星野之宣のレビュー一覧

  • 血引きの岩

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    諸星大二郎御大とセットで語られることの多い星野之宣先生の、これが初読みとなる伝奇SF。しかし著者自身「残念」と前置きしているように、本作にホラーとしての真価を求めてはいけないようだ。琵琶湖=淡路島=勾玉の相似形に端を発する、主人公の女性教師と黄泉の女王イザナミの因縁の対決4編に加え、1話完結の短編「マレビトの仮面」「土の女」の計6話収録。これらの中から1編挙げるなら「マレビトの仮面」。構成の妙も相俟って味わい深い出来。

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    2019年12月26日
  • 星野之宣短編集-龍星-

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    両A面コミックということで、「龍」サイド「星」サイドと右開き・左開きで読み進めるようになっています。
    こういう構成は、面白いなぁとは思うけど、読みづらいなぁというのが先に立っちゃいますね。掲載誌の都合だったのかな。

    「星」サイドの方は初読のものばかり。
    「赤色矮星の仮面」が短編映画みたいで好き。スタートからオチまでうまいこと読み進ませてくれます。

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    2019年03月05日
  • レインマン 5

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    雨人の謎、成立について、地球の絶滅・進化の歴史と絡めて雨人研究の大成。
    そして、第3部である「雲」へ。
    クラウド・システムと絡めて来るのかな、と思う。ネット上での管理と集合的意識・無意識の親和性ってことなのかな。

    時代が変われば、各分野の研究が進めば、レインマンで扱われている題材も仮説じゃなくて、当たり前のことになってゆく。
    そういう意味で、今読むのがおもしろいと思う。

    自分のアップデートが必要ですが。

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    2018年10月21日
  • レインマン 4

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    量子自殺の思考実験。
    あれだ、要するにD4Cってことだ。どじゃーん。

    世界滅亡まで話がひろがってきました。思考実験では終わらないやね。

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    2018年10月21日
  • レインマン3

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    世界は意識。無意識が世界を作るように、並行世界がこの世界を作っている。
    という結論出たとこで、第二章へ。

    ヘルハウスがマッドでしんどい。

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    2018年10月21日
  • 宗像教授伝奇考 完全版 1

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    『異考録』『神南火』と合わせ全24巻再読 代表1巻
    もちろん一日に読んだのでなく去年の8月からつまみつまみ読んでいたものが
    ようやく最後までたどりつく
    名作といえる話もあれば冗長に過ぎるものも多く
    宗像教授というか作者の話の持っていきかたが嫌に感じるところもある
    それが個性だしその結果は偉大というほかないが
    総じてなんとも扱いにこまる作品だ

    2
    2018年10月19日
  • 宗像教授伝奇考 完全版 3

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    1〜3巻 やっぱ民俗学はおもしろい。ストーリーはちょっとマンネリ気味だけど、空港の回で巨人が出てきたのはなんかSFになっちゃってるよ…。ちょっとやりすぎじゃない?

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    2018年10月15日
  • レインマン 1

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    途中までは面白い!途中までは。最終巻で一気に凋んで拍子抜けするので何か物足りなさはある。途中まではSFとして文句ない面白さだが・・・

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    2018年07月25日
  • 血引きの岩

    購入済み

    何とも微妙な出来映え

    宗像教授シリーズがちと高めなのでこちらを買ってみましたが、作者ご本人も書かれている通り、ホラーセンスはお持ちでないですね。

    全然怖くないし、ホラー特有の「えっ、それでいけちゃうの?」が全く作風に合わないです。

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    2018年01月03日
  • ブルー・ワールド(1)

    購入済み

    壮大な物語の序章

    大胆な仮説の元、古代と現代を繋ぐ謎を解き明かす。
    物語の導入部、圧倒的な画力で、見るものを強く引き付ける。

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    2017年04月11日
  • レインマン 2

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    多数世界の無意識の並列化。
    いよいよペルソナ2の感じになってきました。ニャルさん暗躍しちゃうやつです。

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    2016年08月20日
  • レインマン 1

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    脳味噌のない男が主人公のサスペンスなのかな。
    脳味噌がない自分の意識はどこから来るのか?これは銃夢とちょっと似てる。
    意識下での世界と現実世界との開きは、ペルソナ1・2と似ている。

    読みたいと思う本に見つかる共通性も、無意識と意識の関係ですか。

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    2016年08月20日
  • 宗像教授異考録 1

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    全15巻。
    宗像教授と日本の歴史をたどる物語。
    教授とそのまわりの人たちとの時に物悲しい物語も描く。

    だいたい1冊で完結で読みやすい。
    歴史ものらしく?文字が多いが、堅苦しいだけじゃなく、そのまわりの人たちのストーリーもよい。

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    2016年09月12日
  • 宗像教授異考録 1

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    マンションで読む。このシリーズの存在は知っていました。しかし、読むことはありませんでした。僕には、難しいと感じたからです。いい機会なので、読破してみようと思います。

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    2013年09月11日
  • 宗像教授異考録 9

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    マンションで読む。雁風呂を読む。絵はうまいですが、好みが分かれるでしょう。話も、ネームが多すぎる。本来、好みの漫画ではありません。

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    2013年09月11日
  • 宗像教授異考録 6

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    マンションで読む。ネームが多くて、読むのは面倒です。でも、面白いです。このシリーズまとめて読んでみたいと思います。

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    2013年09月10日
  • エル・アラメインの神殿

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    タイトルの「エル・アライメンの神殿」。
    いいよね。あーゆーSFというか伝奇というか。想像力で勝負、っていうの大好きですね。

    ワクワクして仕方ないです。

    「国辱漫画」
    2つあるけど、あれってどんないきさつで書こうと思ったんでしょうかね。
    外人がイメージする日本を、もっと極端に滑稽に、というテイストかと思いきや。
    Ⅱの方は、けっこう風刺的なこともあるし。

    日本を自己批判ということですか?自虐とは違うよね。

    前半は、第二次大戦の短編が多かったです。
    自分、そこの時代はよく知らないので、わくわくが薄い。
    勉強不足です。

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    2013年07月18日
  • 未来からのホットライン

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    帯の「星を継ぐもの」を超えた?という問いには、超えていませんと答えるしかないけど、原作の良さは出ているように思う。でもコミカライズの宿命というか、小説の深みは消えてしまったようにも思う。でも、これをきっかけに原作小説を読んでSF好きがホンの少しでも増えてくれたらなぁと思う。

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    2013年06月26日
  • 血引きの岩

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    タイトルは「千人もの力で引かねばならないほどの重さの岩」
    の意である「千引きの岩」すなわち、
    黄泉に下った伊弉冉尊を迎えに行ったものの、
    変わり果てた姿に恐れをなした伊弉諾尊が、
    黄泉への入口である黄泉平坂を塞いだと言われる巨岩の名――
    を、もじったもの。
    日本の古代神話に材を得た短編ホラー漫画集。
    但し、表題作を含む4編の連作は、一応オチが付いたように見えるが、
    作者自身にとっては未完なのだそうだ。
    1990年代半ば以降に起きた大規模な自然災害と、
    その後に散発した、世間を震撼させた犯罪とが無関係ではなく、
    ある力によって予め定められた地域で連動した――というストーリー。
    ヒロインに手を貸す

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    2013年09月17日
  • 星を継ぐもの 4

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    「星を継ぐもの」ってこんな話だったけと思ったら、大幅に端折って、3作目までの入れているのか。「星を継ぐもの」は読んだが、2作目、3作目は買っけれども、積ん読で終わっているので見たことのない話になっていても当然だ。原作ものはやはり難しいなあ。

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    2013年01月25日