初の寄港地・占城へ。
国内・明での出航準備を終え、南洋諸国へ向かう艦隊は出航間近。
鄭和とその艦隊の、最初の寄港地は近隣国・占城(現ベトナム中部)。
その地で出会うは、夜な夜な「頭」が飛び交うという不気味な伝承。
武力で実権を握ろうとする権力者。明国への強い対抗意識…
何の庇護下にもない航海中の鄭和。どうその危機に対峙するか。
そして、航海を続ける中で、船員は「神話的存在」に遭遇し―――――
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
鄭和艦隊の向かった先は占城。今のベトナム南部に栄えた王国です。そこで越南国(ベトナム北部)との戦争に巻き込まれるも、外交官の力量発揮して難を逃れます。
危うく捕虜になるところでしたが。
マラッカ海峡到達した鄭和艦隊に襲い掛かる大烏賊の群れ。海洋冒険には欠かせないイベントの一つ。あれだ。DQⅢのアレフガルドの海でテンタクルスにぼっこぼこにされたの思い出します。
歴史と伝奇を織り交ぜて、鄭和の航海は続いていくようです。第5次まであったんだっけ?その旅路で何を見出すのか。建文帝の亡命先という今回の目的だけでなく、鄭和自身が、ですね。
Posted by ブクログ
とうとう鄭和たち一行は大海へ。ベトナムでの怪異やオオイカの攻撃などの困難をくぐり抜け、その先へ!巻末に、大英博物館キュレーター、ニコル・ルマニエール氏との往復書簡を初公開。世界でも星野氏が評価されていると思ったら誇らしく思った。